≪スーパーボウル50≫ ~サンフランシスコ~
AFCチャンピオン NFCチャンピオン
デンバー・ブロンコス 24 - 10 カロライナ・パンサーズ
10 1Q 0
3 2Q 7
3 3Q 0
8 4Q 3
第50回を迎えたスーパーボウルは、
快晴の下、
サンフランシスコを舞台に行われました。
第50回の記念大会ということで、
試合前には過去のスーパーボウルMVPたちが次々に紹介され、
『レジェンドたち』が次々に姿を現しました。
モンタナがいる、ライスもいる、
エイクマンも、マーカス・アレンも、エミット・スミスも・・・・・・
ブラッドショー、シムズ、ヤング、そしてワーナー、エルウェー。
この試合前イベントだけで、
ワタシはもう、興奮を抑えきれなくなりました。
そしてモンタナのコイントスで始まった試合。
試合前のプレビューでは、
全米の各紙がこぞって『カロライナ絶対有利』の予想を立てていました。
まあ、そうでしょう。
爆発的な攻撃力と安定感抜群の守備。
今季はすっかりエースQBとなったニュートンが、
『スーパースターに駆け上がるためのSB』とみられていました。
NFLトップの1試合平均31得点という驚異の爆発的攻撃力は、
いかにNFL屈指の守備力を誇るデンバーの守備陣でも、
抑えきることは難しいとの論評が主流。
ワタシもそう思っていました。
過去2試合のプレーオフの試合のように、
第1Qから得意の攻撃力を爆発させたカロライナが、
大差で逃げ切るのではというのが、
頭をかすめたものでした。
そしてこの試合、
『レジェンドQB』マニングの、
現役最後の試合になるのではとも言われており、
ワタシとしては『最後にかけるマニングの意地と経験に期待』しての、
テレビ観戦となりました。
試合はまずデンバーの攻撃から始まり、
幸先よくFGで3点を先制。
そしてそこから、
今年のブロンコスの真骨頂が!
自陣深くからのカロライナの攻撃。
前日発表のシーズンMVPを獲得したQB・ニュートンが流れを掴みたかった最初のドライブ。
ここでOLBのボン・ミラーがニュートンに対してものすごい勢いで突っ込みサック!!
と同時にニュートンの手からボールを掻き出して、
それを抑えなんとディフェンス陣でのTD!
このスーパープレーをきっかけに、
完全に勢いに乗ったデンバーの守備陣は、
”MVP男”ニュートンに対して最後まで、
ものすごい圧力をかけ続けました。
『投げさせね~し、走らせもしない』
ものすごい気迫で、
MVP男を抑えきりました。
その結果、
QBに7サックを浴びせ、
4つのターンオーバーを奪取。
まさに『守備で』3度目のスーパーボウル勝利を勝ち取りました。
MVPには、
もちろんそのLB、ボン・ミラーが輝き、
高々と誇らしげにトロフィーを掲げました。
『最後の試合か』とささやかれたエースQB・マニングは全くいいところなく、
わずか獲得ヤード141y、0TD,1INT,1ファンブルと散々な成績に終わり、
そのパスの精度や軌道も『あれがあのマニングなのか??』と思うぐらい酷かったのですが、
それをものともしない守備陣のものすごさでした。
デンバーの攻撃の獲得ヤードはトータルでわずか194ヤード。
こんなヤード獲得数で勝ったチームなんて、
ワタシは見たこともありません。
ファーストダウン獲得わずか14回、
そしてサードダウン・コンバージョンは1/14。
しかしよくもまあ、
こんな数字で勝ったものです。
それほどすごい守備でした。
スーパーボウルで7サックなんて、
聞いたこともないぐらいです。(記録は知らないが)
要するに昨日の試合、
『相手を抑えても抑えても、味方の攻撃はな~んもしてくれない』
試合展開だったのですが、
『それならいっちょ、俺たちが点取ったろか!!!』
というぐらいの凄さで、
ターンオーバーに次ぐターンオーバー。
『守備で取った』
と言えるような点の取り方で、
難敵を葬り去ったということです。
デンバー・ブロンコスというと、
ワタシの中に刷り込まれたイメージはパス攻撃のチーム。
それがイメージを完全に覆す、
今年のシーズンの締めくくりとして、
更に『守備の凄さと面白さ』を認識させてくれました。
『ものすごい守り合いは、ものすごい点の取り合いと同じくらい、面白い試合なんだな』
ということを再認識。
素晴らしいスーパーボウルでした。
昨日は、『お~~~~』という歓声、
何回上げたことでしょうか。
やっぱりスーパーボウルは、NFLは、フットボールは・・・・・・・・・・・
面白いなあ。。。。。
こんなに面白い競技、
やっぱりちょっとありませんね。
多くの世界中のファンたちがはまってしまうの、
分かりますね。
昨日辛酸をなめつくしたニュートンの、
これからの歩みも気になりますね。
こうやってみんな、経験を積んでスーパースターになっていくのですから。
今年もまた、
素晴らしい試合がシーズンの締めくくりとなりました。
そして来年は、
LAに20数年ぶりに、
待望のNFLのチームが帰ってきます。
LA・RAMS
ぜひこのLA・RAMSで、
初めてのスーパーボウル制覇に挑んでいってほしいと思います。
CHARGERSもLA移転を考えているとか。。
またLA地域も、
永い眠りから目覚めて、
NFLに熱狂できる街に変わっていくことでしょう。
来季また増えた楽しみとともに、
9月までしばし、
待ち続けるとしましょうかね。
やっぱりスーパーボウルは、
世界最高のスポーツイベントだね。