第95回選抜高校野球大会の戦力分析です。
昨年は大阪桐蔭がまさに無双の強さを見せて圧倒的な優勝。
この選抜では、まさに「どこも勝てないだろうな」という充実度を見せてくれました。
さて、今年は95回の記念大会。36校が集う大会となりますから、
4試合は1回戦が行われるわけで、そこに出場のチームは優勝までは6試合という長丁場。
例年あまりくじ運はよくない大阪桐蔭がどこに入るのか、注目されています。
さて、今年はどこが勝ち上がってくるのか?
という事で、今年も戦力分析を。
≪第95回選抜高校野球記念大会≫
【出場校戦力診断】
北海道・東北(4校) 投 攻 守 総合 ランク
クラーク国際(2) 85 80 80 80 B-
絶対的エース・新岡で守りを固め、経験豊富な打線が援護する。初の聖地1勝に向け、準備は万端。
仙台育英 (15) 90 85 90 90 A
夏春連覇を狙い乗り込む選抜。高橋、仁田、湯田らを中心に投手力は万全。あとは打線の爆発待ち。
東北 (20) 85 80 80 80 B-
ハッブスー秋本の強力二枚看板で守り抜く。佐藤イズム浸透し、ニュー東北の姿見せる。
能代松陽 (初) 80 75 80 75 C+
昨夏に続く連続出場。エース森岡は夏もマウンドを踏み経験値が高い。チームのまとまりで勝負だ。
関東・東京(7校) 投 攻 守 総合 ランク
山梨学院 (6) 80 85 85 80 B
関東を制覇したものの、全国ではまだまだ。負けの続く聖地での戦いで、今年こそ殻を破りたい。
専大松戸 (2) 90 80 85 85 B+
注目のエース平野の出来次第。目標の甲子園2勝に向け、激戦千葉を潜り抜けてきた力を見せたい。
健大高崎 (6) 85 85 85 85 B+
秋は湿った強力打線に点火できるか。高い投手力で強豪倒した秋の再現で、暴れまわりたい。
慶応 (10) 75 85 80 80 C+
攻撃力に自信を持ち、打ち勝ちたい。投手陣はコマは多いが、軸になる投手を確立できていない。
作新学院 (11) 75 80 85 80 B-
大量点を取れる集中力が自慢。投手力はつなぎ主体の中、注目された小川の台頭が待たれる。
東海大菅生 (5) 85 80 85 80 B-
エース日当の打たれ強さと堅守で失点を防ぐ。迫力不足の打線のパワーアップがカギか。
二松学舎大付(7) 80 80 80 80 C+
4季連続の甲子園。東京では無双続けるが、全国の壁は厚い。投手力の充実が勝利へのカギ。
東海・北信越(5校) 投 攻 守 総合 ランク
東邦 (31) 85 90 85 85 B+
スケールの大きな好チーム。春の東邦の異名通り、打線が爆発すれば上位は十分に可能。
常葉大菊川 (5) 85 80 80 80 B
防御率0点台の久保がマウンドを死守。伝統のキレのある攻撃が援護できれば面白いチーム。
大垣日大 (5) 85 80 85 80 B
昨年に続いて連続の春。老将・阪口監督は、今年は攻守のバランスで勝負の腹づもりだ。
北陸 (2) 85 80 80 80 B
エース友広の投げおろす迫力は出色。打線は爆発力はないが、小技を駆使して何とか得点を奪う。
敦賀気比 (10) 85 80 90 85 B+
昨年に比べると線が細い感じだが、しっかり守って好機を演出。甲子園慣れしているだけに怖い存在。
近畿(7校) 投 攻 守 総合 ランク
大阪桐蔭 (14) 90 90 90 90 A+
最強伝説の継続には、秋にやや安定感を欠いたエース前田の復調が要。打線は今年も、やる。
報徳学園 (22) 90 90 90 90 A
名門・報徳が華麗に復活。今年は3度目の選抜制覇狙える布陣。注目の捕手・堀だけのチームではない。
智辯和歌山 (15) 85 90 85 85 B+
そつのない攻守で、上位進出の期待は十分。伝統の強打は今年も健在、中塚は注目のスラッガー。
龍谷大平安 (42) 85 85 90 85 B+
古都の名門が4年ぶりに復活。投手陣に若干の不安があるが、攻守ともに洗練され、期待は大きい。
履正社 (10) 85 90 85 85 B
迫力満点の打線がチームをけん引。投手陣も層は厚く、誰が投げても試合を作れる。
彦根総合 (初) 85 85 85 85 B
圧倒的な実戦力で鍛え上げられた新鋭。名将・宮崎監督に率いられ、初出場ながら何かをやる雰囲気。
社 (2) 80 80 80 80 B-
昨夏に続く聖地に燃える。大声援をバックに力以上のものを発揮するチームだけに、相手にとっては嫌な存在。
中国・四国(6校) 投 攻 守 総合 ランク
広 陵 (26) 90 90 90 90 A
優勝候補の一角。大阪桐蔭へのリベンジに燃える。打線は真鍋が締め、投手陣の層の厚さが自慢。
光 (初) 80 75 75 80 C
公立の星として選抜に臨む。昨夏の下関国際の快進撃を再現したい。
鳥取城北 (4) 80 80 75 80 C
素材がいい選手が揃い、期待大きい。スモールベースボールに活路を見出せるか。
英明 (3) 80 80 80 80 B-
しぶとい攻守で四国大会を制す。強気のエース・下村を押し立て、一気呵成の攻撃を仕掛ける。
高松商 (28) 85 80 80 80 B
安定感抜群のエース大室。打線は浅野抜けたが、しぶといバッターが居並ぶ好打線。
高知 (20) 75 80 80 75 C
高い実戦力に裏打ちされた攻守。データでは他校を下回るも、戦えば力を発揮するチーム。
九州(4校) 投 攻 守 総合 ランク
沖縄尚学 (7) 85 90 85 85 A-
打線の破壊力は折り紙付き。仙台育英を追い詰めたエース東恩納が、どこまで甲子園で投げ切るか。
長崎日大 (4) 85 80 80 80 B
高い潜在能力誇る投手陣。打線はピストル系だがつながりよく得点を奪う。
海星 (6) 80 85 85 80 B
昨夏の甲子園での大躍進支えたチームの総合力は健在。投手陣が踏ん張れば、今年も面白い存在。
大分商 (7) 80 80 80 80 C+
投手陣はつなぎを軸に失点を防ぐ。接戦得意で、いい展開に持ち込めれば十分に戦える。
21世紀枠(3校) 投 攻 守 総合 ランク
氷見(北信越・富山)(2) 80 75 75 75 C-
好投手のエース青野に賭ける。2度目の選抜で、狙うは初勝利だ。
城東(四国・徳島) (初) 75 70 70 70 D
わずか12人のメンバーで臨む甲子園。遥か昔の池田、中村の夢よもう一度。
石橋(関東・栃木) (初) 75 70 75 70 D
3人の投手を駆使して守り勝つ。4番の入江はマウンドにも上る。
次回は、大会の展望です。
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