90年代から球団に多大な影響を与えてきた、
元の社主であり球団オーナーでもあった渡辺恒雄氏が亡くなった巨人。
新たな時代になっていることを、
いやがおうにも感じざるを得ない年の瀬だと思います。
今年はリーグ優勝を果たしたものの、
CSでDeNAに敗れて日本シリーズ出場はならず。
来年に捲土重来を期しています。
そんな巨人にも、
行く人、来る人の往来が始まっています。
行く人・・・・としては、
なんといっても菅野でしょうね。
今年MVPを獲得した菅野、
今年の成績は15勝3敗、防御率1.67、
そして156イニングを投げてくれたエースの離脱は、
普通に考えると、かなりダメージを与えるものだと思います。
しかしながら、
巨人を見ていると、
さほど来年ダメージを受けることなく、
戦いを進めていけそうな空気が漂っていますね。
来年の巨人、
投手関連の「守りの部分」で、
テコ入れをしてきました。
まずは中日の守護神、
球界No1クローザーのマルティネスを獲得。
これで元々安定感のあった救援陣の整備はばっちりでしょう。
8回のセットアップに大勢を回せば、
相手のチームの「試合」は7回まで。。。。。
となりますから、
かなり余裕を持った戦いが進められるのではないでしょうか。
そして今週入団会見を行った二人にも注目です。
まずはFAで獲得した甲斐捕手。
SB時代は育成からたたき上げたというその経歴と、
”甲斐キャノン”と言われる鉄砲肩で、
SBの常勝の一翼を担ってきました。
甲斐が入団する巨人。
いろいろな面で、
大きな影響が与えられそうです。
捕手はこれまで、
岸田、大城、小林の併用でしたが、
来季は「レギュラー甲斐」という安定したルーティンで、
そこに岸田を絡めて捕手を回していくという事になりそうですね。
大城はバッター専業、
そして小林は、
残念ながらほとんど出番は回ってこないのではないでしょうか。
彼の肩は、
細かい野球をやってくるセ・リーグでこそ生きるのではないか、
そんな風に思いますね。
そしてその経験は、
必ずや巨人にいい影響をもたらすでしょう。
そしてもう一人、
田中将大投手が入団会見を行いました。
とかく言われるマーくんですが、
何のしがらみもなしにたた自分の投球だけにフォーカスすれば、
まだ5~10勝程度は稼げる可能性がありますね。
特に巨人は救援陣、そして援護してくれる打撃陣が揃っているので、
意外なほど勝ち星は上がっていくかもしれません。
あるいは若手投手がぐんぐん伸びて、
マーくんの出番をなくすかもしれません。
もしそうなったら、
巨人としては願ったりかなったり。
ぶっちぎりの優勝となりそうですね。
いずれにしても、
阿部監督の就任で、
明らかにその空気が変わった巨人。
本領を発揮するのは、
来季からになりそうな気配です。
来年はDeNAも今季より力を伸ばすだろうし、
阪神の戦力も充実しています。
更にヤクルトがもしかしたら・・・・・と思わないでもないですし、
来季も激戦になりそうなセ・リーグではありますね。
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