ラグビーワールドカップ日本代表の戦いが、
本当に残念ながら終わりを迎えてしまいました。
長かったジョセフ・ジャパンのピリオド。
そして、リーチ、堀江、稲垣、流ら、
日本代表を長く支えてくれた選手たちを代表で見るのも、
多分最後となるでしょう。
感慨深く、
名残惜しいです。
しかし最後のこの試合、
実に日本らしい、
素晴らしい試合をしてくれました。
残念ながら、
強豪のアルゼンチンに一歩及ばなかったとはいえ、
見ていてハラハラドキドキ、
日本チームの真髄を見せてくれた戦いでした。
松田選手が試合後のインタビューで涙を流しながら申し訳ないと謝っていましたが、
全くそんな必要はありません。
日本代表の、
いやっ日本の矜持を見せてくれて、
本当にありがとうとこちらから彼らに言いたい気持ちです。
それにしても、
目まぐるしい攻防の試合でした。
日本はホント、
アルゼンチンに対してやりたいことはできたのではないでしょうか。
でもそんな試合の中で、
アルゼンチンの力が少しだけ上回ったということでしょう。
攻撃の切れ味は上回ったが、
パワーで少しやられた。
という試合に見えました。
それにしてもアルゼンチンの、
攻撃に入った時の当たりの強さは凄まじいものがありました。
そして日本として少し想定外だったのは、
アルゼンチンが守備に回った時の規律が乱れなかったことではないでしょうか。
ワタシも、
日本が相手人に入って攻めている時は、
もっと相手は反則をしてくれるのでは、
と思っていましたが、
思った以上にキッチリと守られてしまいましたね。
それでも途中の3つのトライはすべて素晴らしかったし、
コーフンさせてもらいました。
しかしトライの後、
必ずアルゼンチンが怯まずにガンガン攻めてきて、
それに抗し切れなかったのは少し痛かったですね。
まあそれにしても、
この大会も日本代表は、
ホントによくやったと思います。
7月、8月の出来を見ていて、
「本当に大丈夫なのか?」
と何度も思いましたが、
いい意味でそれを裏切ってくれたのはさすがでした。
ジョセフ・ジャパン。
いいチームだったなぁ。
さあ、
また新たな4年が始まります。
前回からの4年は、
色々あって代表の強化という面からすると、
誤算続きだったと思います。
コロナで代表戦が思うように組めず、
さらにサンウルブスは弾き飛ばされて、
日常から当たりの強い相手と試合をすることもできませんでした。
そんな中でやや急拵えの感のある代表となってしまい、
なかなか世代交代も進まなかったのも確かでしょう。
これからの4年間は、
本当の意味で新たな時代の始まりだと思います。
あの南アを破った15年組の選手はもとより、
8強入りした19年組の選手も、
次回大会にはほとんどいなくなることでしょう。
しかしながら、
リーグワンは人気を博し、
たくさんの若手が実力を上げてくるはず。
そんな世代交代が急ピッチで進むチームを、
いったい誰が指揮するのか?
そこがいちばんの注目ポイントですね。
選手の中で、
海外に挑戦する選手は出てくるのか?
そこにもまた、注目しています。
サッカー、バスケ、バレーを見るまでもなく、
この時代に代表を強化するためには、
ベースとなる選手たちがたくさん海外の強いリーグで揉まれているということが、
今や必須になってきていると思います。
そういう意味では、
ラグビーも選手のかなりの数が海外組で占められているとなると、
ベースの部分の個人スキルの向上が見込めて、
その集合体が強い代表チームを作っていくのだと思われます。
4年後の大会、
期待しています。
(もう次回大会の出場権は、得ていますからね。)
それにしても再度言いますが、
今大会の日本代表、
本当によくやったと思います。
しっかりと疲れをとって、
次のステージで頑張ってください。
ありがとう、ラグビー日本代表。
が、しかしとにかく遠かった・・・。
追い付き追い越せるかと思っては離され、手の届くところまで来ていましたが、残念!!
レメキのDGが決まった時は、完全に流れが来た!と思いました。
ナイカブラのトライ、そして松田のキックも決まり再び2点差に来たときは、今度こそ流れ来たー!と確信しましたが甘かったですね。
イケると思ったけどなあ・・・
終盤の点の取られ方が悪すぎました。
イングランドもそうでしたが、キッチリ取れるときは逃しませんね。
そういったピンチの時は凌ぎ、チャンスは確実にものにするところ差が、ティア1とそうでないチームの違いでしょうか。
それにしてもホント攻撃時の当たりはすごかったですね。なんとしてでもゲインは突破するぞという執念のようなものが感じられました。
そこからのBK陣の展開力、走力もさすがだなあと感心しました。
とにかくFWで押し込んでくるイメージが強かったので意外でしたね。
得点のすべてがバックスじゃなかったかな。
しかしお互いが死力を尽くした好ゲームだったと思います。
特に後半の得点の奪い合いなんか、ハラハラドキドキ武者震いがしましたもんね。
今回、決勝トーナメント進出まであと一歩のところまで来て、残念ながら敗退しましたが、
もう過去のような、「出る意味があるのか?」と言われた続けた日本ではありません。
次回オーストラリア大会に期待をもたらしてくれるチームへと確実に成長してくれました。
そんな中、試合後の松田の号泣にはやられました。
たまにバラエティに出たとき大口を開けて爆笑する顔が大好きでした。
心底可笑しいんだなというのが伝わってくる表情。
そんな彼が号泣しながらも、懸命に悔しさと、負けたことに対する詫びの言葉を必死に伝えているしシーンは心に刺さりました。
誰よりも成長し、貢献度を考えれば今大会のMOMは松田だと思いますよ。
本当に彼にはありがとうと言いたいですし、次回絶対笑って決勝トーナメント進出してほしいと願っています。
これから4年、大きくメンバーが入れ替わることでしょう。
新たなジャパンに期待です。
頑張れ!!4年後楽しみに待ってるぞ。
PS
なんといってもレメキのドロップゴール。
息子さんの為にもなんとかトライを取ると仰っていましたが、トライ以上のスーパープレイを見せ付けてくれました。
まあまあ距離もあったので滞空時間が長く、ゆっくりと弧を描いてゴールポストを超えたシーンは痺れましたねえ。
今後何度も動画で見るよリストに入りました。(日テレの実況、大西将太郎の「GO!GO!!…イエェェェェェス!!!」付き)
あと、前回大会でみせたようなオフロードパスは今回ほとんど見られませんでしたが、意図的なものなのでしょうか。
エディーさんはオフロードのようなリスクのあるパスは禁じてましたが、今回もそのような理由なんでしょうかね。
無理なオフロードは危険ですが、しっかり相手を見てなら全然アリだと思いますがね。
サモアは多用していましたが、結構危ないシーンがありましたし、効果的だったと思いますよ。
精度を上げて、日本の持ち味にすればいいのにと強く思いました。
本当に惜しかった。
しかしその差は、とてつもなく大きく感じた一戦でした。
届きそうで届かない、そんな風に見えましたね。
リーチ、あるいはジョセフさんの試合後のコメントがすべてを物語っていたのではないかと思います。
今大会、大会前は非常に心配されましたが、大会に入ってからは本当によく頑張ったと思います。
アルゼンチン戦は、本当にいま日本ができるベストを出したのではないでしょうか。
しかし届かなかった。
どこが届かなかったのか、そして今後どうしていくべきなのか、キッチリと検証を行って、今後につなげていってもらいたいと思います。
それにしても、
15年、19年に続いて、今大会でもまた、日本はしっかりと戦えばティア1のチームと競り合う事が出来ると、証明してくれました。
エベレストというとてつもない山に登るのは本当に難しいと思いますが、歩みを止めず、しっかりと一歩一歩、踏みしめるように上っていってほしいと思います。
さあ、これからは全く新しいチームでの再出発です。
どんな選手が出てきてくれるのか、楽しみですね。
そして監督が果たして誰になるのかも。。。。
(個人的には、エディさんではない方がいいのでは・・・・と思ってはいます。これからは新しいアプローチで、日本を先に進めてほしいので。)
まだまだラグビーの代表にかける思いは、ワタシは強いです。
リーグワンにも、今季もたくさん足を運びたいなあと思っています。
Bリーグにも興味が出て、チケット取ってしまいました。いろいろな競技の面白さを堪能する秋になればいいなあと思います。