SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

この一瞬にかける  部活の魂

2010年11月12日 | スポーツ全般

昨日何気なく購入した雑誌に、
実に興味深い記事が載っていました。

購入した雑誌は『ラグビーマガジン』。

特集記事には面白いものが多いのですが、
何しろラグビーという『メジャーとマイナーの狭間』で揺れる競技のこと。
あまり注目されはしません。

今月号の記事の中でワタシの目を引いたのは、
『群馬県立太田高校ラグビー部』の花園への挑戦の記事でした。

創部103年を誇る、
日本最古といってもいいくらいの伝統ある太田高校のラグビー部。
しかし花園への出場歴はありません。

今年のチームも、
花園が確実だと思えるような戦歴はありませんが、
初の花園を狙える位置まで来た、
ということで選手全員が燃えているという記事です。

太田高校といえば、
群馬県では屈指の進学校。
ラグビー部も、
通常であればインターハイ予選が終わった後には引退だそうですが、
今年の3年生は全員が”花園”を目指して部活を継続。
その魂を1・2年生も継承し、
実にいい雰囲気でチームは仕上がっていたようです。

野球やサッカーならば、
選手権予選のニュースは耳に入ってくるのですが、
ラグビーではなかなかそうも行きません。

ましてや自分の地元でないとなると、
県予選のニュースが耳に入ることなど、
まずないといってもいいでしょう。

しかしこの彼らが花園にかけた思いをぶつけていく姿、
実に見ていて楽しく、
思わず応援したくなってしまいますね。


高校ラグビーの世界。
まだまだ”部活色”が強くて、
感情移入が出来てしまいます。

高校入学まではラグビーに携わったことがないような選手が、
高校の3年間で素晴らしいラガーマンになっていくという姿、
どこでも見かけることが出来ます。

ごく一部の学校を除いて、
野球やサッカー、バスケなどのような【特待生】などありえない普通の部活であるラグビー。

全国的に見ても、
福岡の筑紫、修猷館、高知の土佐塾やこの太田高校など、
進学校の子達が文武両道を実践しているところも、
少なくありません。

One for all   All for one

のスローガンがまぶしいラグビーというスポーツ。
【部活】にはうってつけのスポーツだなあと思います。

今年はどんなドラマが展開されるのでしょうか。

3年間のすべてをかけた戦いは、
今真っ盛りです。

*太田高校は、残念ながら準決勝で「花園常連校」である東京農大二に敗れてしまったようです。残念でしたが、お疲れ様でしたね。今後の各選手のご活躍に期待しています。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年も熾烈 J1残留争い | トップ | 秋の高校野球行脚その3 明... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

スポーツ全般」カテゴリの最新記事