≪全日本大学野球選手権≫
【決勝】
東海大 000 010 100 - 2
神奈川大 000 000 000 - 0
東海大が4度目のV飾る! 全勝で春を駆け抜けた!
【梅雨の祭典】全日本大学野球選手権大会。
今年は初戦から波乱が続出の大会でしたが、
優勝は投手力を中心に安定感抜群の戦いをつづけた東海大の頭上に輝きました。
13年ぶり4度目のV。
先に逝去した元監督、原貢氏にささげる見事な優勝でした。
今大会は天候にも恵まれ、
決勝もピーカンノ中で行われました。
この日は昼まで、
【日本最大の(観る)スポーツイベント】であるサッカーW杯日本戦がありましたから、
観客の入りは今ひとつでしたが、
それでも大学生たちの意地と意地をかけた戦いは、
最後まで勝負のわからない好勝負となりました。
東海大は前日の準決勝に続いて先発したエース吉田が好投。
打線は前半点が取れないという、
今大会の『お決まりの』パターンで0-0で進みましたが、
5回に2死から大城卓の先制タイムリーが出て待望の先取点を取ると、
7回にも2死から大城卓にタイムリー3塁打が出て追加点。
その2点を、
吉田を繋いで芳賀がしっかりと守りきり、
盤石の攻守で楽々ゴールのテープを切った感じでした。
今年から『大改革』を行った首都大学リーグを全勝で駆け抜け、
この大学選手権も他チームを寄せ付けなかった東海大。
主力になっている東海大相模出身の選手たち(2011年組)にとっては、
高校でも全国制覇、大学でも全国制覇という、
ほとんどの野球選手が体験できない素晴らしい体験をしたと思います。
敗れた神奈川大学。
初の決勝進出で全国制覇を狙いましたが、
あと一歩のところで”旗”はするりとその手をすり抜けてしまいました。
エース濱口はこれまでと同様ピンチでもあわてずにしっかりとした球を投げ込んでいましたが、
攻撃陣が東海大の強力投手陣を攻略できませんでした。
攻撃陣は、
各選手ともに硬かったですね。
バットを積極的に振っていくことができませんでした。
特に東海のエース吉田がやや不安定だった初回。
1死1・2塁で、
主砲・稲垣が3球共にストライクを見逃して三振。
何だか緊張で、
バットが出せなかったように見えました。
積極攻撃が身上のチームとしては、
本当にもったいない”逸機”でしたね。
それでも初の決勝進出で、
一時の低迷期は脱することができたと思います。
秋に向けて、
更にチームを磨いていってほしいと思います。
ということで、
『野球をがんばる』大学生が集うこの大会。
今年も素晴らしい戦いの連続でした。
いつかこの大会の決勝が、
甲子園の決勝と同じように神宮を満員の観衆で埋め尽くすことを願って。
締めくくりたいと思います。
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