メジャーリーグ、
アストロズの松井稼選手が、
日米通算2000本安打を達成しました。
おめでとうございます。
松井稼選手については、
西武ライオンズの選手だったので、
デビューの頃からずっと見続けていました。
今日の各スポーツ紙面でも触れられているとおり、
最初は下手な選手でした。
『こんな選手 やっていけるのかな?』
と思った記憶があります。
最初の頃は、
『足は速い』
とは思っていましたが、
それだけの選手で、
『守備中心の、非力な2番か7~8番タイプの選手かな?』
との印象でした。
しかし、
その後グングンと加速度をつけて野球が上手くなっていきましたね。
当時の東尾監督が、
とにかく使い続けたことが、彼が育っていった最大の要因だと思います。
97年からメジャーに移籍するまでの7年間、
彼は毎年170本以上の安打を打ち続けているのですね。
その間もちろん7年連続3割以上。
すばらしい選手であることは、
疑いようがありません。
しかし、
ワタシの中での彼の印象は、
正直言って薄いです。
『強烈な印象』
を残していった選手ではありません。
なぜなのかな?
と、ふと考えてみました。
優等生的な発言が多く、
強烈な個性を放っていった選手じゃなかったからかもしれません。
でもそれだけじゃないはずです。
「失ってみて、始めてその存在の大きさに気づく」
選手は多いのですが、
彼の場合はあれだけの選手だったにもかかわらず、
さほど『いなくなって、痛いなあ』と感じたことはありません。
ワタシの印象として、
【大舞台に弱かった】
ということもあるかもしれません。
ある意味、
彼の場合
【記憶ではなく、記録に残る選手】
だったのかもしれませんね。
しかしながら、
メジャーにいって苦しみながらも自分の信念を曲げない近年の姿には、
西武にいたときよりもシンパシーを感じています。
そういう意味で、
昨日の2000本安打達成は、
嬉しかったですね。
細く、そして長く
メジャーにその足跡を残していって欲しい選手です。
おめでとう、松井稼選手。