SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第91回全国高校野球選手権大会 予選展望 Vol2≪関東・東京≫

2009年06月20日 | 高校野球

地区予選展望、第2回です。

≪地区予選展望≫

【茨城】
◎ 常総学院  ○ 下妻二  △ 水戸桜ノ牧  ▲ 霞ヶ浦

春の関東大会で準Vを飾った常総学院が最右翼。ようやく木内監督の思い描く戦力が整いつつある。複数の投手を擁し、ベンチ入り全員を使い『全員野球』で望む夏は、甲子園での久々の活躍を誓う戦力だ。追う選抜出場の下妻二は、戦力的には揃っている。常総に気後れせず戦える小菅監督の采配が見もの。水戸桜ノ牧、霞ヶ浦に藤代あたりがスキをうかがっている。


【栃木】
◎ 文星芸大付  ○ 作新学院  △ 国学院栃木 ▲ 佐野日大

よく言えば大激戦といえなくもないが、レベルの低下が著しく、本命といえる学校がないのが実際のところ。甲子園での戦跡も上がっておらず、何とか『強豪』の出現を待ちたいが・・・・。その中では、選手の素材がいい文星芸大付がリードか。打線の破壊力が県内ではNO1。投手陣の整備が待たれる。春の覇者、作新学院はなんと30年ぶりの夏を狙っている。意識過剰にならないことが栄冠への近道。国学院栃木のエース・五十嶺は好投手。リズムに乗れればおもしろい。


【群馬】
◎ 前橋商  ○ 高崎商  △ 桐生一  ▲ 前橋育英

選抜にアベック出場を飾った、前橋商と高崎商が双璧。ともに投手を中心とした守りの野球で、崩れにくいのが特徴だ。しかしながら、ともに爆発力はない。夏の大会は波に乗ったチームが一気に突っ走る傾向があるため、桐生一、前橋育英の強豪が虎視眈々と狙っている。名門・東農大二も今年は狙う。エース加藤が春の関東大会で横浜相手に好投したのが自信になっている。



【埼玉】
◎ 浦和学院  ○ 春日部共栄  △ 本庄一  ▲ 花咲徳栄

戦力が整備されていない、といいながら春の関東大会で久々に優勝した浦和学院がトップを走るのは間違いない。夏の大会には強く、昨年まで3連覇。戦い方を知っているという面からも、本命に推さざるを得ないだろう。対抗馬はエース中村を擁しスケールの大きな野球を展開する春日部共栄。5年ぶりを狙うには、どのような相手投手にも対応できる柔軟性が必要か。昨年の甲子園メンバーが残る本庄一は一昨年も準優勝。夏に強いイメージが定着してきた。


【千葉】
◎ 習志野  ○ 東海大望洋  △ 千葉経大付  ▲ 木更津総合

春の大会は荒れたが、夏は収まるところに収まりそうな気配だ。本命は選抜出場で総合力で勝負する習志野だが、最も注目されるのは東海大望洋の”ドラ一候補”真下の動向だろう。とにかくスケールがでかい。しかしながら、激戦の千葉大会で、夏の連戦を最後まで投げきることができるのか。力投型のため、その心配は常に付きまとう。昨年代表の千葉経大付・木更津総合の両チームは、昨年ほどのスケールの大きさはないものの、しっかりとした野球は受け継がれており、今年も有力候補だ。


【神奈川】
◎ 慶応  ○ 桐光学園  △ 横浜  ▲ 横浜商大

大本命がいない分、大激戦となりそうな気配だ。有力校を挙げただけで両手に余るほど。その中で、やはり本命には慶応を推す。エース白村の力はすでに説明するまでもないが、激戦神奈川を制するには2番手以下の出来にかかる。守りの野球の桐光は東條・森の2枚看板は全国レベルだが、打線の弱さがどうしてもぬぐえない。逆に横浜の打線の破壊力はピカイチ。筒香のHRだけではなく、つなぎの野球も出来るところが『横浜らしさ』。横浜商大は寺田-中村の全国レベルのバッテリーを擁して戦力は充実しているが、信頼できる投手が寺田だけというところがネック。そのほか、桐蔭が久々に狙えるところまできた。石垣投手の日大藤沢も不気味な存在。


【東東京】
◎ 帝京  ○ 国士舘  △ 二松学舎  ▲ 関東一

有力校には、常連の名前がずらりと並ぶ。その中で、今年は帝京の力が一枚抜けている感じだ。武内・鈴木に1年生伊藤が加わった投手陣は屈指の充実度。打線も相変わらず一発のある打者が並び、息が抜けない。選抜出場の国士舘は、投手陣が調子を落として、誰がエースになるのかわからない不安定な状態が続き、評価を落としている。強力打線の二松学舎は、スラッガー京屋の一発で初の夏をつかむか。昨年代表の関東一までが有力候補。小山台、総合工科、足立新田などの都立勢もくせ者が揃い、おもしろい存在だ。


【西東京】
◎ 日大三  ○ 早稲田実  △ 八王子  ▲ 堀越

日大三と早稲田実の一騎打ちの様相。日大三は、春の大会でエース関谷が一本立ちしたのが大きい。もともと力はあっただけに、うれしい誤算だ。打線はいいだけに、しっかりとした守りが出来れば”4年ぶり”はぐっと近づいてくる。選抜8強の早実は、小野田・鈴木の2本柱がしっかりしているものの、両エースともに2年生。相手チームの3年生の”最後にかける”思いに押される展開になる気がするが・・・・・。八王子は、スラッガー・小川に注目が集まる。堀越、日大二、日大鶴が丘、創価、明大中野、明大中野八王子までを候補としておく。


【山梨】
◎ 東海大甲府  ○ 日本航空  △ 山梨学院大付  ▲ 富士学苑 

いつもの5強が今年も有力。東海大甲府は、エース渡辺が145キロ越えを果たし、がっちりとエースの座に収まった。さほど連戦が続く大会ではないため、毎年しっかりしたエースがいるチームが勝ちあがる傾向が強い。その点からは、エース対決になった時には、今年は『東海』という声が強い。日本航空は2年連続を狙い、エース奥田がシュートを覚え安定感を増した。春は関東大会ベスト4と大ブレークした富士学苑だが、夏は正直苦しいか。しかし総合力で戦うさわやかなチームだ。山梨学院大付は、今年は1・2年生主体だ。甲府工のエース小俣にも注目。東海を倒すとすれば彼の左腕という気もするが。

 

(以下次号)

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第91回 全国高校野球選手... | トップ | 激闘の末に・・・   ラグ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

高校野球」カテゴリの最新記事