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第91回全国高校野球選手権大会 予選展望Vol5 ≪中国≫

2009年06月25日 | 高校野球

地区予選展望、第5回です。

≪地区予選展望≫

【岡山】
◎ 倉敷工  ○ 倉敷商  △ 作陽  ▲ 関西

両倉敷勢のバトルが激しさを増している。選抜出場の倉敷工は、選抜でも見せた粘り強い攻守が持ち味。湿っている打線が本領を発揮すれば1番手にのし上がってくる。春の中国大会を制した倉敷商は、2年連続の夏を狙う。昨年のメンバーがごっそり残り、大黒柱に成長した岡は中国地区屈指のエースに成長した。実力的には県下で最も充実している。角田監督が何とか結果を出したい作陽は、初の甲子園を狙う。攻守にキレがよく、夏の戦い方を熟知する指揮官の存在も心強い。名門の関西に、岡山光南、岡山商大付も充実した戦力で晴れ舞台を狙う。

【広島】
◎ 広陵  ○ 如水館  △ 広島工  ▲ 新庄

野球どころとしては、秋も春も中国大会で実績を残せなかった事は、忸怩たる思いに違いない。しかしながら、夏はやはり実力を挙げてくるのもまた、広島勢だ。やはり筆頭候補には広陵を推す。確かに実績はないが、中井監督は夏に必ず仕上げてくる。エースが不在なのが気がかりだが、素材はピカイチの選手がそろい、誰かがエースの座にのし上がっていくはず。対抗というには実績が上の如水館は、クリーンアップを中心とした打線が強力。打ち勝つ構えだ。秋・春ともに準Vの広島工は、今度こそ”最後の1勝”を逃さないと鼻息は荒い。穴がないのが特徴だ。六信の右腕に全てを欠ける新庄は、暑い夏を乗り切れるか。間違いなく広島NO1投手だけに、周りが援護できれば初の夏もぐっと近づく。


【鳥取】
◎ 八頭  ○ 鳥取城北  △ 鳥取商  ▲ 米子東

例年夏は大混戦となるが、今年も軸になる強豪は見当たらない。大会中に波に乗りチーム力をアップさせたチームが覇権を握りそうだ。そんな中、春の県大会を制した八頭がまず一番手に上がる。左腕上川に安定感が出て、攻守のまとまりが光る。対抗には有力だった選抜に選出されず涙を呑んだ鳥取城北があがる。このままでは終われないはずで、モチベーションの高さは一番か。鳥取商は2年生の奥山が安定感を出してきた。米子東・鳥取西の両古豪は、夏の戦い方を熟知しているとともに、多数詰め掛けるOBたちの熱い声援も、選手たちのパワーを後押しする。


【島根】
◎ 開星  ○ 立正大湘南  △ 邇摩  ▲ 石見智翠館

選抜で優勝候補の慶応を一蹴した開星の力は疑いようのないところ。特に、選手全員が野球をよく知っており、ここぞという場面で力を結集できる。エース春木が選抜時ほどの安定感をなくしているのが気がかりだが、大型クリーンアップのパワーは県内では敵なし。追うのは立正大湘南。エース崎田を押し立て、力でねじ伏せる野球だ。事実春の県大会では、開星にも11-6で大勝。パワーで押し切りたい。二強でほぼ決まりの形勢だが、邇摩も小技が得意ななかなかのチームだ。江の川から校名変更の石見智翠館も4年ぶりを狙う。


【山口】
◎ 南陽工  ○ 岩国  △ 宇部商  ▲ 華陵

選抜でV候補のPL学園を破り一躍男を上げた南陽工のエース・岩本はすっかり自信をつけたようだ。2年生バッテリーだが、勝負どころでの集中力は見事の一言。春夏連覇に最も近い位置にいる。逆に秋春連覇を成し遂げたのは岩国だ。例年の通りマムシのようにしつこく食らいつく打線が軟投派のエースを盛り立てるチーム構成。波に乗った時は一気に突っ走る。年間完全優勝できるのか、注目だ。夏の大会には、名門・宇部商の名を忘れるわけにはいかない。今年は春まで実績が皆無に等しいが、どこまで実力を挙げてくるか、県内全ての学校が注目している。昨年の21世紀枠で選抜に出場した華陵も圏内。昨年ほどのまとまりはないが、甲子園出場の遺産はチームに残る。その下に虎視眈々と優勝を狙うチームが両手に余るほどいる、混戦の大会になりそうだ。


(以下次号)


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