≪第94回全国高校野球選手権≫
【準々決勝】
光星学院(青森) 3-0 桐光学園(神奈川)
強豪の光星学院に果敢に挑んだ桐光ナインでしたが、
一歩及ばず準々決勝で涙にくれました。
松井はこの日も、
連投の疲れを見せずに光星学院の強力打線から15三振を奪い、
6安打に抑えました。
しかし終盤の8回、
2死1・3塁のピンチで打席に迎えたのは主砲・田村。
果敢に勝負を挑んだ松井でしたが、
田村にレフトへ弾き返され先制点を奪われました。
そしてもう一人の主砲・北條に、
すかさず2点2塁打を浴び3失点。
最後の最後で、
光星学院が誇る【ツイン・バズーカ】の威力に吹っ飛ばされ、
彼の熱い夏が終わりました。
3点を追いかける桐光の最後の攻撃。
5年前の夏、
勝ち越された延長戦、
”魂の連打”
で追いついた日南学園との試合を思い出しましたが、
植草・山口の火の出るような当たりは野手の真正面を突き、
最後は田中主将が倒れてジ・エンドとなりました。
挨拶の時から松井くんは涙が止まらず。
その横で彼を慰めながら抱きかかえる女房役の宇川くん。
最後まで笑顔で光星の選手とあいさつする彼の姿、
かっこよかったですよ。
こんな『土手ファン』にまで、
熱い熱い夏をプレゼントしてくれた桐光ナイン。
ありがとう!
感謝してもしきれません。
甲子園のスタンドで、
身内のようなチームが応援できる素晴らしさ、
体験することが出来ました。
しびれるような体験でした。
今日のゲームについては、
やはり『球運がなかった』これに尽きると思います。
今日は『桐光の日』ではなかったんですね。
でも、
この甲子園での4試合。
本当に立派な戦いぶりでした。
【大甲子園】が彼らを成長させてくれ、
栗平のあのグラウンドから、
大きく全国に羽ばたいてくれたナインたち。
本当に頼もしくて、
まぶしいぐらいでした。
そして、
平日になってしまった今日は少なくなってしまったものの、
昨日までの3試合、
アルプススタンドをぎっしり埋めた学生・学校関係者・ファン達。
力の限りの応援は、
あの大甲子園に響き渡っていましたよ。
残念ながら敗れ、
この【大きな夏まつり】は終焉を迎えてしまいました。
今はただ、
祭りの後の寂寥感でいっぱいです。
しかし、
満足感でもいっぱい!
≪目標≫
であった甲子園8強は、
見事成し遂げてくれました。
≪大目標≫
の全国制覇、
いつになるか(あるいはその時は訪れないか)は分かりませんが、
お楽しみは後に取っておきましょう。
野呂監督。
『神奈川で名門と呼ばれたい』
というあなたの夢、
もうすぐ叶いそうですよ。
これからも、
その歩みを止めないでくださいね。
個人的には、
今年の夏の活躍で、
全国の高校野球ファンに『桐光学園』という名前を知ってもらったことが、
何よりもうれしい事でした。
そして神奈川の他校の仲間たちからも、
3勝できたことで『ノルマは果たした』と認めてもらえたかな?!
(今まではとかく、『桐光が出ると勝ち上がらないからなあ・・・・』と言われていましたので。)
各校のサイトなどでも等しく応援してもらっていたようで、
それもまた嬉しい事でした。
(ワタシも、どこが出ても神奈川代表は『熱烈応援』しますけどね。)
ともかく・・・・
桐光学園の夏に、乾杯!
最高の夏でした。
*とは言っても、まだまだ94回目の熱い夏は続行中です。
『桐光土手ファン』の立場から完全に『高校野球オヤジ』に戻って、
まだまだ決勝まで、追い続けますよ~!
このブログを読んで大会前から楽しみにしていた選手
でしたが、期待に違わぬ活躍ぶり!
最初、実際に見るまでは、単に歳内を左にしたような
タイプかと思っていたのですが、全く違いました。
特に一番凄いと思ったのが、あの投球フォームです。
小柄な体をめいっぱい使い、肘を思い切り高い位置
から投げ下ろす。
あれだけ投球に角度を付けられたからこそ、縦のスラ
イダーと高めに伸びる速球が活きたのでしょう。
全身が野球センスの塊のような選手。
来年以降も楽しみです!
ワタシの出身高校は野球がべらぼうに弱く、身内にも甲子園経験のある学校がほとんどないので、我が家のお隣にあり、娘の”母校”でもある桐光学園の活躍には胸躍りました。
松井くんは、正直神奈川大会の感じでは全国上位はやや厳しいかとも思っていたのですが、大ブレークしてくれましたね。
それ以上に、いつもグラウンドで一生懸命の姿を見ているナインたちがあの甲子園で躍動する姿、まぶしくてまぶしくて、目がくらんでしまうほどの感動でした。
『土手ファン』としては、松井くん見たさにファンがどっと押し寄せ、練習試合での”指定席”がなくなってしまうことを危惧しております。
それにしても、特別ないい夏でした。