≪第99回全国高校野球選手権大会≫ ~甲子園~
【第8日】
第1試合 盛岡大付(岩手) 6-3 松商学園(長野)
第2試合 前橋育英(群馬) 3-1 明徳義塾(高知)
第3試合 花咲徳栄(埼玉) 9-3 日本航空石川(石川)
第4試合 聖光学院(福島) 5-4 聖心ウルスラ(宮崎)
第8日の甲子園。
この日までお盆休みという会社も多く、
多くの観客が詰めかけた1日となりました。
そんな中行われた2回戦の4試合。
第1試合の松商学園に、
なんだかとても懐かしい名前を見つけました。
2番手投手として登場した松商学園の2年生、直江投手。
「松商学園の直江投手」と言えば、
確か1980年代中盤に甲子園で活躍した投手と同じ名前。
ということは・・・・
と思っていたら、
やはり放送の中で、触れてくれました。
直江投手のお父さん、
その30年ほど前に甲子園で活躍した、
”直江投手”でした。
『ああ、あの本格派の、確か2年生から甲子園の土を踏んで・・・・・』
なんて、思い出がどんどんよみがえってきましたね。
息子の直江投手もお父さんと同じ右の本格派。
しかし息子の方が、
やや腕が上の方から出ていますかね。
昭和50年代には甲子園の常連だった松商学園でしたが、
その頃はまさに「出ると負け」の状態が続いていて、
名門として苦しい時期だったと思います。
そんな中登場したのが直江投手。
彼を擁した松商学園、
久しぶりに甲子園での勝利を挙げて、
名門復活を果たしたチームでした。
特に85年の選抜では、
前年の明治神宮大会で対戦して大敗を喫していた国学院久我山に対して、
”本番”の選抜で見事にリベンジを果たし、
久しぶりに母校が甲子園勝利を上げたのでした。
お父さんは甲子園3度出場で2勝。
さて息子である直江投手、
まだ来年1年間、活躍の場は残されています。
しっかりと成長を遂げて、
またこの場に戻ってきて欲しいですね。
そしてもう一つ、
松商学園の試合では懐かしい”音”が。
それはブラスバンドからチャンステーマとして流れてきていた曲。
たぶんそれ、
懐かしい社会人、プリンスホテルの応援歌だったと思うんですけど。。。。
今はなき社会人野球の名門・プリンスホテル。
数多のプロのビッグネームを輩出したチームでした。
その応援歌、
♪それ~ゆけ~それ~ゆけ~プリンスホ~テ~ル~
というテーマ曲が、
松商学園のアルプスから、
流れてきていました。
そういえば松商学園の足立監督は、
プリンスホテルで選手、監督として活躍した方。
そういう縁で、この曲が流れたのではないかと思いますが、
本当に懐かしく聞きほれてしまいました。
なんだか妙に懐かしく、うれしかったですね。
試合は盛岡大付属が初戦に続いて、
いい勝ち方をしました。
3回戦では済美と対戦しますが、
まったく同タイプのチーム同士なので、
面白い戦いになると思います。
第2試合の強豪対決は、
馬渕監督の甲子園50勝を飾りたい明徳義塾と、
荒井監督の誕生日を祝いたい前橋育英という、
両監督に花を持たせたいモチベーションの一戦となりました。
この試合では、
とにかく前橋育英の皆川投手の出来が素晴らしく、
明徳は付け入るスキを見つけられませんでした。
皆川投手がこの日の出来ならば、
まず攻略できるチームはないのではないかと思うほど、
球速、球のキレ、そしてコントロールと、
非の打ち所がない投球でしたね。
最後は何か親指がつったということで交代しましたが、
いつものパターンである「抑え」丸山がセンターからマウンドに上がり、
いつものようにしっかりとクローザーの役割を果たしました。
前橋育英の投手陣の質は、
本当に高いですね。
荒井監督も今年の戦力には自信を持っているようで、
2013年のように大会の流れが前橋育英に向くようだと、
2度目の栄冠まで駆け上がること、
十分に考えられます。
しかし、4番の飯島クン、
ボールがバットに当たるたびに本当に痛そうなしぐさをしていますから、
「大丈夫かな?」
と心配になります。
このあたりの故障者の具合が、
前橋育英にとっては心配の種でもあります。
その前橋育英と3回戦で戦うのはお隣埼玉県の花咲徳栄。
このチームも夏を迎えて、
春までとはがらりと違うチームになったような感じです。
初回の『低めのスライダーを捨てろ』という指示を全員が見事に守って大量点を奪った攻撃には、
唸ってしまいました。
決して大型チームではないものの、
食らいつく野球は見事で、
3回戦で力の前橋育英にどう立ち向かっていくのか、
興味津々です。
第4試合はしびれる対戦でしたね。
3点を先制した聖心ウルスラでしたが、
聖光学院はさすがに11年連続出場の甲子園のベテラン。
劣勢をものともせず、
落ち着いた戦いぶりで逆転勝ちを収めました。
やはり「強豪」であることは間違いありませんね。
さて、今日は2回戦最後の1日。
『絶対王者』大阪桐蔭に、
『背中から気迫がにじみ出る』智辯和歌山がどう立ち向かっていくのか、
注目しています。
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