SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

野茂が野球殿堂入り

2014年01月22日 | メジャーリーグ

今年の野球殿堂入りの選手が発表となりました。

野茂英雄(近鉄-MLB)
秋山幸二(西武-ダイエー)
佐々木主浩(横浜-MLB-横浜)


今年は3選手が野球殿堂入りを果たしました。
秋山、佐々木両選手は、
その功績から言っても、
文句のない受賞だと思います。

そして野茂英雄が受賞。

これには、
『当たり前だよ』と思う半面、
なんだか複雑な気分も伴ってしまいました。

というのも、
『こんな掌返しで、本当に野茂は喜んでいるのかいな??』
という思いが、
どうしても去来してしまうからです。


実はワタシは自他ともに認める『NOMOマニア』

ワタシの中での野球界のヒーローは、
『1にON、2に野茂英雄。3,4がなくて、5に松井秀喜。』
ってなもんで、
野茂はワタシの中ではいまだに『大ヒーロー』なのです。

そのあたりの想いは、
この記事をどうぞ  ⇒  http://blog.goo.ne.jp/angeldad/e/85c71767482503867600f2b5746f414f


野茂が海を渡った時の狂想曲、
ワタシもいまだに鮮明に記憶に残っています。

記者から投げつけられていた言葉、
批判や誹謗中傷の、記事、記事、記事・・・・・。

ワタシは野茂については、
アマチュア時代からその豪快な投球と同時に、
侍のようなたたずまいに『ゾッコン』だったので、
LAに来た当時の野茂に対する日本の新聞や雑誌の記事や論評に、
いたく憤りを感じていたのです。

しかしMLBで活躍しだすと、
手のひらを返したようなヒーロー扱い。
『マスコミとは、恐ろしいものだな』
ということを、
江川事件以来に、
深~く感じたものでしたね。

そんな野茂が囲みの記者に対して、
何だか不信感をぬぐえず、
『しっかり腹を割って自分の気持ちを伝えない』
という姿勢を、
ワタシは『良し』としていました。

野茂のそんなかたくなな姿勢は、
マスコミに対してだけではなく、
その後ろに見え隠れするNPBの姿勢や古い体質、
新天地を求めていく人を『裏切り者』呼ばわりする球団などにも向けられていたと理解しています。

そしてそんな姿勢を、
野茂は野球人生すべてで貫き、
未だに日本のプロの世界とは一線を画し、
マスコミには彼の思いのたけをぶつけることはないのだと感じています。

しかし現役の時代から、
『若いプロ野球やMLBを目指す選手たち』
を支援するため、
社会人に変わるベースボールチーム『NOMO野球クラブ』を立ち上げたり、
支援を継続したり・・・・
『本当にこの人は野球が大好きなんだな』
ということをワタシは強く思っていました。

草の根でこういう活動を続けていく、
野茂は本当に『野球界の功労者』なんだと思います。

そういう意味では、
この【野球殿堂入り】は良かったんじゃないかと思いますね。


野茂は記者会見では、
記者投票なので、まったく選ばれないと思っていた
なんて言っていたかと思えば、
これからもアマ野球の発展のため、尽力を尽くす
なんて趣旨のことも言っていて、
なかなかエスプリの利いた、
いい会見だなと思いましたね。

自分自身、
『なんで俺が日本の野球殿堂入りするの?』
という思いが強いことでしょう。

それと同時に、
さほどこの【野球殿堂入り】は、
彼にとって大きなものではないんだなとも思われますね。

まあしかし、
『箔がついて、今後の活動がしやすくなる』
ぐらいに思っておけばいいんじゃないですか?

それよりも、
先のMLBの野球殿堂入りの候補に選ばれたことの方が、
ワタシにとっても、
そして野茂本人にとっても、
驚き、うれしい事なんじゃないかと思います。

彼の実績などから、
殿堂入りすることはまず100%ないと思っていますが、
候補に選ばれたということ自体で、
『NOMOマニア』としては、
本当に誇らしいことです。


これからの活躍、
期待しています。

いつまでも変わらぬヒーローとして、
存在し続けてくださいね。

そして、
メタボにはちょっと気を付けてね・・・・・なんてね。

いずれにしても、
おめでとうNOMO!!


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