大相撲初場所千秋楽。
やはり最近のジンクスは生きていました。
「初場所は初優勝力士が誕生する!」
過去5年と同じように、
今年もまた、平幕の初優勝にわきました。
主役は前頭筆頭の大栄翔。
14日目に単独トップに立つと、
千秋楽は”さばきにくい”隠岐の海が相手。
さてどうなるのかと思ってみていましたが、
なんのなんの。
今場所初日から役力士をすべて葬り去った立ち合いからのぶちかましで圧倒。
相手に何もさせずに突き切り、
初優勝を手にしました。
見事すぎる初場所の15日間を締めくくる、
見事な相撲っぷりでした。
きっぷのいい、
見事な取り口での13勝2敗でした。
明るく実直な人柄そのもののインタビューも、
なんだかとても良かったですね。
「大栄翔」という名前、
大相撲ファンのみならず世間に、
とても広く知れ渡った今場所だったと思います。
今後がとても楽しみですね。
照ノ富士に次ぐ大関候補に、
名乗りを上げた感じです。
埼玉県出身力士としては初の賜杯ということで、
埼玉出身のワタシとしても、
とてもうれしい大栄翔の初優勝です。
そういえば昔は、
埼玉出身の力士って、
あまり覚えていないもんなあ。。。。。
「昔、若秩父ってお相撲さんがいて・・・・・」
という話は、
何度も聞きましたがね。
昨日の放送によると、
千秋楽における優勝争いも若秩父以来だとか。。。。
よかったなあ。
昔ワタシが住んでいたころ(昭和50年代初頭ぐらいの話)は、
埼玉でスポーツといえばサッカーばかりで、
野球選手も力士も、
ほとんどいなかったもんなあ。。。
サッカーの名選手はたくさんいたけど。。
今ではアスリート供給の一大拠点(?)となっている埼玉を見ると、
隔世の感がしますね。
さて、大相撲の初場所です。
とにかく最初の感想は、
「よく最後まで駆け抜けた」
これに尽きます。
いろいろな意見を様々なところで目にし、耳にしました。
クラスターの発生で3つの部屋の力士が休場を余儀なくされ、
横綱・白鵬もコロナ陽性に。
もう一人の横綱・鶴竜も腰痛で休場して、
最近では珍しくなくなった「横綱がともに球場」の場所として今場所は始まりました。
好角家のワタシとしては、
相撲は災いを鎮めるための”神事”ということを信じて疑っていないので、
どうしても頑張って開催してもらいたかったという気持ちが大きく、
期待をしていました。
その一方でスポーツイベントの開催は、
なかなか難しいだろうと考える自分もいたりして、
最初はなんだかモヤモヤしたまま場所に突入という感じでした。
しかも初日を見てみると、
中入り後の取り組みのみならず、
十両などでも取り組みの「スカスカ感」が取れず、
「う~ん」と考えてしまうような感じでした。
が・・・
2日、3日・・・・・
と過ぎていくうちにそんな違和感はどこかに消え、
それどころか”綱とり場所”だった貴景勝の連敗も気にならなくなり、
今場所を盛り上げてくれた大栄翔であり明瀬山、
照ノ富士や明生、阿武咲、翠富士、
カド番を脱出した両大関・・・・・・
それらすべての頑張って盛り上げてくれている力士たちを、
頼もしく見ていました。
「やっぱり日本には、お相撲だよ!」
そんなことをまた昨年に引き続き、
感じてしまった場所でしたね。
大相撲は新時代を迎えて、
苦しい中にも光明を見出しているように感じました。
大相撲は苦しくても続けるということが、
とても大切に思えましたね。
関係者の皆さんの苦労はいかばかりかと思いますが、
お疲れさまでした。
解説の北の富士さんではないですが、
「来場所もまた、元気で会おうな!」
そんな言葉をかけられたように感じた千秋楽でしたね。
来場所も開催自体がすごく大変な、
そんな場所になるのは明らかでしょう。
しかし、
総力を結集して、
何とか開催にこぎつけてくれることを、
願っています。
「相撲をやっている」
そのこと自体に勇気づけられたたくさんの人を癒す、
そんな場所をお願いします。
相撲の神様、
頼みます。。。。
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