年末年始は、
スポーツ好きにとってはたまらない時間です。
まさに各競技の醍醐味を味わうようなイベントが、
ここでもあそこでも・・・・・・
現地に観戦に出かけても、はたまた家でのんびりとこたつに入りながらでも、
とても楽しむことができますね。
そんな中で、
『正月のテレビのスポーツの特集番組』
といえば、
スポーツというよりバラエティ色の濃い、
『スポーツ選手がてんこ盛り』
の2時間もの、3時間もの、はたまた5時間ものの番組がたくさん番組表に並んでいます。
それもまた楽しいのですが、
この正月に、
『なぜ今この番組を?』
という様な番組がありました。
TBS系で3日に放送された、
『独占!長嶋茂雄の真実』
という番組です。
『なぜ今、この正月番組の間に、この番組が来るんだろう?』
と大いなる疑問を持っていたワタシなのですが、
やはりそこは『長嶋ファン』だけに、
見ないわけにはいかないということで、
最初から最後まで見続けました。
番組の構成は、
長嶋の現役時代から現在までを、
娘である三奈さんと一緒に振り返るというもの。
一つ一つの出来事や映像などは、
『いつか見たもの』
ばかりでしたので新味はなかったのですが、
それが長嶋さん本人の口から語られ、
三奈さんがそれを絶妙にフォローしていくというインタビュー形式は、
なかなかのものでした。
ワタシは世代的には現役時代の長嶋の全盛期を知っているわけではないのですが、
晩年でも彼が出るだけで画面にくぎ付けになる感覚は、
体感として良く知っています。
そして第1次政権時の苦悩と、
そしてあの宮崎キャンプ。
長きにわたる浪人時代と、
第2次政権。
そして長嶋ジャパンに、
脳梗塞で倒れた時の衝撃。
それらがよく時系列的に並べられていて、
それをしっかりと語ってくれる長嶋さんに、
『本当によかったなあ』
と思いながら見入ってしまいました。
そして同時に、
『やっぱり長嶋さんは、日本人の太陽なんだなあ。いつまでもいてもらわなきゃ、ならない人なんだなあ』
という思いを強く持ちました。
昨年末には、
あの高倉健さんが鬼籍に入り、
本当に、本当にさびしい思いをしたので、
『長嶋さんと王さんだけは、いつまでも・・・・・』
なんていう思い、
余計強く持っちゃったのかもしれません。
多くの人たち、
特にワタシよりも上の世代の方々は、
そう思っていることでしょう。
『いつも当たり前にそこにあったものが、ない』
その寂しさは、
やっぱり筆舌に尽くしがたいものがありますからね。
松井秀喜が引退した後に感じた寂寥感、
凄かったですから。
今思っているのは、
イチロー選手と横綱・白鵬。
何時か引退の日が来ることは分かっていながらも、
『ずっとずっと、彼らのプレーを見続けていたい』
と思うワタシがいます。
長嶋さんは、
王さんとともに、
ワタシには既に『ただそこにいてくれさえすれば、それでいい』
存在です。
いつまでもお元気で、
日本人に元気と勇気を与えてもらいたいと思ってしまいます。
そして娘・三奈さんが、
とってもいいですね。
理想の父娘関係に、
見えてしまいます。
(番組でちょっと気になったのは、一茂の話題がこれっぽっちも出てこなかったこと。やっぱり既に、気持ちも離れてしまっているのか…・寂しいねえ。)
そんなことを思いながら、
しんみりとした2時間半を過ごした、
正月の夜でした。
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