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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

夏の大会で勝つことのむずかしさ

2011年07月13日 | 高校野球

高校野球の地方大会が熱く燃えています。
全国的に30度を大きく超える気温で、
熱中症の選手、観客なども出る中での戦い。
初戦からその”苛酷さ”半端じゃありません。

さて、
昨日の千葉県大会。
2回戦で、大会前から注目された対戦がありました。

専大松戸 vs 千葉明徳

県内屈指の好投手と言われる専大松戸の上沢と、千葉明徳のプロ注目右腕・鈴木康平。
両者の投げ合いに注目が集まりましたが、
両チーム最後まで息の抜けない戦いで、
延長11回引き分け再試合となりました。
今年の地方大会、プロ野球と同じく3時間半を超えて新しいイニングには入らないそうです。
その適用を受けての再試合だそうです。
(個人的には、今日の第1試合で連戦の再試合を行う方が、もっと選手の体力の消耗度は激しいと思いますけどね。)


終盤までは両投手が投げ合い、
見ごたえのある試合になったようですが、
9回以降は、
エラー・エラーでハラハラドキドキの試合展開だったようです。

今日の再試合、
林田という素晴らしい二番手投手を持つ専大松戸が若干有利ですかね。
千葉明徳・鈴木の意地にも期待しています。


地方大会での好投手の投げ合いというのは、
これまでも各地で幾度もあったと思います。

しかし、
ワタシが最も印象に残っているのは、
平成2年の神奈川県大会準々決勝、
川崎北vs厚木
の対戦でしょうね。

両校ともに強豪揃う神奈川県では無名のチーム。
しかしこの年は、
両校ともにその後ドラ1でプロに入って活躍する剛腕エースがいました。

川崎北・河原(巨人⇒西武⇒中日など)
厚木・川村(元横浜)

いずれのエースも、
そりゃあすごいピッチャーでした。

『公立の無名校に、こんなすごいピッチャーがいるんだ!』

というような素晴らしいエース同士の投げ合いは、
果てしなく続くんではないかと思われるほどの素晴らしいものでした。
素晴らしいというより、壮絶でしたね。

今でも神奈川県の高校野球史に燦然と輝いているこの試合は、
最後は延長16回、
川崎北が3-1で厚木を振り切りました。
どちらも甲子園に行っておかしくないような、
素晴らしいチーム同志の戦いでした。

まさに熱闘でしたね。

マー君と斎藤祐樹のあの投げ合いにも匹敵するような、
いや、それ以上かもしれない、
ものすごい投げ合いでした。

『夏の大会を勝ち抜くには、こんなに厳しい試合を勝たなければだめなのか・・・・』
そんな思いを抱いた試合です。

こんなすごい戦い、
今年も繰り広げられるのでしょうか。

専大松戸-千葉明徳の試合が引き分け再試合になったと聞いて、
ふと思い出した【夏の思い出】です。


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