さあ、いよいよ今年も始まります。
ワタシが勝手に「梅雨の祭典」と呼んでいる、
全日本大学野球選手権大会。
今年は第72回となります。
これまで数多の好選手を輩出し、
甲子園にも負けない好勝負の歴史を紡いできたこの大学野球界の「最も目指すべき大会」。
今年も全国の各リーグを勝ち抜いた、
27大学の精鋭たちが、
神宮球場と東京ドームに集まりました。
不思議なことに、
梅雨のこの季節であるにもかかわらず、
この大会はさほど毎年、
雨にたたられることがないような印象があります。
やはり野球の神様も、
観客も少ない中、
好きな野球を大学まで続けて頑張っている選手たちに、
いい環境を与えてくれているのかもしれませんね。
今年世間で言われているのは、
大学野球界は好投手の宝庫だという事。
ドラフトのスペシャリストのフリーライターの人なんかも、
今年はあの1989年のドラフトなどに匹敵するか、
それ以上のすごいドラフトになるのでは・・・・・なんて言っています。
いやあ、楽しみな大会ですね。
今年の組み合わせはこちら ⇒ 公益財団法人 日本学生野球協会 (student-baseball.or.jp)
今年は東京六大学からは明治大が、東都からは青学大が久しぶりの出場。
この両大学の力はトップ2だと思いますが、
とはいえ順当にこの両大学が勝ち進むかといえばそれは保証の限りではないほど、
各大学の力が上がってきています。
そして各大学に、
好投手が点在しています。
特に注目されるのは、
ドラフト候補を複数揃える大商大でしょうね。
さらに日体大なども良さそうです。
今年の大会は、
毎年のようにこの大会に顔をそろえる常連の、
上武大、東北福祉大、東海大などが、
軒並みリーグ戦で敗れて顔を見せていないことですね。
そしてそれらの大学を破って出てきた大学がどう戦うのかも、
注目ですね。
いずれにしても、
日程は高校野球の甲子園大会よりもよほど過酷。
なにせ優勝まではほとんどの大学が、
5試合に勝たなければいけません。
しかも、
なんと6日間か7日間でで5試合をこなさなければいけないところがすごい。
選手層の厚い大学野球とはいえ、
好投手がひとりでは全く話にもならず、
二人いても優勝までの道のりは険しい。
信頼のおける投手が最低3人は揃えていないと勝ち上がっていくことは難しいでしょう。
あるいは打線が毎試合大爆発するか。
という事になれば、
ドラフト候補の好投手を持つ大学も、
どこでその投手を使うのか、
まさにチームマネジメントが勝ち上がりの成否を決めるという、
究極の大会ですね。
「チーム力」を持っていないと、
栄冠に輝くことはできません。
そんな中、
いつもこの大会は、
どこからか「惑星」が飛んできて、
大会を大いに盛り上げてくれます。
今年はどの大学が、
そんな惑星になるのでしょうか。
今週の天気はおおむね晴れ、あるいは曇り。
先週金曜日のようなことはありません。
「目指すべき大会」で、
大いにその力を発揮してくれること、
期待しています。
面白いよ~この大会!
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