第59回スーパーボウル
NFL最高勝率でシーズン、プレーオフを駆け上がり、
過去誰も成し得たことのない3連覇を狙っていたカンサスシティ・チーフスに大きな注目が集まりました。
しかし、
試合は第1Qから、
攻撃のみならず守備が素晴らしかったフィラデルフィア・イーグルスが完全に試合を支配。
とにかくチーフスの大黒柱にしてスーパースターのQBマホームズを完璧に抑えきり、
全く何もさせず完封。
投げさせない、走らせない、
あんなマホームズはかつて誰も見たことがないほど、
本当の「完封」。
何しろ、
ファーストダウンすら取れず、
パスも2本とか3本とかしか通らず、
サックをかまされまくって、
まあなんというか、
ズタズタにされました。
ど〜しようもなかったですね。
それにしてもイーグルスの守備は凄かった。
何しろチーフスのOLが全プレーで押されまくられ、破られまくられ、
全くマホームズを守ることができませんでした。
そしてその合間に、
ハーツが効果的なパスを通し、
前半終了時点で24-0の大量リード。
しかしながらこの時点では、
ワタシはまだチーフスとマホームズに、
まだ希望を持っていました。
往々にして、
前半完全に抑えられても、
後半ガラッと流れが変わり、
一気に試合がわからなくなるというのも、
NFLではよくあること。
ましてやチーフスのQBはマホームズですから、
「流れが変わりさえすれば」
と思っていたのも確かです。
しか〜し
ハーフタイムショーの終わった後半、
チーフスの攻撃から始まりましたが、
マホームズは後半に入っても全く冴えず3アンドアウト。
そして・・・
イーグルスがFGで得点を追加した後、
QBハーツの46ヤードのピンポイントパスが決まり34-0になって、
チーフスの反撃の可能性はここで完全に消えましたね。
あとはもう、
「これって、スーパーボウルだよねえ」
って感じの試合になっちゃって、
つまらん試合になってしまいました。
このところずっと、
スーパーボウルほ最後まで勝敗がわからない接戦が続いていましたので、
今年の試合はホントつまらなかった。
ワタシの遠い記憶では、
80年代、最強の49ersがモンタナ、ライス、クレイグらを擁してデンバー・ブロンコスに55-10で勝ったことがありましたが、
それ以来のつまらなさだった気がします。
試合はその後、
チーフスが3トライを返しますが、
全く焼け石に水。
結局イーグルスが、
40-22で快勝。
2度目のロンバルディ・トロフィーを獲得しました。
いやぁ、
強かったですね。
シーズン中から強かったのですが、
プレーオフに入ってどんどんチーム状態が良くなってきて、
今日の試合は完全にアンストッパブルなチームになっていました。
しばらくこのイーグルス、
強さを維持できそうな感じがします。
一方のチーフス。
今日の試合は、
なんだかこれまでの栄光をすべてふいにするような戦いぶりだったという印象がありますね。
後付けで言うのもなんなんですが、
なんか今年のチーフス、
結果は出ていたものの、
個人的な見解としては「あまりいいチームではないな」と言う感じがしてはいました。
しかし、
大きな目標である3連覇がかかっていましたから、
そのモチベーションの高さでチームのアラを見えなくしていた感じですね。
ひょっとすると、ですが、
チーフスは来年から、
ダウントレンドに入っていくかもしれません。
なんだかそんな気が、
してきています。
さて、
今年もスーパーボウルご終わりました。
しかしこんな試合で終わっちゃったので、
なんだか寝覚めの悪さを感じています。
あ〜あ、
終わっちゃった!
また9月までまたにゃならんのかー?!
長いなあ。。。
まあしかし、
今年もシーズンは、
面白かった!
やっぱりフットボールは、
サイコーです。