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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

相撲&ボクシング

2015年09月28日 | 相撲

昨日の日曜日。

夕方からは大相撲秋場所千秋楽と、
ボクシングW世界タイトルマッチがありました。

まず大相撲。

白鵬の休場で混沌とした今場所。

初日から11連勝ですっかり主役となった大関・照ノ富士が終盤に失速。
おまけに13日目には膝をケガして、
満身創痍のまま14日目も出場したものの3連敗。

その間隙を縫って、
横綱の鶴竜が星ひとつの差でトップに立って、
千秋楽を迎えました。

鶴竜は前日の稀勢の里戦、
立ちあい、待ったを含めて2度とも大きく変化。
大変な物議をかもしましたが、
それもこれも『何とか横綱初優勝が欲しい』という切羽詰まった気持ちの表れ。

まあ、いろいろ言いたいこともありましたが、
『その意気やよし』
ということで飲みこんでの、
”千秋楽結びの一番”の観戦となりました。

痛々しいテーピングの照ノ富士でしたが、
なんと立ち合いからそんなことは全く感じさせない、一気の突きと寄り。

『やっぱり照ノ富士は、超一流』

ということを感じさせる相撲内容で、
鶴竜を一気に破り相星で優勝決定戦に持ち込みました。

満員の国技館は、
大いに盛り上がりましたね。

『あまりにも強すぎる』
とのことで、
ややもすると館内の雰囲気が『ヒール』的な立場に置かれそうな今場所の照ノ富士でしたが、
この『ケガを押して出場』というところが日本人の琴線に触れたか、
この日は大歓声を受けていました。

そしてこの『大きな』相撲っぷり。

確実にファンを増やした、
この日の照ノ富士でしたね。

しかしながら決定戦では、
今度は横綱・鶴竜が『さすがは横綱』というところを見せて、
立ち合い前みつをガッチリつかんでの速攻。

一気に決着をつけました。

鶴竜は、
嬉しい横綱になってからの初優勝となりました。


『横綱・白鵬不在』
という今まで経験したことのなかった土俵で、
それ以外の力士たちは、
しっかりと土俵を盛り上げてくれました。

照ノ富士が今の力士の中では、
力が一枚上だということもよくわかりましたし、
稀勢の里は『白鵬がいなくても、やっぱり勝負弱いなあ』というところを見せてくれましたし。。。。

なんだか、
『今の各力士の力関係』
がよくわかる、
結構楽しい場所となりました。

小兵のベテラン、嘉風の大健闘は、
『相撲を楽しいと思うところから』再度マインドを切り替えたゆえのものだったということ。

また、
ケガで幕下55枚目まで落ちながら不屈の闘志で這い上がってきた栃の心の健闘は、
本当にうれしかった。

『相撲の心』
を持つ、とてもいい力士だと思います。

一方で大関を張る日本人で、
相変わらず稀勢の里は『上を狙う』には気持が弱すぎるということを露呈してしまいましたし、
豪栄道はまだまだ万全には程遠いということも露見してしまいました。

まあその中では、
このところ『クンロク(9勝6敗)』か『カド番』がお決まりだった琴奨菊が、
頑張って11勝を挙げたのにはびっくりしました。
まだまだ、やってくれそうです。

勢、豊ノ島というワタシがファンの力士たちも、
今場所は頑張ってくれました。

来場所は白鵬が戻ってくるや否や?
そして照ノ富士のケガの具合は?

またまたいろいろ場所前から注目点も多かったりして、
楽しい場所になりそうです。

1年納めの九州場所

ドラマが起こることでも知られるこの場所が、
今から楽しみですね。


さて、そしてさらに夜。

ボクシングのダブル世界タイトルマッチが大阪でありました。


≪WBA世界フライ級タイトルマッチ 12回戦≫
 チャンピオン                 挑戦者・10位
 井岡一翔(井岡)   〇 3-0 ●   ロベルト・ドミンゴ・ソーサ(アルゼンチン)
               119-119
               119-109
               120-108

≪IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 12回戦≫
 チャンピオン                 挑戦者・10位
 高山勝成(仲里)   〇 TKO  ●  原隆二(大橋)
               8回1分20秒



メインのWBAフライ級のタイトルマッチには、
井岡一翔が登場。

相手が評価の高くないボクサーだったため、
ほぼ一方的にポイントを重ねての判定勝ちでした。

決して面白いと言える試合ではなかったものの、
しっかりと勝ちきったという点では評価できる防衛戦でした。

今後は、
いったいどんな相手と、
どんな防衛ロードを重ねていくのかということに、
興味が注がれています。


IBFミニマム級の高山は、
『歴戦の強者』というところを存分に見せつけて、
挑戦者をTKOに退けました。

この試合を見る限り、
両者の間には相当の実力差がありました。

『互角ではないか』
との声もあったために、
高山の強さが際立った戦いとなりました。

いよいよ高山は、
同階級の田中との雌雄を決する試合を選択するかもしれません。

かつても高山は、
今をときめくロマゴン(ローマン・ゴンザレス選手)とタイトルマッチをやったり、
全世界を『試合を求めて』さまよったりということを平気でやってきましたから、
やっぱり”温室育ち”の選手よりは骨太なんですね。

さあ、
高山の次戦に、
注目が集まります。

相撲もボクシングも、
どちらもなかなか面白い、
日曜日の夜となりました。


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