SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

強行か?順延か? 恨めしい雨の日の判断

2013年07月25日 | 高校野球

昨日の首都圏地方。

昼前からショボショボと梅雨空のような雨模様。
『戻り梅雨』のようだという天気予報もありましたね。

そんな中で、
各地の甲子園を目指す地方大会はいよいよ準々決勝、準決勝と盛り上がりを見せてきています。

前日の天気予報は、
『東京・横浜地方共に、11時ごろから雨が降り出し、午後は本降りになるところも。』
というもの。

この天気予報を受けて、
高野連の判断が分かれました。


神奈川県大会は、横浜スタジアムで11時から準々決勝2試合の予定。
第2試合は、全国的に注目度の高い桐光学園vs横浜の試合が予定されていました。

一方の西東京大会は、神宮球場で9時から準々決勝2試合の予定。
試合開始時刻が早いのは、夜にヤクルト主催のプロ野球が開催されるため。
こちらも早実vs国士舘など、注目のカードでした。


さて、両高野連の判断はというと。


神奈川県大会は、
9時ごろ早々に中止、大会の順延を決定しました。

この順延によって、
土・日に開催される予定だった準決勝、決勝は1日ずつずれて、
準決勝が日曜日、決勝は月曜日となりました。

その時間、横浜周辺で雨は降っていませんでしたが、
それでも”松井人気”でたくさんの人が来ることが予想されたため、
高野連は異例の早い判断で中止を決定しました。


東京都高野連は、
雨も降っていなかったので予定通り試合を開始。

2時過ぎ、
雨もさほどではないときに試合も終了させることが出来、
混乱もなくヤクルトに球場の引き渡しをすることが出来ました。

実は東京都の高野連は、
結構冷や冷やものだったでしょうね。

少なくとも4時前には球場を引き渡さなければならなかったので、
もし雨が一時土砂降りになって中断などがあった場合、
一気に時間的にタイトになってしまいますからね。

おまけに東京都の大会は2大会が交互に神宮球場を使って行われているので、
雨天順延は非常に日程を厳しくしますからね。

昨日はよかったなあと思います。


一方の神奈川の高野連も、
ワタシは賢明な判断だったと思います。

もちろんこの日の観戦、応援を楽しみにしていた多くの関係者やファンにとっては、
本当に残念なことでした。

しかしながら、
たくさんの人出が予想されたこの日、
人が球場周辺に駆けつけた段階で中止にすれば混乱は目に見えていますので、
天気予報をにらんで早めに”中止”を決定して周知させたことは、
悪くない判断でした。

さらに、ここまで来た球児たちをいいコンディションで試合させてあげたい、
という気持ちも感じられました。

これによって決勝が月曜日になるということになりましたが、
それでも順延にしたことは、
神奈川高野連の『気概』を垣間見た気がしました。
『運営的要素よりも、選手のコンディション重視』
ということです。

皮肉にも午後の雨はそれほどにはならず、
『やればできたなあ』
と思わなくもありませんでしたが、
それは結果論。

出場する球児たちの負担も、
最小限に済んだのではないでしょうかね。


まあ、
判断する方は本当に大変だと思います。

過去には、
何時間も待って強行する・・・・なんてこともありました。

甲子園でも、
雨に泣かされた球児は数知れず。

あの江川もダルビッシュも、
大雨の中の試合で、
泥だらけになりながら甲子園を去っていきました。


しかし観ているものにとっては、
『雨中での激闘』は、
心に深く刻み込まれて、
いつまでたっても忘れられないものになるのもまた、
事実です。


しかし3年間の集大成の戦い。
『いいコンディションで』
戦いに臨んでほしいというのは、
関係者、ファン、共通した願いですね。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年もがんばる 文武両道の... | トップ | 物語の終わりは突然に »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

高校野球」カテゴリの最新記事