SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第54回 明治神宮大会

2023年11月09日 | 大学・アマ野球

学生野球の祭典、
第54回明治神宮大会の出場校が、
昨日決まりました。

厳密にいうと今日の関東地区代表決定戦(横浜市長杯)の決勝で、
すべての組み合わせが決まります。


この大会は、
毎度言っていますが、
高校野球では全出場校が翌選抜に出場しますので、
選抜を占う意味でも興味深い大会です。
優勝校の地区には「明治神宮枠」も与えられます。

そしてなんといっても大学の部。

大学球児たちの「目指すべき大会」の2つのうちの一つで、
秋のリーグ戦の集大成の「全国大会」です。

すべてのチームがリーグ戦を優勝して出てきていますし、
まさに「秋の日本一」を争うにふさわしい大会です。

そしてファンにとっては、
先のドラフトで指名を受けた選手も大挙して出場しますので、
彼等を見るというのも楽しみの一つです。

晩秋の神宮球場を舞台に行われるこの大会。

例年であれば、
野球をするにはちょっとだけ寒い気候の中での熱戦になるのですが、
今年はここまでは非常に気温も高く、
野球をする気候の中で行われるかもしれませんね。


さて、
大学の部ですが、
組み合わせは以下の通りです。

大学の部組み合わせ ⇒  公益財団法人 日本学生野球協会 (student-baseball.or.jp)


まず注目されるのは、
春の全日本大学選手権を制した青学大です。

常広、下村の2枚のドラ1投手を擁し、
抜群のチーム力で春秋連覇を目指します。

しかし秋のリーグ戦は苦難の連続。
どこも強い「戦国東都」にあって思うように勝ち点をあげられず、
春は10勝1敗勝ち点5だったものが、
秋はなんと7勝5敗勝ち点3となりました。

それでも大混戦の中、
最後の日大戦を連勝して優勝を勝ち取り、
この明治神宮大会に出場してきました。

1敗もできないトーナメント戦だけに少し不安もありますが、
何しろ東都の面々に比べれば戦うのも楽・・・・・だと思いますので、
優勝に一番近い位置にいるのは間違いないでしょう。

一方の東京六大学からは、
慶応が優勝をかけた早慶戦で勝ち点を奪い優勝。
2年ぶりに進出してきました。

こちらは強打が自慢。
今年の夏の甲子園では弟分の慶応高校が全国制覇を成し遂げましたから、
兄貴分としても全国制覇は譲れないところでしょう。

そしてそのほかの代表校も、
どこが優勝してもおかしくないほどの充実した戦力を誇っています。
富士大や環太平洋大のような「大物キラー」の大学もいますし、
ドラフト指名選手を複数かかえて戦力充実の大商大や、
関東の2枠を奪い取った上武大、日体大も当然有力校として上がってきます。

すべての勝負が紙一重。
いい大会になるんじゃないでしょうか。

一方の高校の部は、
秋のこの時期ですから、
いろいろと試しながら、
「必ずしも勝負にはこだわらない」という姿勢を各校が見せるのが定番。

ということで、
この秋の神宮大会を制した学校が、
必ずしも選抜も制するという事にならないのが面白いところです。

一昨年大阪桐蔭が「秋春連覇」を成し遂げたのが、
なんと2度目の快挙でした。(その前は2002年の報徳学園。)

この大会はテレビ中継+配信で、
戦力がつまびらかにされてしまうという面もあり、
各校の関係者にとってはちょっと気になる大会ではありますね。

それでも過去2年間は、
決勝は同じカード、
大阪桐蔭vs広陵となっていて、
いずれも大阪桐蔭が制して「秋の日本一」と「明治神宮枠」を持っていっています。

「必ずしも勝負にこだわり全部を見せない」大会だからこそ、
戦力的にダンチの大阪桐蔭と広陵が、
覇権を争うという形になっているんだと思います。

そういう面から考えると、
今年もやはりその両校が優勝を争うとみて間違いないでしょう。

投手の枚数、
そして戦力の厚みなどからも、
複数の試合を余裕で勝ち抜いていけるだけの戦力を持つ両校が有力だと思われます。

しかし単発の試合で見ると、
他校にもチャンスは転がっていると思われますね。

地区大会を見ていると、
青森山田、作新学院、高知、関東一らにはなかなかの好投手がいて、
彼らが絶好調なら打ち崩すのもなかなか骨が折れそうです。


高校の部組み合わせ ⇒ 公益財団法人 日本学生野球協会 (student-baseball.or.jp)

ということで、
今年も楽しい大会が始まります。

東京で高校野球の全国大会というと1年でこの大会だけ。
ということで、
大阪に行かなくとも大阪桐蔭も広陵も見られるとあって、
やっぱり高校野球好きにとって、行かない手はないですね。

そして座っているだけで、
高校野球と大学野球の両方が見られる大会というのも他にはなかなかありませんから、
そういった面でもとても楽しい大会です。

もう少し応援が華やかだと、
もっと楽しいのになあ・・・・・・
なんて思わなくもないですが。。

今年はなんだか日程が例年とはちょっと違っていて、
土日にちょっとだけ見られる試合の数が減ってしまったのがたまにきずですが、
何とか晴れてくれることを願っています。



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