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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第91回 全国高校野球選手権大会 予選展望Vol1 ≪北海道・東北≫

2009年06月19日 | 高校野球

また夏がやってきます。
夏は高校野球の季節。
ワクワクしますね。

今日から7回にわたって、
明日から沖縄で火蓋が切って落とされる、
第91回全国高校野球選手権大会 地方予選の展望を掲載します。

過去3年を振り返ると、
3年前の早実の優勝は、名門の華麗なる復活といえるでしょう。
2年前の佐賀北の優勝は、全くノーマークの学校の、驚きの優勝でした。
昨年の大阪桐蔭は、本命が力を発揮しての優勝です。

3年間だけでも、
さまざまなドラマがありました。

今年は、
どんなドラマが生まれるのでしょうか。

地方予選は、
ある意味甲子園の試合よりも過酷です。
これだけ勝者と敗者の明暗がくっきりと分かれる勝負も、
他にはないでしょう。

さあ、
甲子園を本気で狙っている選手諸君、
準備はいいかい。
いよいよ始まるぞ。


≪地区予選展望≫

【北北海道】
◎ 白樺学園  ○ 駒大岩見沢 △  旭川工  ▲ 旭川実

打線好調の白樺学園が本命。追う駒大岩見沢は昨年のメンバーが残る。
しかし、決して一騎打ちの様相ではない。群雄割拠の中、本命以外が勝ち残る可能性も大きく、近年では最も混戦となる大会になる予感。


【南北海道】
◎ 北照  ○ 駒大苫小牧 △ 鵡川 ▲ 立命館慶祥

河上監督が自信を持つ戦力の北照が、悲願の2度目の甲子園に挑戦。しかしこの1年公式戦で結果を出せていないのが気がかり。駒大苫小牧は、指導者が固まったおかげで、安心して試合に臨めるようになった。もともと潜在能力はピカイチ。選抜出場の鵡川は、豪快なヒグマ打線と2枚看板の投手陣は出色だが、選抜の完封負けの悪夢を払拭できていない。春の北海道大会を制した立命館慶祥がどこまで”3強”に食らいついていけるか。


【青森】
◎ 光星学院  ○ 青森山田 △ 八戸西 ▲ 八戸工大一

選抜で優勝候補にも挙がった光星学院の本物の力を見極めたい。投手陣に下沖だけでなく六埜にもメドが立ったことにより、順当に勝ち抜く気はするが・・・・。5年連続を狙う青森山田も、夏には必ず仕上げてくる怖い存在。去年と同じ、投手中心の守りを固めるチームカラーだ。八戸西・工大一の両校に、聖愛までが候補としておこう。


【岩手】
◎ 花巻東  ○ 一関学院 △ 盛岡大付 ▲ 専大北上

東北随一、いや全国的に見ても注目の大激戦区だ。選抜準優勝の花巻東が地区レベルを上げたのは間違いない。エース菊池が本調子ならば、まず死角はない。菊池を助ける2番手以下の投手の仕上がり具合がカギを握る。悔しい思いをした一関学院も昨年の選抜を経験したエース・阿部を中心に伝統の守り勝つ野球に磨きをかける、負けにくいチームだ。盛岡大付属は春は県3位から東北大会優勝まで駆け上がった。プロ注目の伊藤・金澤の2枚看板が機能すれば、上位2校に決してひけはとらない。3校共に甲子園経験のある選手がズラリと揃うチームで、甲子園での活躍も期待できる。3強での優勝争いが必至だ。


【秋田】
◎ 明桜  ○ 秋田商 △ 秋田中央 ▲ 秋田

レベルアップの著しい東北の中で、唯一取り残された感のある秋田。巻き返しを図りたいところだが、どうも情勢は厳しい。レベル低下の中で、代表争いは混迷を極めそう。一応力のある明桜を本命に推すが、秋田商・中央・秋田・大曲工・大館工などがズラリと並び、多分16強以上に勝ち残ったどこにもチャンスが転がっているような大会になることが予想される。大会中に決め手を持ったチームが、覇権争いをリードしそうだ。


【山形】
◎ 酒田南  ○ 日大山形 △ 羽黒 ▲ 東海大山形

本命に推す酒田南は、昨年の甲子園経験もある安井の出来にかかる。指にかかったときのストレートは一級品。”野球留学中止”の方針を学校が打ち出しているだけに、何とか実績を残して存続への足がかりとしたい。対抗の日大山形は、荒木監督の手腕によるところが大きい。チーム作りの腕は一級品。投打共に力はある。春の東北大会ベスト4の羽黒は、未知の怪腕・ファニョニがどんなピッチングを見せるのか。エース水口の安定感が光るだけに、2枚看板となれば暑い夏も乗り切れる。


【宮城】
◎ 仙台育英 ○ 東北 △ 利府 ▲ 東陵

仙台育英は、昨年も甲子園を沸かせた穂積・木村の2枚看板が健在。より成長した姿を見せてくれそうだ。東北は、対外試合禁止の期間が長かったチームをどう立て直してきたか。春の大会では一応の成果を出したが、夏を迎えてチームが一枚岩になれるのかが課題。選抜で21世紀枠からベスト4進出の利府は、実力では2強に劣るが、選抜でも見せて粘り強さで一泡吹かせたい。春は早い段階で敗退したが、東陵の潜在能力も県内では高く評価されている。


【福島】
◎ 聖光学園 ○ 日大東北 △ 光南 ▲ 白河

聖光の優位は揺るがない。県内の他のチームと比べ、戦力・試合経験など1枚も2枚も上の印象だ。すんなりと連続出場を勝ち取る可能性が大だ。横山、遠藤の投手陣の充実は特に光り、破壊力のある打線と抜け目ない走塁の精度は関東・近畿などのチームとそん色ない。そろそろ甲子園での戴冠を狙っている。このところ聖光に押されっ放しの日大東北が、何とか巻き返したいところ。一発勝負の夏だけに、どれだけモチベーションを高く保てるのか。光南・白河に福島商など公立勢も虎視眈々と狙っている。 

(以下次号)

 

 


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