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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

SuperBowl LVIII  連覇を狙うチーフスと、名門・49ersが進出。

2024年01月31日 | NFL

【AFCチャンピオンシップ】 ~ボルティモア~

カンサシシティ・チーフス 7  0 0 3 ー 10
ボルティモア・レイブンズ 7 10 0 0 ー 17


【NFCチャンピオンシップ】 ~サンフランシスコ~

デトロイト・ライオンズ       14 10  0  7 ー 31
サンフランシスコ・49ers       0   7 17 10 ー 34

 

今年のスーパーボウルは、
ディフェンディングチャンピオンのカンサシシティ・チーフスと、
NFC第1シードから順当に勝ち上がってきたサンフランシスコ・49ersの戦いとなりました。

週末に行われたAFC/NFCのチャンピオンシップゲームは、
どちらも見ごたえ満点の面白い試合となりました。

まずはAFC。

ディフェンディング・チャンピオンとはいえ、
今季は波に乗れずずっと苦しい戦いを続けてきたチーフス。
対するはラマー・ジャクソンを軸にハイパーオフェンスで道を切り開いて最高勝率を残したボルティモア。

試合がボルティモアのホームで行われたこともあって、
試合前の解説陣(6人?)の予想はすべてボルティモアの勝利。
ワタシもやはり、
今季はボルティモアに分があるだろうとみていました。

しかし大舞台にはめっぽう強いカンサスのスーパースター・マホームズは、
やっぱり違いましたね。
この大試合で30回のパスを通し241ヤード、1TD,レーティングはなんと100超えの100.5ですよ。

そしてパスターゲットは。。。。。。。

やはり言うまでもなく、
スーパースターTEのケルシーでしたね。

ま~ポイントになるパスを、
取る、取る!!!

TEなのに11度ものパスをキャッチして、
マホームズ⇒ケルシーのホットラインは「最強」という事を、
この大舞台で証明して見せました。


投げる、走ると八面六臂の大活躍でチームをけん引してきたボルティモアのQB・ラマー・ジャクソンでしたが、
この日は最後まで冴えず。

10点ビハインドの第4Qで、
ボルティモアは2度の大チャンスをつかみましたが、
最初はゴール寸前でのファンブル、
そして2度目はエンドゾーン内でのインターセプトと、
フットボールファンとしては「これ以上ない嘆き」のプレーの数々でチャンスを失い、
同点に追いつくことはできませんでした。

カンサスシティ・チーフスはこれで、
連続のスーパーボウル進出となりました。

スーパースター、マホームズを擁して今季も優勝の有力候補に挙げられていたものの、
シーズンは中盤から苦しい試合の連続。
6勝1敗で立ち上がりながら、
途中9勝6敗まで星を落としてどうなるかと思われました。

しかし最後の2週をどうにか勝利して西地区優勝を決め望んだプレーオフ。
評判は高くありませんでしたが、
ドルフィンズ、ビルズ、レイブンズという強敵を立て続けに破り、
またスーパーボウルの舞台に帰ってきました。

何しろチーフスのストロングポイントは、
「経験」
これにほかなりません。

またスーパーボウルで、
マホームズ⇒ケルシーのホットラインが炸裂するのか。
見ものですね。



そしてNFCのチャンピオンシップ。

これはもう、
デトロイト・ライオンズが長年の夢をかなえて、
初めてのスーパーボウル進出を決めるのか否か、
それが最大の焦点でした。

相手は攻守にスキなくまとまる49ers。

試合は前半、
いい試合の入りをしたライオンズが一方的に攻め込む試合展開となりました。

ウィリアムス・ギブス・モンゴメリーとライオンズの誇るランニングバック陣が縦横無尽に走り回り、
49ersの堅い守備陣を完全に破壊。
そこにQBゴフのパスも加わって、
前半を何と24-7で折り返しました。

まさに前半は、
怖いものなしのライオンズの攻撃が炸裂し、
まさにアンストッパブルでこのままスーパーボウルまで突っ走るものと思われました。

しかし。。。

後半に入って、
試合の流れがガラッと変わりました。

まず49ersがFGで3点を返して24-10。
しかしまだまだ、
試合の流れが変わったとまでは言えない展開。

攻撃権を得たライオンズは、
ここで前半と同じくしっかりと攻撃を進めて49ers陣へ。

SF陣30yまで進んだライオンズ、
ここで3ダウン4の攻撃を行うもファーストダウンが取れず。
4ダウン2となりました。

QBゴフは、
4ダウンのギャンブルをしたそうな様子。

ワタシは「ここはしっかりFGを決めてまた17点差に戻せば、試合の流れは変わらない」と思いましたが、
ライオンズの選択は「4ダウンギャンブル」。
しかもプレー選択もパスプレー。

完全に戦略を見誤ったライオンズはこのギャンブルに失敗。
攻撃権を49ersに渡してしまいました。

そしてここで生き返ったのが49ers。

QBパーディをはじめ、
一気に49ers攻撃陣のモチベーションが上がるのを、
画面越しからも肌で感じていると、
パーディーはわずか3プレーで68ヤードも進んで一気にタッチダウンへ。

試合は一気に24-17の7点差となり、
試合の流れは完全に49ersが奪いました。

そして悪夢はまだまだ続きました。

なんと次のドライブ、
最初のプレーでRBギブスがまさかのファンブル。

ライオンズ陣深くであっという間に攻撃権が49ersに移り、
それを49ersがわずか4プレーでタッチダウンへ。
あっという間、
まさに瞬きしている間に、
17点もあった差は完全になくなってしまっていて24-24の同点となっていました。


こうなるともう、
経験の足りないライオンズの選手、そして首脳陣も完全に浮足立ち、
イージーパスのキャッチミスなどミスを連発。

あれだけ決まっていたゴフのパスも決まらなくなり、
自信満々だった顔も昔ラムズで投げていた頃のおどおどしたものになっちゃったりして、
完全に攻撃が機能しなくなりました。

そして49ersは次のドライブでFGに成功して3点を勝ち越すと、
その次のドライブではTDを奪って10点差に引き離しジ・エンド。

残り3分のデトロイトの攻撃で、
ゴフはパスを投げまくり1TDを返しますが後の祭り。

結局は34-31でサンフランシスコ・49ersが勝利をおさめ、
スーパーボウル出場を勝ち取りました。

49ersのあのレッド&ゴールドのユニフォームがスーパーボウルの舞台に立つと、
ワタシはなんだかケツのおさまりがいいというか、
しっくりはきますね。

80年代のモンタナの時代には、
ワタシも49ersを応援していたこともありました。
モンタナからヤングにQBが代わっても、
カウボーイズと激しいバトルを繰り広げていたのを思い出します。

今年のチームは、
QBパーディーのパス、
RBマカフリーのラン、
WRサミュエルのキャッチなど、
攻撃が止まらないところなんか、
80年代の全盛期の攻撃を思い起こさせてくれますね。

ディフェンスもワーナーを中心に固いです。

完全にスーパーボウルを取ってしかるべきチームに、
仕上げてきています。

しかし第1シードで迎えたこのプレーオフは、
苦しい試合の連続でした。

GBとのディビジョナル・プレーオフも、
ライオンズとのチャンピオンシップも、
どちらも追いかける苦しい展開の中、
後半に地力を発揮してひっくり返すという試合の連続。

モンタナ・マジックならぬ、
パーディ・マジックというところでしょうか。

こういう試合を連続で経験して、
経験値は爆上がり状態でしょうね。

さて、
最後のターゲットはスーパースターのマホームズ。
普通に行ったら、
点の取り合いが予想されるスーパーボウルです。

いずれも赤を基調にして、
黄色・銀色でコントラストを作るチーム同士の戦い。

さ~て、
どんな戦いになるのでしょうかね。
楽しみです。


しかし。。。。

ライオンズ、
惜しかったなあ。

戦略を間違えさえしなければ、
そのまま勝ち切ることができたと、
ワタシは思うんですがねえ。

う~ん、
残念だなあ。

ゴフはいいQBになったことは確かだけど、
やっぱり何か「スーパースター」にはなり切れないっていう感じだなあ。
マホームズやブレイディなら、
あの相手に流れが行ったところから、
流れを取り返すスーパープレーができるんだけどなあ。。。。

まあ、
仕方ないでしょう。


ということで、
2週間後には第58回のスーパーボウルが開催されます。

今年はラスベガスでの開催。

盛り上がること、
請け合いです。




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