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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

明治神宮大会観戦記2021 その2

2021年11月24日 | 高校野球

月曜日の冷たい雨に少し日程の変更を余儀なくされましたが、
おおむね順調に進んでいる第52回の明治神宮大会。

満点の青空に誘われて、
この日も球場に足を運んで、
この今季最後の学生野球の祭典を楽しみました。

高校の部は準決勝。

この日出場した4チームに、
それぞれ「スーパー1年生」と言われる選手が所属していて、
楽しみな日となりました。

どうやら来年の高校3年生、現在の時点の高校2年生には、
さほど大物球児はいないといわれているようで、
その分その下の現1年生世代に、
ものすごく期待される逸材が多く揃っているようです。

その中でも現時点で「世代をけん引する球児」として期待されているのがこの日出場の4人。

大阪桐蔭・前田、
花巻東・佐々木、
広陵・真鍋、
九州国際大付・佐倉の4人。

前田はサウスポー、
他の3人は左のスラッガーです。

その4人にフォーカスしていると、
ま~見事に4人とも、
やってくれました。

まずは真鍋が2回に特大の3ランをライトスタンドに叩き込むと、
負けじと佐々木が8回に同点3ランをライトに高い弾道で叩き込みました。

「ああ、ホームランアーチストの弾道だな」
と思わせてくれる、
キレイなホームランでした。

第2試合では、
2回に佐倉が前田からライトにアーチを叩き込むと、
前田はこれで目が覚めたか、
そのライバルをその後見事に連続三振に打ち取って見せて、
チームのコールド勝ちに結び付ける好投を見せました。

3人がアーチをかけ、
ひとりが素晴らしいピッチングを見せる。。。。。。

いやがうえにも選抜が、
そしてその後の成長が楽しみになる、
この日の”4スター共演”でした。

なんだかとてもいい舞台でも見ているような、
ワタシにとって素晴らしい1日となりました。


まあ、
前回も言ったように、
実力的には大阪桐蔭が1枚も2枚も上。

「タメを張るんであれば、ここしかない」
と思われていた敦賀気比、九州国際大付をここまで完璧に下す様は、
さしずめ九州場所の横綱・照ノ富士のよう。

立ち合いからがっちりと相手を受け止め、
相手にまずは力を出させておいて、
そこからは有無を言わさず圧倒する!!!!

ま~凄い戦いぶりですわね。


大学の部はこの日、
2試合が行われ4強が出そろいました。

第1試合では神奈川大が前半4点のビハインドを負うも、
じわじわと追いかけていって7・8回に大スパーク。
この2回だけで合計9点を上げ、
一気にコールドまでもっていきました。

神大は今大会の出場権をかけた横浜市長杯でも、
ドラフト左腕の創価大・鈴木を打ち崩したり、
強豪の上武大に大逆転勝ちを収めたり、
とにかく粘り強い戦いができる好チーム。

今日の準決勝は候補筆頭の慶大と激突しますが、
得意の後半勝負にもつれ込ませれば、
勝機は十分にあります。

第2試合は、
東都代表の国学院大の先発・武内が見事なピッチングを披露。
左腕から角度とキレのある球を投げ込み、
おまけに適当に荒れているので相手は全く絞ることができず、
なんと8回2死までパーフェクトピッチングを披露。

まさか今大会史上初のパーフェクトか?!!!!

と期待させてくれました。
結局8回2死でこの記録は途切れましたが、
最後まで投げ切って3安打完封。
4-0で国学院大が準決勝に名乗りをあげました。

徐々に実力が発揮されてきた国学院大は、
横浜市長杯優勝の中央学院大と準決勝でぶつかります。

結局大学の部の4強は、
東京六大学、東都大学と、
関東5連盟第1、第2代表という事になり、
近隣の大学で4強が占められました。

慶大は2大会連続のVのほか、
春の全日本大学選手権に続く春秋連覇、
4冠を目指します。

投手力、打力ともに調子を上げており、
4冠達成は間近です。

この秋の六大学野球リーグ戦では、
10試合を4勝5分1敗と苦しみましたが、
それがいい糧となってこの大会に臨んでいる感じです。

さあ、
「学生野球最後の栄冠」はどの大学に。

今日が準決勝、
そして明日は、
高校の部、大学の部ともに決勝が行われます。



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