昨日の甲子園は、
第一〜第3試合にこの大会初戦のチームが登場。
さまざまなことがあった初戦ですが、
とりあえず全チーム試合することができて、
本当に良かったと思います。
さて、
第3試合には昨年優勝、
今年も力のあるチームと評判の智辯和歌山が、
連覇を狙い登場してきました。
相手は開幕戦を勝った国学院栃木。
打線好調で侮れない相手です。
49代表の最後に登場するチームは、
これまでも苦戦を強いられてきた歴史があります。
やはり、
相手はすでに1試合経験していること、
そして自チームは長く試合から遠ざかっていることなど、
相手にとってのアドバンテージが多く見受けられ、
どんなに強いチームでも苦戦を強いられることが多い「鬼門の抽選番号」ということが言えますね。
それは智辯和歌山にとっても同じこと。
春の近畿大会であの大阪桐蔭に土をつけた今年の智辯和歌山。
ワタシも「大阪桐蔭に次ぐ存在」として、
有力な優勝候補の一角に挙げていました。
その智辯和歌山、
初回から国学院栃木にやや押され気味に試合に入り2点を先取されてしまいます。
国学院栃木はエースを後半まで温存して、
後半に勝負をかける投手起用。
智辯和歌山としては前半にリードを奪いたかったもののそうはならず、
ジリジリした展開の中試合は進みました。
智辯和歌山としては、
何度もチャンスを掴みながらあと一本がです、
この辺りが初戦の厳しさ、
そして試合間隔が空いてしまったということなんでしょうか。
終盤には相手主砲に一発を喰らい、
とにかく試合中ずっと後手を踏む展開で、
焦りからバッティングも爆発することなく、
最後まで来てしまいました。
国学院栃木は、
監督さんのハラの座り方が見事。
この戦い方で・・・
と決めた戦いぶりを最後までブレずに貫き、
大金星へとつなげました。
そう言えば県大会でも、
10年以上王座を明け渡さなかった作新学院を、
9回表に大逆転されながらその裏追いついて振り切ってきたという得難い経験を積んでこの甲子園にやって来ています。
監督も選手たちも、
なんだか自分達の戦い方に、
絶大なる自信を持っているように見えます。
海星、そしてこの国学院栃木、
なんだかこの夏、
ものすごい勢いで上昇して来ているチームが、
いくつか見受けられますね。
今後の戦い、
とても楽しみです。
智辯和歌山は、
連覇という重圧もあったと思いますが、
選抜に2校を送り込んだ和歌山にあって、
それらの強豪に負けることなく「夏の王者はオレたちだ」
とまた強く示してくれたのは、
見事でした。
やっぱり智辯和歌山は強いチームだと、
改めて思った大会でした。
新チームでの捲土重来を、
期待しています。