大相撲、
阿炎の引退届は協会に受理されず、
3場所の出場停止と減給という処分に落ち着きました。
なんだか、ホッとしました。
何しろ昨日までの報道では、
阿炎の引退はなんだか「既定路線」のように報道されて、
あとは正式に決まるのを待つばかり・・・・・ってな感じでしたからね。
才能のある力士をこのまま引退させるのは、
いかに何でも忍びないと思っていましたし、
心配していました。
引退届は協会預かりとなり、
次に問題を起こしたら「3アウト法案」でもないですが、
即引退勧告となる流れのようです。
さて、当の阿炎関。
この処分を受けて、
本当に「ヤバい」と思ってくれたらしめたもの・・・・なんですがね。
今は反発する気持ちも強いと思いますが、
相撲という「天職」があるのだから、
土俵に上がることが出来るという幸せをじわじわと実感し、
かみしめてほしいと思います。
照ノ富士、栃ノ心、宇良、
そして引退した豊ノ島のみならず、
「土俵に上がりたくても上がれない、戦いたくても戦えない」
ほどの大けがで番付も下がり失意の年月を過ごし気力で復活した力士の事を考えると、
阿炎はこれしきの事で簡単に引退するなんていったら罰が当たるよ!!
何かまだまだ、
彼の中では「学生乗り」みたいな感じで上の者に反抗してみたり、
はたまた「規則なんてくそくらえ」と思って見たり・・・、
そんなことがまかり通っている感じがします。
そんな自分を変えて、
力士としてきちんとした足跡を残せるよう、
古い言葉ですが「精進」していってもらいたいと思います。
誰のためでもないよ! 自分のためだよ!!
逆境をはねのけてまたひのき舞台に上がってきた力士に対して、
大相撲のファンは暖かいですよ。
拍手の量、見てくださいよ。
元々はさほど人気のなかった照ノ富士とか栃ノ心、
彼らが復活を遂げてきたときの館内の熱い声援、
いつも聞いているでしょ。
そんな風にならなきゃウソだよ。
もしもその気概がないのであれば、
土俵を降りるのみだよ。