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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大(だい)大関、魁皇。 ついに力尽きた。

2011年07月20日 | 相撲

昨日の大相撲10日目。
なんてことのない一日になるはずが、
とんでもないことになってしまいました。

ワタシが敬愛し、
勝手に大(だい)大関と呼ぶ魁皇が、
ついに引退を表明しました。

いつか来ると思っていた【この日】ですが、
あまりにも突然にやってきて、
ワタシは心の整理がついていない状態です。

ここ数日、
魁皇の新記録や、なでしこジャパンの歓喜。
そして熱戦の続く高校野球などで、
すっかり気持ちが高揚していたのですが、
頭の上から冷たい水をジャバ~っと浴びせかけられたみたいの衝撃です。

なんだか今場所の、
魁皇の足取りがおぼつかない様子を見て、
『やばいな~』
ということは感じていたのですが・・・・・。
そして、
新記録の達成でモチベーションの維持が難しいとも思っていましたが・・・・・。

でも、でもですよ。

そりゃ~ないぜ、大関!!!

最後の姿は、
9月場所で焼き付けておこうと思っていたのに!!!!

そりゃ~ないぜ、魁皇!!!

早すぎる引退、
寂しすぎます。

一昨年ぐらいから続く、
相撲界のゴタゴタ。

その前も、
横綱・朝青龍の傍若無人な振る舞いなど、
ここ数年来大相撲は”負”の部分ばかりが取りざたされることが多く、
ガタガタと軋みが出てきていました。

人気も明らかに下降線をたどり、
世間からの注目度も下がった状況で、
角界を支えたのは、
大横綱の白鵬と、この大大関・魁皇に他なりません。

この二人がいなければ、
国技・大相撲はどうなっていたかわからないほどです。

圧倒的な強さを見せる白鵬に対し、
魁皇は辛抱強く土俵を務めあげる姿が、
共感を呼んでいました。
国技館に行けばわかりますが、
今圧倒的に拍手が多いのがこの魁皇。

他の力士は足元にも及ばない存在です。

思えば、
いつも淡々と土俵に上がり続けた魁皇。

ものすごく強いときとコロッと負ける時の落差が激しく、
そんなところも愛されたゆえんだろうと思います。

振り返ってみれば、
ワタシの本当に好きだった力士って、
こんなタイプの『ハラハラドキドキ』系の力士ですね。

最初に大好きだったのが魁傑(現放駒理事長)。
2度も大関を行ったり来たりのエレベーター力士でした。

そして大乃国。
横綱になるも、
千代の富士に押されっぱなしでした。
しかし千代の富士の連勝を意地で止めたのは、
この大乃国でした。

若乃花(おにいちゃん)も、
結構好きでしたね。

盤石な強さを誇る北の湖、千代の富士、白鵬などには敬意を払いつつも、
応援するのは『ハラハラ』させてくれる彼らのような力士でした。


それにしても、
魁皇がいなくなったら、
相撲を見る楽しみも半減です。

今場所は最後まで見るも、
来場所以降は分かりませんね、正直。

それほど落胆の大きな、
今のワタシなのです。


いずれにしても、
稀代の大(だい)大関、魁皇関。
お疲れ様でした。

素晴らしい”お相撲さん”でした。


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