昨日何気なく購入した雑誌に、
実に興味深い記事が載っていました。
購入した雑誌は『ラグビーマガジン』。
特集記事には面白いものが多いのですが、
何しろラグビーという『メジャーとマイナーの狭間』で揺れる競技のこと。
あまり注目されはしません。
今月号の記事の中でワタシの目を引いたのは、
『群馬県立太田高校ラグビー部』の花園への挑戦の記事でした。
創部103年を誇る、
日本最古といってもいいくらいの伝統ある太田高校のラグビー部。
しかし花園への出場歴はありません。
今年のチームも、
花園が確実だと思えるような戦歴はありませんが、
初の花園を狙える位置まで来た、
ということで選手全員が燃えているという記事です。
太田高校といえば、
群馬県では屈指の進学校。
ラグビー部も、
通常であればインターハイ予選が終わった後には引退だそうですが、
今年の3年生は全員が”花園”を目指して部活を継続。
その魂を1・2年生も継承し、
実にいい雰囲気でチームは仕上がっていたようです。
野球やサッカーならば、
選手権予選のニュースは耳に入ってくるのですが、
ラグビーではなかなかそうも行きません。
ましてや自分の地元でないとなると、
県予選のニュースが耳に入ることなど、
まずないといってもいいでしょう。
しかしこの彼らが花園にかけた思いをぶつけていく姿、
実に見ていて楽しく、
思わず応援したくなってしまいますね。
高校ラグビーの世界。
まだまだ”部活色”が強くて、
感情移入が出来てしまいます。
高校入学まではラグビーに携わったことがないような選手が、
高校の3年間で素晴らしいラガーマンになっていくという姿、
どこでも見かけることが出来ます。
ごく一部の学校を除いて、
野球やサッカー、バスケなどのような【特待生】などありえない普通の部活であるラグビー。
全国的に見ても、
福岡の筑紫、修猷館、高知の土佐塾やこの太田高校など、
進学校の子達が文武両道を実践しているところも、
少なくありません。
One for all All for one
のスローガンがまぶしいラグビーというスポーツ。
【部活】にはうってつけのスポーツだなあと思います。
今年はどんなドラマが展開されるのでしょうか。
3年間のすべてをかけた戦いは、
今真っ盛りです。
*太田高校は、残念ながら準決勝で「花園常連校」である東京農大二に敗れてしまったようです。残念でしたが、お疲れ様でしたね。今後の各選手のご活躍に期待しています。