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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第89回選抜高校野球大会 組み合わせ決定

2017年03月11日 | 高校野球

第89回選抜高校野球大会の、
組み合わせが決定しました。

日刊スポーツのサイトから
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/senbatsu/2017/tournament/


初日の第2試合から、
履正社vs日大三が対戦。
また、
注目の早実は明徳義塾と。

なんとも初戦からドキドキするような対戦となりました。


全体の組み合わせを眺めてみると、
序盤戦からの強豪のつぶしあいが多く、
先が見通せない戦いになりそうです。

そんな中で21世紀枠は、
中村高校が前橋育英と対戦することになりました。
ワタシにとっては両校ともに思い入れ深い学校で、
『いったいどっちを応援すれば・・・・・』
と悩ましい対戦となりましたね。
その隣には多治見が入り、報徳学園に挑みます。

一方の不来方はDブロックに入り、
かなり待たされてからの登場となります。

組み合わせ表を俯瞰してみると、
どのブロックにも有力校がはいり、
面白い大会となりそうです。

それでは各ブロックごとの展望を。


【Aブロック】  至学館市呉・日大三・履正社・熊本工・智弁学園・高岡商・盛岡大付

初戦激突!履正社vs日大三 連覇狙う智弁も入り、波乱含みのブロック。

初日の第二試合から、いきなりの強豪対決となった。履正社は今大会の押しも押されぬ優勝候補筆頭。エース竹田の安定感に加え主砲の安田・若林を軸に強力打線も誇る。日大三としてはぜひとも避けたい相手と当たってしまったが、ポテンシャルの高いチームだけに序盤の入りがうまくはまれば面白い戦いができるかもしれない。エース左腕の桜井が好投することが勝つための絶対条件だ。この試合、両チームともに『ガチンコのチカラ対決』を得意とするチームだけに、見ていてとても面白い試合になる予感がする。開幕戦は至学館と市呉の対戦。どちらが早く『いつもの自分』に戻れるかがカギか。逆の山では、連覇を狙う智弁学園が熊本工と激突。これもかなり面白い対決となりそうだ。今年の智弁は打のチーム。一方の熊本工は150キロ近い速球を武器とするエース山口を擁する。こちらも伝統校同士のガチンコバトルだ。次の高岡商vs盛岡大付も、毛色の違ったチーム同士で面白い対決だ。



【Bブロック】  報徳学園・多治見・中村・前橋育英・創志学園・福岡大大濠・東海大市原望洋・滋賀学園

どこが勝ち残ってもおかしく無い激戦ブロック。好投手揃い、好ゲーム続出か。

優勝候補が入っていないものの、実力派がずらっとそろい、大激戦になりそうなブロック。ブロックの中心はエース三浦と古賀のバッテリーを擁する福岡大大濠か。三浦は安定感抜群で、春の時点ではなかなか打ち崩すのが難しい”春向き”の投手。昨年の智弁学園のような勝ち上がりも期待できる好チームだ。追う一番手は前橋育英と滋賀学園か。前橋育英は複数の好投手を擁し、がっちりとした守りで勝負。滋賀学園も昨春の選抜4強・神村ら経験者がごっそり残り快進撃を狙う。3チームはともにチームカラーが似ており、コンディションの巧拙が明暗を分けるか。また、監督退任の最後を勝利で飾りたい報徳のモチベーションの高さも無視できない。そして東海大市原望洋には、関東屈指の右腕、金久保が控え、上位を狙う。またブロックには多治見、中村と2つの21世紀枠チームが揃い、旋風を狙っている。両校ともに秋も実績を残したチームで、決して侮れない戦力を誇っている。



【Cブロック】  健大高崎・札幌第一・福井工大福井・仙台育英・高田商・秀岳館・作新学院・帝京五

こちらも大激戦必至のブロック。実力に差ない5校を中心とした展開か

Bブロック同様、こちらも実力上位のチームが集まる激戦必至のブロックだ。勝ち抜け候補のトップは昨年春夏ともに4強入りを果たした秀岳館か。鍛治舎監督の進退が取りざたされるなど若干周囲がざわついた感じではあるが、その選手個々の実力は昨年同様突出している。しかも昨年甲子園で見せたノーステップ打法などにみられる、他校にはない『野球力』の高さがチームの要。2本の好左腕を擁していることからも、今年は”春の覇者”まで上り詰める腹積もりだ。追うのは健大高崎、作新学院の関東の実力派と仙台育英・福井工大福井の北国勢か。健大高崎は甲子園で勝ち進んでいくすべを心得たチーム。今年は絶対的な投打のスケールは感じないが、しぶとく接戦をものにできるチームだけに勝ち上がりの景色は見えている。作新学院は昨夏全国制覇の勢いをどこまで持ち込めるか。この関東の2チームと比較すると、仙台育英と福井工大福井は、チーム力の単純比較では上を行くとみている。仙台育英はエース長谷川を擁するだけに、冬場に打線がどこまでそこ上げてきているかがカギ。福井工大福井は打線の破壊力は今大会でも屈指。両校が対戦する1回戦は、まさに上位へのサバイバル戦の様相だ。連続出場の札幌第一は、健大高崎の”機動破壊”をどこまで止められるか。投手力に不安を持つため、このあたりの対処が勝負へのカギだ。



【Dブロック】  東海大福岡・神戸国際大付・早稲田実・明徳義塾・静岡・不来方・宇部鴻城・大阪桐蔭

どうなる?!清宮VS明徳  有力校多数入るも、大阪桐蔭が一番手か。

とにかく注目は初戦で激突する早実vs明徳義塾。清宮・野村という二人のスラッガーを擁する早実に対して、明徳義塾の馬渕監督は百戦錬磨の知将。とにかく注目されるこの対戦、実際にはゲームのポイントは清宮・野村の前の早実の1・2番の出塁と、明徳打線VS早実投手陣の対戦。早実投手陣が明徳の切れ味鋭い打線のつなぎにやられると、大差になる可能性も。一方早実としては、このところの『明徳の負けパターン』である前半の大量失点・・・・・というパターンに持っていきたいところだ。初回からエンジン全開、となるか。優勝候補の一角を占める大阪桐蔭は、痛しかゆしのくじを引いた。対戦相手に関しては、8強まではまず彼らの牙城を脅かすような相手は見当たらない。しかし日程的に見ると、優勝するためには唯一の『7日間で5試合』を強いられる第6日の日程を引いてしまい、春の段階でのこの強行日程が彼らを苦しめるかも入れない。しかし投手陣は枚数がそろっているので、そんな心配も杞憂に終わるかもしれないが。早実vs明徳の勝者と大阪桐蔭が8強で激突するとみるのが妥当だが、神戸国際大付、静岡も戦力的にはそろっていて不気味な存在。そういう意味では、1回戦のみならず2回戦も好ゲームが期待されており、面白いブロックになりそうだ。21世紀枠・不来方の戦いぶりにも注目が集まる。



例年のことですが、これはあくまでも事前の予想。
昨年の智弁学園を見るまでもなく、選抜大会は思わぬチームが冬場に実力を蓄え旋風を起こすことが多い大会です。
本音では『どこが今年の旋風を巻き起こすのか』を予想する方がよっぽど楽しくもあるのです。
『予定調和』だけでは語れない高校野球の面白さ満載の大会を、今年も期待しています。

≪各ブロック勝ち抜け予想≫

Aブロック ;  ◎ 履正社    〇 日大三        △ 智弁学園 
Bブロック ;  ◎ 福岡大大濠  〇 前橋育英 滋賀学園  △ 報徳学園 東海大市原望洋
Cブロック ;  ◎ 秀岳館    〇 健大高崎 仙台育英  △ 作新学院 福井工大福井
Dブロック ;  ◎ 大阪桐蔭   〇 早稲田実 明徳義塾   △ 神戸国際大付 静岡


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