ついに高校野球もタイブレーク制の導入へ、
正式に舵を切りました。
日本高野連は大阪市内で理事会と第90回記念選抜高校野球大会の第1回運営委員会を開き、
来春センバツで準決勝までの試合で延長13回からタイブレーク方式を導入することを決めた。
決勝戦で導入するか、
打順、状況など詳細は今後協議され、
11月をめどに決定する見込み。 ~日刊スポーツより~
タイブレーク制の骨子は、
以下の通りのようです。
・来春の選抜大会で採用する
・延長13回から導入(延長12回までは従来通り)
・タイブレークは無死1・2塁から開始
・タイブレーク時の打順はそれまでの試合の続きから
・決勝で導入するかは未決定
まあ、
ワタシ自身はタイブレーク制に反対の立場なんですが、
今回の決定には、
『選抜大会であること』
『延長12回までやること』
『打順が続きからであること』
などがあるため、
まあ、これならいいか……と思わないでもないです。
タイブレーク制の一番の問題は、
打順の自由選択(何番から始めるかが自由)というところが問題かなあと思っていましたから、
これはまあ折衷案としては、いい落としどころかな?と思わないでもないです。
しかし戦い方は、
非常に微妙になってきますね。
タイブレークを見据えると、
打撃のいい選手をおいそれとベンチに下げることは、
できにくくなるのではと思います。
あるいは、
無死1・2塁からの攻防ですから、
バント、バントで1点を取るというやり方も、
ありますよね。
それまでの試合でまったく打てなかったチームでも、
しぶとく守っていればこのタイブレークでチャンスがやってくるというわけです。
実際に大学野球や高校野球の春季地方大会などを見ると、
タイブレークは『ゲームとしては面白い』ことにはなります。
しかし元横浜の渡辺監督が昨日もコメントを出している通り、
『時代の流れで致し方ない面もあるが、人々の感動を呼ぶ試合というのはなくなるかもしれない』
というのもまた、
『そうなるだろうなあ・・・・』
と思わないでもないです。
まあ、
時代の流れによって、
競技の方法もいろいろと変化していくというのが、
スポーツのもつ良さでもありますからね。
そのあたりは『柔軟に対応する』アメリカと、
『変化することを良しとしない』日本の文化の違いみたいなものも、
感じることができますがね。
まあ、
来年導入して見て、
まただめなら見直していけばいいのではないですかね?
『ダメなら見直せば?』
といって見直されたこと、
この日本では、
そうはないことなんですけどね、いろいろなことで。
導入されたらそれっきりになる可能性が、
非常に高いけどね。。。。。
しかし延長13回からということは、
せっかく導入されても、
日の目を見ないことも十分にあり得ますが。。。。
いろいろな意味で、
楽しみな来年の選抜ではあります。
(出場校も従来の32校から36校に増える大会でもありますし)
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