《ラグビーワールドカップ 2023》 〜フランス〜
【準決勝】
南アフリカ 16-15 イングランド
いやぁ、
今年のワールドカップ、
ホントに凄い試合ばかりですね。
準決勝の第二試合、
南アとイングランドの決戦は、
最後の最後までまたと手に汗握る試合となり、
連覇を狙う南アが残り5分を切ってから逆転。
前回大会の決勝に続きイングランドを撃破し、
連覇に向けて決勝に進出しました。
試合は終始、
イングランドのペースで進みましたね。
SOファレルの正確無比なパントキックを軸に、
南アの当たりの強さ、ウィングの速さなどをほとんど封印することに成功。
ワタシはこの試合を見ていて、
日本でのワールドカップ準決勝で、
イングランドがオールブラックスに何もさせず破った試合を思い起こしていました。
ホントこの日も、
イングランドは素晴らしかった。
相手のストロングポイントを消して試合展開を自分の方に持ってくるうまさ、凄さ、
またも感じさせてもらいました。
ファレルが長いドロップゴールを決め15-6とリードし、
その後もしばらく試合展開が変わらなかった時は、
完全にイングランドが勝ったと思いましたけどね。
しかしそこから、
諦めない南アの執念を十分に感じさせられる展開になりました。
9点差ですから、
トライ、ゴール、そしてその後PGと続かないと逆転はできない点差。
しかし南アは、
それをやっちまうんですからすごい。
相手陣残り10mまで迫り、
この日ずーっとうまくいかなかったラインアウト。
ここで南ア、
モールを組むふりをしてすぐに持ち出し、
繋いでトライ。
キックも決まってあっという間に2点差。
ここからの約10分は、
息が詰まるような攻防でした。
イングランドはここで相手陣22m内側に侵入しながら、
痛恨の反則を侵してしまいました。
そしてハーフウェイラインまで戻され、
そこでまたもスクラムのコラプシング。
そして・・・
ポラードが50mに迫るPGをいとも簡単に決め逆転。
最後2分、
イングランドは相手陣でなんとか反則を誘ってPGでの“サヨナラ勝ち“を狙いましたが、
南アは規律を守りハードなディフェンスでそれを許さずノーサイド。
かくしてこの激戦は、
わずか一点差で南アが逃げ切りを果たしました。
それにしても痺れる試合でした。
イングランドは80分間見事に戦いましたが、
残り10分で痛恨のプレーが続いて悔しい悔しい逆転負け。
連続の決勝進出を逃しました。
なにが試合を決めたのか?
それは分かりません。
そしてそこまでワタシ、ラグビーに詳しくはありません。
しかし、
なんとなく思うのは、
やっぱりリザーブの選手の質が、
南アの方がイングランドより良かったんではないか、
ということ。
ポラード然りスナイマン然りヌチェ然り。
出てくるリザーブの選手たちがすごかった。
一方イングランドは、
選手を変えるほどこの日は、
開始早々から続いていたいい流れを少しずつ手放していったのではないか、
そんな気がしているんです。
まあそれにしても、
ラグビーというのは本当に面白い。
今大会、改めてそう感じます。
そしてここからは私見ですが、
この日のNHKの実況中継、
サイコーでした。
豊原アナと廣瀬さんのコラボ、
本当に必要な情報を素早く的確に過不足なく伝え、
見事でした。
「これぞNHKのスポーツ実況」
って感じでしたね。
日テレも悪くはないんですが、
やっぱり絶叫型のアナが多くて、
プロと感じるのはNHKですねー。
そんなこんなで、
いよいよ決勝。
オールブラックス 🆚 スプリングボクス
の決勝です。
あー決勝は実況日テレかぁ。。。
というワタシの個人的な嘆きは置いておいて、
素晴らしい試合を期待します。
やっぱり、
強国同士の対戦は、
こんなにもすごいものになるんだなぁ。
1週間、
あーだこうだと、
頭の中でシュミレーションしながら、
楽しむことにしよっと。
凄い試合でしたねえ。
そしてついに決勝までやってきました。
イングランドの嘆き、hanahanaさんの言われている通りだと思います。スタジアムに大挙して集まったイングランドファンの嘆き、察するに余りあります。
しかしいくら腹立たしくとも、
フーリガンにはならないでよね・・・・って思っていますが。
それにしても実況中に、「いや~珍しい、イングランドとフランスのファンが肩を組んで・・・・・」なんてくだりがありましたが、「ホントかいな?!」ってワタシは少し懐疑的でしたが。。
やっぱり今大会も、
最後は南半球が強かった・・・・ってなりましたね。
このカードで決勝、どちらも目指すは最多4度目のチャンピオン。
いやあ、しびれますね。
決勝、見に行きたいな~~心から。
やっぱりワールドカップは、
予選プールはプロ野球でいうとペナントレースで、
盛り上がりは短期決戦のノックアウト戦が始まってから、というのは真実ですね。
特に今大会は、
本当に準々決勝以降すごい試合が多すぎて、
コーフンの行ったり来たりです。
終始イングランドが主導権を握っていたのは明白で、南アは見せ場すらありませんでした。70分までは。
しかし、ワンチャンスをしっかりものにし、追撃のトライ!
まだリードを許してはいるものの勢い、ムードは逆転していましたね。
結局最後はこうなるだろうと展開を読んでいたかのように、ポラードのPGでキッチリ逆転。
しびましたねえ。
しかしラストの攻防も手に汗握る展開でしたね。
反則許されないし、伝家の宝刀DGもあるし笛が鳴るまでドキドキでした。
どっちを応援するわけでもなく、ただただ引き込まれていましたね。
いやあホントにすごかった。
しかしラスト2分イングランドの悲壮感たるやあまりにも残酷でした。
今までなんだったのか。
終始これでもかというほど徹底したキックで完全に支配していましたからねえ。ボールの転び方までも。
(両ウイングのミスマッチを狙い撃ちしたかのように感じました)
得点の奪い合いで、一進一退の攻防の末にあの結末ならばまだしも、
ずーーーっとイングランドペースだったからねえ。
正直オーエン・ファレルのDGで勝負あったと思いました。
残り時間はまだありましたが、それぐらい危なげない試合運びだったと思います。
終わってみれば、それまで盛り上がっていたスイングロウが虚しい・・・
さあこれで決勝はオールブラックス対スプリングボクス。
どちらが勝っても史上最多4度目の優勝。
そう思うとワールドカップという特別な大会は結局この2チームを中心に回っているんですね。
白熱した好ゲーム満載の今大会です。
あと3決含めて2試合。楽しみしかありません。
PS
まめちち様と同じこと思っていました。
豊原アナと廣瀬さんは名コンビだと思いますよ。
豊原アナはラグビー経験者なので廣瀬さんも話しやすそうですし、
二人ともたまに実況、解説そっちのけでファン目線で話しているときがあります。
それと廣瀬さんの柔らかい口調。そこがなんとも心地いいんですよね。
日テレはまだTBSよりマシなので、アリかなと(笑)
盛り上がる場面で絶叫している分には全然いいけど、TBSは終始絶叫しているイメージ。
それもわざとらしくて、小洒落たフレーズ言ってやろう的な。(ボクシングは最低です。なので見るときは消音で見ます)