オールスターファン投票の結果が発表されました。
毎度のことですが、
実力とはやや違う投票結果が、
今年も現れました。
なぜか今年は、
例年ファン投票を席巻する阪神ファンが燃え上がった様子がなく、
阪神勢はファン投票ではひとりも選ばれませんでした。
(選手間投票で金本が選ばれましたが)
その代わりに広島勢が大躍進。
ファン投票で5人の選手が選ばれました。
パリーグでは、
日本ハムが3人、ソフトバンクが3人と、
上位から妥当な結果で選ばれました。
さて、
オールスターです。
昔は【夢の球宴】と謳っていました。
夏休みの一番最初に、
両リーグのスターたちが一堂に会して、
技を競い合う場でした。
本当にワクワクしたものでした。
当時、
『人気のセ・実力のパ』
なんていわれて、
キラ星のごとくスターが揃うセリーグを、
パリーグの“猛者”達が迎え撃つ構図が出来上がっており、
興奮しましたね。
野球中継は巨人戦のみ、
の時代でしたから、
オールスターぐらいしかパリーグの選手を見るチャンスがなかったのも、
本当のことろです。
(昭和40~50年代にかけて)
選手も『自分の名誉にかけて』戦っていたように思います。
それがいつの頃からか、
『その期間は休みたい』
『ちょっと怪我しているから』
挙句は、
『出る意義が見出せない』
なんて趣旨の発言をする選手まで出現。
もとより、
FA制度あり、
交流戦まで始まって、
もう誰も『セとパの選手が対戦をする』ことが珍しくもなんともない時代です。
そんな中でこのオールスター戦の存在意義も、
揺らいできている事は疑いがないですね。
私が考えるオールスターは、
メジャーリーグと同じように1年に1試合のみ開催。
そして、
選手は各リーグ15~20人前後しか選ばない、
というのはどうでしょうか。
よっぽどいい成績を残していなければ、
オールスターに出ることは出来ない、
としてしまった方がいいように思います。
そうでなく今までのやり方で行くのであれば、
どんどん人々の興味は薄れていくと思われます。
クライマックスシリーズの導入で、
優勝の存在意義も薄れてきている今のプロ野球。
オールスターも含めて、
ジワジワとボディーブローのように
『不人気』
が効いて来る様な気がするんですが。
いろいろな意味で、
ワクワク感の演出が、
今一番求められているように思います。
だって、
WBCはワクワクしたでしょ。
だからこそ、
あんなに盛り上がったんですから。