秋の深まりと共ににぎやかになるのが、
新チームでの戦いとなる秋の高校野球地区大会。
北海道、東北、関東、東京、東海、北信越、近畿、中国、四国、九州
の10地区で、
主に週末を利用して大会が行われています。
この各地の大会が、
実質センバツの”予選”のようになっているため、
各チームは何とか”センバツ当確”にするべく、
力が入っています。
来春のセンバツも出場校は32校。
そのうち28校が、
この地区大会で決定します。
各地区の出場枠は、以下の通りです。
北海道-1
東北 -2
関東・東京 -6 (両地区の振り分けは未決定)
東海・北信越-4
近畿 -6
中国・四国-5(両地区の振り分けは未定)
九州 -4
そのほかに、
21世紀枠(文武両道や地域密着、ボランティアに長けるなど、全国の模範になり、かつ一定レベルの力を持ったチームを全国から選抜する枠)3校。
神宮枠(各地区の優勝校を集めて行う”明治神宮大会”で、秋の日本一を出した地区から、地区レベルが高いということで選抜される枠) 1校。
合計32校が選抜されるという形になります。
各学校にとっては、
この当選ラインを超えることが秋の大命題。
例えば、
北海道地区ならば、何はなくとも優勝を目指す。
東北地区なら、決勝進出を目指す。
近畿地区ならば、まずはベスト8に進出する。
そんなところが大目標となり、
ピッチャーの使い方なども微妙に夏と違ってくるのが”秋の陣”です。
まあ、
まだ夏の新チームが立ち上がってから2ヶ月あまりの時期でもあるので、
よく言われているのは「打線が仕上がっていない段階なので、投手力ならびに守備のしっかりしたチームが勝ちあがっていく傾向が強い」ということです。
しかし、
この秋の大会ではそれゆえに、
思わぬチームが快進撃を見せることも多いのが特徴で、
かなり面白い戦いが繰り広げられます。
そして、
前述のように夏の選手権予選とは違い、
気候は涼しく連戦も少なくなるので、
「ピッチャー一人でも結構勝ち抜ける可能性がある」
というのが特徴だと思います。
特に近畿や東京など、
比較的狭い地域でやる予選は連戦がほとんどありませんから、
「大エース」の存在はチームに勇気と共に「大舞台」を運んでくる要因になるかもしれません。
さて、
全国に先んじて東北大会が今日まで行われました。
大激戦の末、
優勝は東北(宮城)
準優勝は光星学院(青森)
と決まりました。
東北は巨漢エース・上村投手で投手力を前面に押し出した戦いが出来るのが強み。
県大会ではライバルの仙台育英、東北大会でも青森山田、光星学院を立て続けに封じた力は本物。
明治神宮大会出場が決まったので、
全国の強豪相手にどれだけ自分の力が通用するか試せる絶好のチャンスを得た、と言えるでしょう。
東北高校の、好投手居並ぶ先輩でもなしえなかった全国制覇に向け、
まずはそのチャンスをしっかり掴んだといっていいと思います。
光星学院は、何しろその強打が自慢。
県大会から東北大会にかけて、
その猛打は留まるところを知らない、という感じでした。
特に準決勝の仙台育英戦で3本塁打を放った1年生の田村は、
選抜でも注目の打者のひとりになることは間違いないところです。
この両校は、
その試合内容からいっても、
よほどのことがない限りセンバツに出場することは間違いないところです。
もう一段のレベルアップで、
今度こそ東北勢初の全国制覇を狙って欲しいものです。
東北大会では、
聖光学院の歳内投手が準々決勝で敗れ去ったのは惜しまれるところですね。
十分に全国制覇が狙える【夏の全国ベスト8】だっただけに、
雨にたたられ延び延びになった国体が東北大会寸前まであったという不運(なかなか遠征先の千葉から帰福出来なかった)が、微妙に彼のコンディション調整を狂わせたのでしょうか。
また、全国で見てみたい投手としては、酒田南の會田投手があげられます。地元中学生出身者だけを集めて作った新生チームとして出発した酒田南の1年生大黒柱だけに、今後の成長が大いに期待されるところです。
ということで、
これから毎週、
どんどん”センバツ当確”ランプを点す学校が出てくる秋の陣。
涼しい気候で野球を楽しむのも、
これもまた一興。
来年の球春到来までは、
11月から3月までの長い【冬眠】にはいる高校野球界。
その前に、
もうちょっと楽しみましょう。
*ところで、北海道大会準決勝で敗退した名門・駒大岩見沢が来年度以降新入生を募集せず、3年後に閉校となることが決まったそうです。少子化の影響をもろに受けたらしいのですが、北海道の高校野球界を中心になって引っ張ってきたチームだけに、なんともいえない寂しさがこみ上げてくるニュースです。
新チームでの戦いとなる秋の高校野球地区大会。
北海道、東北、関東、東京、東海、北信越、近畿、中国、四国、九州
の10地区で、
主に週末を利用して大会が行われています。
この各地の大会が、
実質センバツの”予選”のようになっているため、
各チームは何とか”センバツ当確”にするべく、
力が入っています。
来春のセンバツも出場校は32校。
そのうち28校が、
この地区大会で決定します。
各地区の出場枠は、以下の通りです。
北海道-1
東北 -2
関東・東京 -6 (両地区の振り分けは未決定)
東海・北信越-4
近畿 -6
中国・四国-5(両地区の振り分けは未定)
九州 -4
そのほかに、
21世紀枠(文武両道や地域密着、ボランティアに長けるなど、全国の模範になり、かつ一定レベルの力を持ったチームを全国から選抜する枠)3校。
神宮枠(各地区の優勝校を集めて行う”明治神宮大会”で、秋の日本一を出した地区から、地区レベルが高いということで選抜される枠) 1校。
合計32校が選抜されるという形になります。
各学校にとっては、
この当選ラインを超えることが秋の大命題。
例えば、
北海道地区ならば、何はなくとも優勝を目指す。
東北地区なら、決勝進出を目指す。
近畿地区ならば、まずはベスト8に進出する。
そんなところが大目標となり、
ピッチャーの使い方なども微妙に夏と違ってくるのが”秋の陣”です。
まあ、
まだ夏の新チームが立ち上がってから2ヶ月あまりの時期でもあるので、
よく言われているのは「打線が仕上がっていない段階なので、投手力ならびに守備のしっかりしたチームが勝ちあがっていく傾向が強い」ということです。
しかし、
この秋の大会ではそれゆえに、
思わぬチームが快進撃を見せることも多いのが特徴で、
かなり面白い戦いが繰り広げられます。
そして、
前述のように夏の選手権予選とは違い、
気候は涼しく連戦も少なくなるので、
「ピッチャー一人でも結構勝ち抜ける可能性がある」
というのが特徴だと思います。
特に近畿や東京など、
比較的狭い地域でやる予選は連戦がほとんどありませんから、
「大エース」の存在はチームに勇気と共に「大舞台」を運んでくる要因になるかもしれません。
さて、
全国に先んじて東北大会が今日まで行われました。
大激戦の末、
優勝は東北(宮城)
準優勝は光星学院(青森)
と決まりました。
東北は巨漢エース・上村投手で投手力を前面に押し出した戦いが出来るのが強み。
県大会ではライバルの仙台育英、東北大会でも青森山田、光星学院を立て続けに封じた力は本物。
明治神宮大会出場が決まったので、
全国の強豪相手にどれだけ自分の力が通用するか試せる絶好のチャンスを得た、と言えるでしょう。
東北高校の、好投手居並ぶ先輩でもなしえなかった全国制覇に向け、
まずはそのチャンスをしっかり掴んだといっていいと思います。
光星学院は、何しろその強打が自慢。
県大会から東北大会にかけて、
その猛打は留まるところを知らない、という感じでした。
特に準決勝の仙台育英戦で3本塁打を放った1年生の田村は、
選抜でも注目の打者のひとりになることは間違いないところです。
この両校は、
その試合内容からいっても、
よほどのことがない限りセンバツに出場することは間違いないところです。
もう一段のレベルアップで、
今度こそ東北勢初の全国制覇を狙って欲しいものです。
東北大会では、
聖光学院の歳内投手が準々決勝で敗れ去ったのは惜しまれるところですね。
十分に全国制覇が狙える【夏の全国ベスト8】だっただけに、
雨にたたられ延び延びになった国体が東北大会寸前まであったという不運(なかなか遠征先の千葉から帰福出来なかった)が、微妙に彼のコンディション調整を狂わせたのでしょうか。
また、全国で見てみたい投手としては、酒田南の會田投手があげられます。地元中学生出身者だけを集めて作った新生チームとして出発した酒田南の1年生大黒柱だけに、今後の成長が大いに期待されるところです。
ということで、
これから毎週、
どんどん”センバツ当確”ランプを点す学校が出てくる秋の陣。
涼しい気候で野球を楽しむのも、
これもまた一興。
来年の球春到来までは、
11月から3月までの長い【冬眠】にはいる高校野球界。
その前に、
もうちょっと楽しみましょう。
*ところで、北海道大会準決勝で敗退した名門・駒大岩見沢が来年度以降新入生を募集せず、3年後に閉校となることが決まったそうです。少子化の影響をもろに受けたらしいのですが、北海道の高校野球界を中心になって引っ張ってきたチームだけに、なんともいえない寂しさがこみ上げてくるニュースです。