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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

全国高校サッカー選手権大会  関東勢が久々に躍動!

2015年01月06日 | サッカー

≪第93回全国高校サッカー選手権大会≫  ~浦和・千葉~

【準々決勝】

流経大柏 (千葉) 〇 3 (2-0 1-0) 0 ● 立正大淞南(島根)
前橋育英 (群馬) 〇 4 (2-0 2-0) 0 ● 京都橘 (京都)
星 稜   (石川) 〇 1 (0-0 1-0) 0 ● 履正社 (大阪)
日大藤沢(神奈川) 〇 2 (0-0 2-1) 1 ● 静岡学園(静岡)


今年から準決勝、決勝の舞台を【聖地】国立から【暫定聖地】埼玉スタジアムに移して行われている全国高校サッカー。
総体優勝の東福岡と、強豪青森山田が敗れ去った以外は順当に強豪が8強がコマを進める大会となりました。

そんな『強豪同士のつぶし合い』の色が濃かった昨日の準々決勝、
最も評価の高かった静岡学園が、
『まさかの伏兵』日大藤沢に足元をすくわれ敗れ去りました。

圧倒的な支配率でボールを保持し続け、
見事なパス回しでゴールに迫っていた静岡学園でしたが、
日大藤沢の体を張った守りを崩せず前半を0-0で終えると、
後半29分に一瞬のスキを突かれて先制を許しました。

直後に追いつき『やはり強い』というところを見せたのもつかの間、
最後は38分に決勝点を決められてジ・エンド。
フラストレーションのたまる戦いで、
選手権<単独初優勝の夢>は来年度以降に持ち越しになりました。

日大藤沢は、
『こういう試合展開になるんだろうな』
という”予測”がピッタリと当たった試合展開で、
『これしかない』
勝ち方で4強入り。
神奈川県勢として初めての選手権制覇へ、
あと2勝までこぎつけました。


前橋育英と流経大柏は、
この8強に来て今大会で最もいい試合をしました。

両チームとも攻撃力で『優勝候補』に上げられていましたが、
今大会ではこれまでその真価を見せることなく苦しい戦いが続いていました。

流経大柏は、
得意のパスワークに加えて運動量でも立正大淞南を圧倒。
1年間プレミアリーグで戦い好成績を収めてきた『高校サッカー界の雄』が、
いよいよ2度目の全国制覇に向かって万全の態勢を整えてきたという感じですね。

流経大柏については、
県大会で大きな壁である市立船橋を大逆転で破ってきたというのが自信につながっているようですね。
今大会では『トーナメント用の戦い方』が徹底しているように感じます。

元々技術では他を圧倒するチームですから、
『ハマって』来れば怖いものはないですね。


前橋育英も、
U-18代表のエース・渡辺を中心に、
前戦(vs山梨学院)ぐらいからかなりいい状態に上がってきたように感じます。

来年度も残念ながらプレミアで戦うことはかなわなかった(プレミア参入戦決勝で敗退)のですが、
その時よりも数段状態はいいように見えます。

北関東屈指の名門校ですし、
高校総体でも4強入りしており、
『悲願』の選手権制覇に向けて、
4強で最大の難敵である流経大柏戦を迎えます。

激戦必至のこの【関東決戦】から、
目が離せません。


そしてもう一校は、
昨年度の準優勝校にして、
今年は河崎監督が大会前の交通事故で不在の中、
3年連続で4強に勝ち進んできた名門・星稜。

来年度のプレミア参入を決めて乗っている履正社を相手に、
やや押し込まれながらもしっかりと後半にあげた1点を守り切って、
今年も4強入りを果たしました。

球際の強さが際立つこのチームの狙いは、
昨年の準優勝を超える優勝しかないでしょう。
その力は十分に持っています。

こうしてみると、
4強それぞれに特徴があり、
なかなか面白い対戦となりました。

準決勝の組み合わせは、
第1試合  流経大柏 vs 前橋育英
第2試合  日大藤沢 vs 星稜
です。

久しぶりに高校サッカーの舞台で、
関東勢が躍動している姿を見ることができる大会となりましたね。

4強に3校残ったのは、
久しぶりではないでしょうか。


75年から84年までの関東の全盛期、
折から関東開催となったこの大会は、
地元勢が大活躍するということもあって人気が一気に高まったものでした。

その頃は関東勢+静岡 が4強『国立決戦』の定番。

記録をひも解いてみると、
75年から84年まで、
10年間で関東勢の優勝は9度。(両校優勝含む)

そして、
『国立決戦』となる4強には、
ほぼ毎年2校以上が進出し、
78,79,81年には4強のうち3校が関東勢となっています。

自分自身を振り返っても、
その頃はやはり、
『地元のチームが勝ちあがる』
からこそ足しげく国立まで通い詰めたということがあるんだろうなあと、
振り返ってみたりしています。

やっぱり春夏の甲子園でも、
地元近畿のチームが勝ちあがると、
盛り上がり方が違いますもんね。

それ以来ずっと、
力をあげた九州勢(国見、鹿実、東福岡)の後塵を拝し続け、
『イチフナ以外は勝てない』
状況が続いていた関東勢。

『流れが変わった』
2005年度以降は各地の高校が強くなって戦国時代の様相を呈してきたこの高校選手権で、
久しぶりの躍動する姿を見ることができて、
何だか久しぶりに興奮しながら見ています。

それにしても、
せっかくこんな流れになっているのに、
会場が国立じゃないとは・・・・・・・・。
埼玉スタジアムじゃ遠くて、
行けやしないよ。。。。。。。。(単なるグチです)

ということで、
盛り上がってきました、高校サッカー。

日大藤沢、前橋育英、星稜の3校が『優勝未経験校』で、
今年もまた『初優勝』が見られるのでしょうか?!

何だか10年前からは、
毎年『初優勝~~~~~~!!!』
というアナウンサーの絶叫を聴いているような。。。。。。。(11年度の市船だけは違うのかあ・・・・・・モヤモヤするんで、調べちゃいました。)

群雄割拠の面白さ満載の高校サッカー。

今年は準決勝も決勝も、
テレビの前で手に汗握る予定です。




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