「梅雨の祭典」全日本大学選手権は、
日曜日に決勝を迎えました。
準決勝まで圧倒的な強さで勝ち進んできたのは、
東京六大学の明大と東都の青学大。
両チームともに複数の投手をきっちりと使う素晴らしい投手陣で相手に付け入るスキを与えず、
打線は青学大が長打を絡めた強力打線で大量点を奪えば、
明大はワンチャンスでの集中力で一気に試合を決めるスタイル。
決勝はこの2強が相まみえるとあって、
いやがうえにも盛り上がっていきました。
しかし試合は、
初回から青学ペース。
今大会無失点の明大投手陣に対し、
初回西川のタイムリーで先取点を奪うと、
この後1,3,4回にキッチリと得点を挙げて前半で4-0とリード。
この得点を、
エース常広がきっちりと守り、
明大に全く付け入るスキを与えませんでした。
青学大の完勝でしたね。
これで東都勢は、
昨年の亜大に続く2連覇。
「大学最強のリーグ」の面目躍如で、
東都勢は多分、
どこの大学がこの大会に出てきても優勝に絡むぐらいの実力派ぞろいですね。
明治は最後の最後で打線が沈黙。
目標だった大学選手権の優勝は成らず、
昨年の明治神宮大会に続く秋春連覇は、
なりませんでした。
この大会で目立ったのは、
やはり投手に素晴らしい選手が多かったという事。
青学大ではエース常広は、
間違いなくドラ1で消える素晴らしい投手でした。
というか、
多分プロでも1年目から、
かなりの活躍が出来そうです。
下村もなかなかいい投手でした。
明大は村田を中心に、
決勝まで無失点で来るほど投手陣が充実。
さすがは東京六大学で3連覇を成し遂げただけのことはあります。
打線は青学大の選手の振りの鋭さが目立ちました。
ワタシは青学大の試合を見るの、
本当に久しぶりだったのですが、
ワタシの頭の中にある青学大の打線のイメージと、
今年の打線はかなり違っていましたね。
いい意味で「フライ革命」がチームに浸透している感じで、
長打が期待できる打線の振りの鋭さでしたし、
打球の角度でした。
明治とは少し、
打撃の考え方が違いのかなあ・・・・・なんて感想を持ちましたね。
どちらも強力打線ですが。。
それから、
大学野球というと、
昨今は部員100人越えは当たり前で、
多い大学は200人を優に超えていきます。
そんな中、
青学大は部員わずか47人。
ひと学年わずか10人少しで、
しっかりひとりひとりが鍛えられているんだなあ、
そんな感じがしています。
この青学大の野球グラウンドは、
我が家から歩ける距離に位置していて、
いつも「ああ、ここで青学大が鍛えられているんだなあ」
なんて思っていましたが、
優勝とはなんか、感慨深いものがあります。
伝統のスカイブルーのユニフォームが、
とても映えて見えましたね。
おめでとうございます。
今年の傾向としては、
久しぶりに東京六大学と東都大学代表の両チームが、
他大学と比べて実力的に大きく上回っている感じでした。
ここ20年ぐらい、
地方大学の台頭が急で、
昭和から平成の序盤にかけての【東京六大学と東都大学代表が優勝を争う大会】ではなくなっていたこの大学野球選手権。
しかし今年は、
序盤の戦いを見て、
「ああっ今年は明治と青学の決勝じゃないかな」
と思ったぐらい両チームの充実度が高かったですね。
そんな中で奮闘したのは、
準決勝に進出した富士大ですかね。
もっとも有名なOB選手のスキャンダルでちょっと揺れたところもあったとは思いますが、
初戦の創価大戦、そして準々決勝の大商大戦など、
相手が強くなると真価を発揮するチームでした。
準決勝も青学大と互角の攻防を繰り広げ、
ひるまない野球は見事でした。
さて、
大学野球界はこれから、
代表は日米野球がありますし、
そうでない選手は「鍛える夏」に入ります。
高校時代は「夏こそが本番」でしたが、
大学になると「春と秋が本番」ですので、
夏は鍛える季節。
ドラフト指名候補だけではなく、
どれだけ夏のきつい時期に鍛えてきたかが、
秋に問われることになります。
またリーグ戦を勝ち抜いて、
秋に神宮で会いましょう。
素晴らしい戦いを期待しています。
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