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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

日大選手の悪質なタックルについて

2018年05月12日 | スポーツ全般

いまネットで話題になっていること。

アメリカンフットボールの名門である関学大と日大の定期戦で起こった事態について。
5月6日に行われたこの試合中、
守備側のLBである日大の選手が、
関学大のQBに対して非常に悪質なタックルを見舞い負傷退場させたということが起こりました。

日大LBであるこの選手のプレーについて、
すでに動画がアップされており誰でもそのプレーを見ることができますが、
これは全くプレー中という出来事ではなく、
しかも関学大QBがパスを投げてから数秒後、
まったく気を抜いたところで背後から強烈なレイトヒットを見舞った・・・というあってはならない悪質なものです。

そしてこの日大LBから、
関学大QBはずっと視界に入っているため、
完全に故意によるヒットであることに間違いはないでしょう。

NFLならびにNCAAが中心とはいえ、
フットボールを長年見続けて来たファンとして、
フットボールの試合中にこんなプレーが起こってしまったことに、
悲しさと憤りしか感じることができません。

しかも記事などによると、
この選手はその後も再三にワタシこのようなラフプレーを行い、
数度目でようやく退場処分になったということ。

そしてそのことについて、
日大の監督などがあたかも肯定するような発言を行ったことなどが、
取りざたされています。
曰く「これぐらいやらないと、勝てない」。
本当にHCがこんなこと言ったの??
とほほほほ。ありえねえ。。。。

本当に悲しいことですね。

誤解を恐れずに言うならば、
数十年にわたる現地、テレビなどでの観戦の中でも、
これほど悪質な意図を持ったプレーというのは、
あまりお目にかかったことはありません。

フットボールを生業にしているNFLの選手はもとより、
NCAAの選手の中には荒くれた選手も多く見受けられますが、
それでもプレーの中で相手が傷つくというのがほぼわかっていながらそんなプレーを選択するということ、
ちょっとお目にかかったことがありません。

プレーの一連の動きの中で起こったことであれば、
仕方のなかった場合ということもありますが、
プレーが完全に終了して数秒立っているのに、
こういったプレーを選択するのはなぜなんでしょうか。

しかもこの選手、
年代別の日本代表にも選ばれていた選手ということ。
そしてそのプレーを肯定する監督。
どうしてなのかなあ。。。。

関学大は、
本件に関して会見を開きましたね。
伝統のある東西の強豪校同士による定期戦も、
今後は行われないかもしれないとのこと。

日大が支払うべき代償、
これから膨大になる恐れもありますね。

巨人戦のスポンサーになって『スポーツも日大・・・・』なんてやっている場合ではなくなるぐらい、
大学(特にイメージ)として、
大きなコストを支払わざるを得なくなるかもしれませんよ。

日本国内ではマイナー競技のフットボールですが、
だからと言ってこのままにはできないでしょう。

今後どうなっていくのか。
本当に嫌な気分がしています。

せめて関学大のQBが、
大きな負傷ではないということを祈っています。

NFLでは、
特にQBのヒットに伴う脳震盪などに対する対策が急務と言われている時代、
NFL関係者がこの日大LBのプレーを見たら、
そして監督がこれを肯定したコメントを出しているというのを知ったら、
いったいどんな風に思うのでしょうかね。
聞いてみたい気もします。



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