昨日スポーツニュースを聞いていて、
『そりゃ、ひでえなあ』
と思ったこと。
3日に東京ドームで行われた、
『日本選手権』(ライスボウル)での出来事。
社会人代表のパナソニックが、
学生代表の立命館大を22-19と3点リードして迎えた第4Q残り7秒。
立命館大は敵陣32ヤードから、
同点を狙ったFGを選択。
しかし蹴られたボールは外れ、
同点とはならず試合終了となり、
パナソニックに栄冠が輝きました。
『は~今年も、いい勝負だったね~』
と大団円のはずが、
『ちょっと待てよ!』
と試合後、
待ったがかかりました。
アメフト協会に、
たくさんの指摘の電話があったそうですね。
その『指摘』とは、
最後のプレーの前に、
守備のパナソニック側に反則があったということ。
反則自体は、
単純極まりない反則。
それは、
12-men huddle(12-men on the field)
要するに、
11人でプレーしなければならないアメフトで、
12人の選手がプレーしたということ。
サッカーで12人でプレーするのとおんなじことです。
たま~に、
この反則、アメフトではあります。
しかし、
見落とさんですわなあ。。。。。普通。
反則がコールされていれば、
立命大は5ヤード前進して、
敵陣27ヤードから攻撃でしたので、
44ヤードのFGとなりました。
49ヤードと聞くと、
『NFLでも外す距離』
と思いますが、
44ヤードであれば、
『入りごろの距離』
ですね。
五郎丸さんなら、確実に入れてきますよ。(あっと、競技が違ったか)
立命大にとっては、
何とも後味の悪い結果となってしまいましたね。
なんだか、
やっと治った傷を再度抉り出されるようなもんで、
気の毒です。
パナソニックにとっても、
ちょっと寝覚めの悪い形となってしまいました。
この試合、
ワタシは観ていなかったのでわからないのですが、
立命大のコーチや選手で、
誰か気がついて指摘する人はいなかったのでしょうかね。
同点のかかった最後のワンプレーでしたから、
みんなテンパってて気が付かなかったのかな?
いずれにしても、
試合に誤審はつきもののフットボールという競技ですが、
そのために近年NFLではビデオ判定が導入されて、
どんな場面でもHCはこの権利を使えることになっています。
日本のフットボールは全く見ないのでわかりませんが、
このあたりどうなのでしょうかね。
しかしこういった『苦い経験』から、
どんどん改良されていくというのがスポーツなので、
日本のフットボール協会も、
いい方向に行けばいいですけどね。
旧い話ですが、
大相撲がビデオ判定を導入したきっかけは、
大鵬の連勝が止まった一番の行司軍配が差し違えだったことによるものでしたからね。
日本相撲協会は、
間髪を入れずにビデオ判定の導入に踏み切りましたから。
いずれにしても、
ちょっと驚いたニュースでしたね。