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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

最終戦、大逆転で決着! パ・リーグCS争い!

2011年10月19日 | プロ野球

◇パ・リーグ 最終戦

オリックス ● 1-4  福岡SB
埼玉西武 〇 4-3 北海道日本ハム


なんとなんと、
最終戦でひっくり返っての劇的なCS進出。
昨年の悔しさを、
埼玉西武がちょっぴり返した大逆転でした。

両球場での試合の経過が刻々と伝えられる中、
両チームが死力を尽くして戦いました。
しかも相手チームは、
すでにCS進出を決めているSBと日ハム。

いろいろな意味で、
虚々実々の駆け引きがあった最終戦となりました。

9月の声を聞いた途端、
尻に火が付いた両チームがものすごい勢いで驀進し始めた今年のペナントレース。

8月に堅実な戦いぶりを見せて優勝を確実なものにしたSBが快走を続ける中、
梨田監督の今季限りの退任をはやばやと発表した日ハムが、
9月に入りズルズルと失速し始めました。

一時は快走を続けるオリックスが2位の日ハムを捕らえる寸前にまで追いつめましたが、
何とか日ハムが粘りを見せて2位の座は譲らず。
そこで力尽きたわけではないでしょうが、
10月の声を聞くと今度はそのオリックスが、
信じられないような失速。
9月を18勝6敗で駆け抜けたチームが、
10月には3勝9敗。

そこに迫ってきたのが埼玉西武。
8月終わりまでなんと借金15で最下位という体たらくでしたが、
9月に入ると19勝5敗とあっという間に借金を返済するところまで追い上げてきました。
それでも9月30日から本拠地でSBに3連敗、
続く10月4日のオリックスとの直接対決にも敗れ、
残り10ゲームほどを残してオリックスとは5ゲーム差。
『どう転んでも逆転はない』
と思われました。

しかしここで、
去年の経験が生きたのかもしれません。

去年は残り7試合でマジック4。
『どう転んでも優勝は確定』
というところからのまさかの失速で優勝を逃し、
その【負の雰囲気】を引きずったままCS第1ステージに臨み、
2試合ともに大逆転負けをして『ロッテの下剋上の露払い』役に沈んでいきました。

この悔しさ、
どこか今年の選手たちの気持ちの奥に残っていたのでしょう。

9月30日からのSB3連戦、
10月4日のオリックスとの直接対決初戦、
追いつくチャンスの10月11日の日ハム戦、
そして地力Vが復活した16日のSB戦。

ことごとくこれらのポイントになるゲームを取ることができなかったのですが、
そこでくじけずにその次の試合で粘り白星を重ね、
ズルズルと下がっていかなかった。
そこが去年との違いでしょう。

その【徳俵】での粘りが、
最後の最後で1毛差のCS進出という形になって実を結びました。

西武というチーム、
今年ほど主力選手の成績に『優劣』がはっきり出たシーズンもなかったですね。

【優】をつけられるのは、本塁打・打点の2冠を獲得した中村、キャプテンとなってから好調になり100打点を初めてクリアした中島、
そして3割を常にキープした栗山といったところ。

反対に【不可】は何と言ってもケガで戦線を離脱、その前から絶不調に陥っていた片岡と、エースと呼ぶのもむなしい背信の投球を最後まで続けた涌井
でしょうね。石井一も力の衰えを隠せませんでしたね。期待されたGG佐藤や石井義などは、一軍に上がってくることもなく解雇。勝利の方程式を作るはずだったリリーフ陣、特にグラマンとシコースキーの両外人は、かつてのセーブ王の名が泣くほどの体たらく。一つも戦力になりませんでした。

その他では、
【頑張った】といえるのは、この日に11勝を挙げ投手陣を引っ張った”不惑”寸前の西口、何とか1シーズンローテを守った帆足、リリーフの岡本らでしょう。打者では新しい芽が次々と顔を出し、チームの新陳代謝がはかれた一年だったと思います。
堂々と規定打席に到達した3年目の浅村、昨日も”スーパーキャッチ”でチームを救い、打撃だけではなく守備で大きく貢献した秋山、1シーズンガッチリとホームを守った銀仁朗、ポカは多いがそれなりの好守で片岡の穴を埋めた原など、来季以降主力への期待が大きい選手が目白押しです。

しかしワタシは個人的にMVPを与えたいのが、
守護神として獅子奮迅の活躍をしたルーキーの牧田です。

とにかく彼はハートが一流。
だからこそ、
新人ながらに守護神を任されるのです。

本来ならば同じ新人の大石がこのポジションに収まっていなければならないと思っていますが、
牧田が本当に安定してこのポジションを守り切ってくれました。

21セーブを挙げて防御率2点台。
素晴らしい成績だと思います。

さあ、
CSへ進出することができました。

ふがいない戦いを払しょくするには、
去年のロッテのような【下克上】が必要ですね。

今年はSBが盤石の強さを見せていますから、
日本シリーズの進出は容易ではありませんが、
勢いを持って乗り込んで、
まずは打倒ダルビッシュを果たしてほしいと思っています。

上がりの2か月で貯金16をこしらえた強さ、
存分に見せつけてほしいと思いますね。

昨日続投が決まった渡辺監督のチーム作り、
ワタシはまだまだファンとして認めていない部分もありますが、
結果を残せばそれでよし。

CSはしっかりと戦ってきてほしいと思います。


最後になりましたが、
中日ドラゴンズ、優勝おめでとうございます。
見事なしめくくりでした。

やっぱり、浅尾だよなあ。


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