秋の風物詩ともなった、
箱根駅伝の予選会が15日、
立川の昭和記念公園周辺で行われました。
雨と風が強く降り注ぐ中、
９つの出場枠をかけての熾烈な争いが今年も繰り広げられました。
昨年”優勝候補”に挙げられながら本戦で最下位に沈んだ日大が捲土重来を期して”予選会”に臨みましたが、
まさかまさかの11位に沈んで”落選”。
名門・順天堂大が9位に滑り込んで歓喜の本戦復帰を決めました。
いやあ、
今年もドラマがありました。
エース・ベンジャミンを筆頭に佐藤、田中の上位陣は期待通りの走りを見せて、
個人10位以内に3人もの選手を送り込みながら、
中位・下位の選手たちがまさかの失速。
ありえないような『予選敗退』でしたね。
そんな中トップで通過したのが上武大。
4年連続の本戦出場となりました。
この調子を維持できれば、
初めてのシードも十分見えてくるでしょう。
見事な走りの、学生陸上界の「オールブラックス」でした。
【箱根駅伝予選会】成績
１位 上武大 １０時間１２分０８秒
２位 山梨学大 １０時間１２分４３秒
３位 国士舘大 １０時間１３分３８秒
４位 東農大 １０時間１３分５８秒
５位 神奈川大 １０時間１４分０３秒
６位 帝京大 １０時間１４分１８秒
７位 城西大 １０時間１３分５５秒（２分４５秒）
８位 中央学大 １０時間１５分２２秒（４５秒）
９位 順大 １０時間１６分１４秒（３分２５秒）
－－－－－－－－－－－－－－ここまでが予選通過
１０位 法大 １０時間１６分４３秒（３分１０秒）
１１位 日大 １０時間１６分５８秒（３分４０秒）
１２位 専大 １０時間１８分０７秒（２０秒）
１３位 亜大 １０時間２０分１２秒（２０秒）
１４位 大東大 １０時間２１分３４秒（２分２０秒）
１５位 流通経大 １０時間２８分２８秒（２分）
日大のほかにも、
法政、専修、大東に優勝経験もある亜細亜など、
強豪が続々と予選落ちの憂き目に遭いました。
逆に考えると、
今年の【学連選抜】チームはものすごく強そうですね。
もしかすると、
堂場瞬一氏の小説『チーム』のようになるかも。
楽しみが一つ増えました。
さて、
本戦はもう2か月半後に迫っています。
今年も早稲田、東洋、駒澤の3強が争う展開だと思いますが、
ここに”予選上がり”のチームが参戦してくると面白い。
予選を突破した勢いで、
各チームには是非上位を狙ってほしいと思っています。
