大坂選手の全米オープン制覇に触発されたわけでは決してありませんが、
現在公開中の映画『ボルグとマッケンロー』を鑑賞しに行きました。
ボルグ&マッケンローと聞いただけで、
心の深いところにグサッと突き刺さるような刺激を受けるワタシ。
こんな映画が公開されると知った時から、
「この映画は見なきゃなるまいな」
と思ったりしていましたがなかなかその機会が訪れず。。。。
昨日は夜からぱっと時間が空いたので「それじゃあ」ということで腰をあげて上映時間を調べたら、
近くの劇場では何と夜の1回のみの上映となっているじゃないですか。
「やばっこりゃあ、今週末で打ちきりか?」
って感じで急いで見に行きました。
ボルグとマッケンローの「あの頃」については、
ワタシも5年ほど前にブログの記事にしていますので、
よろしかったら。。。。
その時の記事 → https://blog.goo.ne.jp/angeldad/e/f82a7aac04c1a79047672484a34e11e9
映画が始まると、
やはりフィクションではないだけに時系列がちゃんとしているというのと、
それから二人の俳優のそっくり感に感心してしまいました。
特にボルグはよく似ていましたし、
打ち方などにもそれほどの違和感を感じることはありませんでした。
まあ、マックの方はちょっとね。。。。。。。。。
映画自体の出来は「う~む」という感じでしたが、
いろいろな人が出てきて楽しめましたね。
特にボルグの奥さん、マリアナ・シミオネスクとか、
ライバルたちの名前の数々。
(コナーズは、似てなかったよ~)
そんな中でマッケンローが「映画の中」で審判や観客に投げつけていた暴言の数々やその暴れん坊ぶり。
すさまじいものがありました。
先日の全米OP決勝でのセリーナの言葉など、
「なんてことはない」
という感じでしたね。
あの頃はどんなスポーツも、
ある意味「何でもあり」の時代で、
そういう意味では実にダイナミックだった気もします。
それがいいとか悪いとかの議論は横に置くとして。。。。
この映画が公開されるのと同時にセリーナのことが出てくるあたり、
テニスの神様っていうのも、
存在するんだなあ……そんな気がしています。
そういえば大坂選手。
次のトーナメントは東レPPOですね。
先日モノレールで立川(立飛)周辺を通りかかった時、
東レPPOの宣伝ポスターがたくさん貼ってあったのですが、
チケット販売はあまり芳しくないとのことでした。
「じゃあ暇だから、見に行ってみっかな?」
なんて思ったのですが、
大坂選手の全米での大活躍によって、
もうあっという間にチケットは完売したそうです。
立川周辺にも、
たくさんのテニスファンたちが押し寄せてくることでしょう。
錦織の時もそうでしたが、
これを一過性のものにせず、
「常にテニスは満員」
ということになってほしいですね。
テニス、そしてラグビーという、
ある意味での日本のマイナースポーツを長く見てきたものにとっては、
ぜひこのブームを一時的なものにしないでもらいたいと思います。
テニスも錦織ブームは去って「今まで通りの観客数」になったり、
ラグビーでも数年前の五郎丸ブームが去ってすっかり元通りになってしまったり、
日本におけるスポーツってやっぱり、
「流行り廃り」
が激しいですよね。
まあ、日本の社会って、
万事においてそのような傾向が見られますが。
各競技がブームを超えて定着する、
そんなことこそが日本に「スポーツ文化」を根付かせる最も重要な目的です。
そういえばテニスも、
このボルグ・マッケンローの時代には本当に盛り上がって、
”世間の話題”にすらなっていました。
今回の大坂ブームがブームを超えて、
テニス文化を根付かせる、
これが好機です。