SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲九州場所  『待ったあ!』

2012年11月20日 | 相撲

大相撲九州場所9日目。

全勝の横綱・白鵬を追って1敗に新横綱の日馬富士。
東西の横綱が抜群の安定感を見せ、
徐々に『横綱落日決戦』への期待も高まってきました。

その日馬富士の昨日の相撲で、
前代未聞の『大岡裁き』ならぬ『審判委員捌き』の失態がありました。

日馬富士の相手は、
今場所絶好調で勝ち越しを決めている全勝の関脇・豪栄道。
今場所の好調そのままに、
この相撲も鋭い踏み込みから右四つで日馬富士を土俵際に追い詰めます。

大いに沸く館内。
しかしさすがは横綱日馬富士。
グッとこらえて土俵を割らず中央まで押し戻し・・・・・

とっとっとっと・・・・

ここで何やら、
立行司・式守伊之助が相撲を止めた。

よく見ると、
土俵下の境川審判員が、
『日馬富士が土俵を割った』
として右手を上げていました。

『はて・・・・全く(土俵は)割ってないように見えるが・・・』
ということで審判員、
異例の協議に入りました。

しかしここは、
かなり昔から『テレビによる確認』を行っている相撲界。
当然ですが『割っていない』ということが確認され、
相撲は前代未聞の『取り直し』となりました。

取り直しの一番は、
地力で勝る横綱の一方的な相撲。

豪栄道には大変悔しい結果となってしまいました。


まあ、
行司差し違えなどはよくあること。

しっかり画像確認を取り、
正確な判定を下したのはよかったと思います。
(プロ野球みたいに、『審判の目が絶対だ~』と叫ぶ人もいなかったと見えます。ねっ、柳田審判さん。)

しかし止め方はまずかったよねえ。

豪栄道にとっては、
『乾坤一擲』の相撲の最中に止められて仕切り直しって言われても、
そりゃあ自力で勝る横綱に2度同じことはできません。
残念だったでしょうね。

しかし、ここで踏ん張ってガクッと落ちていかないようにしてほしいですね。
まだまだ1敗ですから、
優勝争いに踏みとどまってほしいと思います。

新横綱の日馬富士は、
まだまだ全般に流れは手放していませんよ。

盤石に見える白鵬を倒し、
新横綱でのVに向かって驀進してほしいと思います。

白鵬はいい意味で肩の力が抜け、
いい表情と取り口になっています。
『1年おさめの九州場所』で『完全復活』がなるでしょうか。

そして平幕では、
ワタシが大ファンの豊ノ島もがんばってくれています。

ケガで心配された舛ノ山も、
何とか4勝5敗と勝ち越しが狙えるところまで持ってきました。

大相撲九州場所、
残り6日の【熱き戦い】です。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« まさに盤石の強さ。 帝京大... | トップ | 第91回全国高校サッカー選... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

相撲」カテゴリの最新記事