第81回選抜高校野球大会
≪決勝≫
清峰 1-0 花巻東
清峰は、
今村の好投と堅守で、
すばらしい投手戦を制しました。
清峰・今村、花巻東・菊池の両投手は、
大会前から左右の大会屈指の投手といわれていましたが、
この決勝戦のみならず、
大会を通じて
「さすが」
の一言。
すばらしいピッチングを見せてくれました。
春の段階で、
この両投手のように、
『145キロを超える球威』
『高速スライダー』
『低目への制球力』
を持ったピッチャーを攻略するのは、
困難といわざるを得ません。
久しぶりに
『春は投手力』
を実証する大会となりました。
さて、
簡単に今大会を振り返ってみましょう。
今大会は、
一言で言うと
『投手力の大会』
といえるでしょう。
上の2投手のほかにも、
福知山成美・長岡、
PL学園・中野、
興南・島袋
をはじめ、
すばらしい投手が勢ぞろいしました。
投手の品評会のような大会でしたね。
反対に期待されたスラッガーは、
力を出せずに帰って行きました。
西条・秋山、
PL学園・勘野、
金光大阪・陽川
などは、
豪打の片鱗を見せることが出来ませんでした。
チームとしては、
地域の格差が全くなくなってきたことを、
思い知る大会となりました。
『弱小地域』
といわれた代表の、
花巻東・開星などの見事な戦いぶり。
大会前それほど期待されていなかった
南陽工・利府などをはじめ、
21世紀枠の彦根東などの戦いぶりも見事。
逆に、
秋の各地区大会で好成績を残したチームの、
早い段階での敗退も目立ちました。
明治神宮大会の優勝を争った
慶応・天理の初戦敗退は、
驚きました。
西条・鵡川・国士舘などの有力チームも、
対戦相手に恵まれなかったとはいえ、
早々と敗退。
混戦に拍車をかけました。
ここ数年の傾向としても、
「秋の成績は全く当てにならない」
ということが顕著でしたが、
図らずも今大会でもこれが実証された形となりました。
そんな中で決勝を争った2チーム、
清峰と花巻東は、
投手力を中心に
1-0でも勝ち抜いていけるチームでした。
力を持っていたと思います。
ベスト4まで勝ち上がった
報徳学園、利府は、
大会中にグングン力を伸ばしたチームの典型でした。
惜しくも決勝まで行くことはできなかったものの、
胸を張って返れる成績だと思います。
さて、
すぐに夏の予選も始まります。
あと3ヶ月しかありません。
この間、
すべてのチームが戦力を大幅にアップさせてきます。
戦力図も3ヶ月で大きく塗り変わります。
特に今年は、
選抜に『常連校』といわれるチームがやってきませんでした。
横浜・仙台育英・大阪桐蔭・智弁和歌山・広陵・・・・・・・・
それらのチームは、
夏に向けて必死に練習していることでしょう。
選抜組とのこれからの切磋琢磨、
注目して見守ることにしましょう。
待ちどおしい夏の予選の前に、
前哨戦である各地区の春の大会がぞくぞく開幕しています。
選抜が終わっても、
高校野球の熱い季節は、
始まったばかりです。
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