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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第92回全国高校野球選手権 ≪決勝≫ ああ 興南高校に高邁自主の鐘が鳴る  

2010年08月22日 | 高校野球
第92回全国高校野球選手権大会

≪決勝≫

 興南(沖縄) 13-1 東海大相模(神奈川)

 東海相模 000 000 100  1
 興 南   000 715 00× 13


見事としか言いようのない戦いでした。
接戦、打撃戦の予想は、見事なまでに裏切られました。
『これぞ興南野球の集大成』を、
4万を優に超える観衆とともに、存分に見せてもらいました。

沖縄50年の集大成。
あの名将・栽監督をして、
『甲子園で優勝しなければ、沖縄の戦争は終わらない』
と言わしめた高校野球の世界で、
沖縄のチームが初めて真紅の大旗を持ち帰りました。

それも、
史上6度目の春夏連覇というすばらしい結果とともに。
『沖縄の希望』を最初に背負った、
興南というチームが成し遂げました。

おめでとう!!!

すばらしい戦いぶり。
そして、すばらしいチームでした。


この決勝戦で、
東海大相模との最大の違いは、
やはりチーム全体の【腹の据わり方】だったと思います。

とにかく動じない。
自分の野球をやりきる。

その信念が隅々まで行き渡ったこのチーム。
強かった!
とにかく強かった!

今大会は、
大会前から、いや、予選の開始前から、
興南には有形・無形のプレッシャーがかけられていたと思います。

しかし、
どうですこの堂々とした戦いぶりは。
彼らはプレッシャーの【プの字】も感じさせず、
最後までこの厳しい戦いをやりぬきました。

島袋投手の三振を取ったときの控えめな自信満々の顔。
我如古主将の3ランを放ったときの顔。
真栄平選手の、打撃不振を払拭するような見事な長打の後のほっとしたような顔。
全員の選手の、顔、顔、顔・・・・・。
そして最後に、
選手を信頼しきって任せていたような我喜屋監督の顔。
すべてがキラキラと輝いていましたね。

沖縄の皆さん、おめでとう!
長く待った甲斐がありましたね。

平均身長は170センチそこそこの、
このちびっ子軍団が、
どでかいことをやりました。

今はしばし、
喜びと感慨に浸ってください。
ワタシも、
今大会を静かに振り返りながら、
あれやこれやと思い出し、
ひとりごちているところです。

今年もすばらしい大会が幕を下ろしました。
閉会式の最後の【蛍の光】を聞きながら、
『ああ 今年も夏が終わるなあ』
と、一抹の寂しさを感じています。

しかしすでに、
秋にむけ新チームの戦いは始まっています。
今日東海大相模が戦った神奈川県では、
今日から秋季地区大会が開幕しました。

どんなすばらしいチームが、
来年の大会を彩ってくれるのでしょうか?

報徳の田村投手、
聖光の歳内投手、
捲土重来を期してますますがんばってください。

地区予選で悔しい思いをした帝京の伊藤投手は、
今どんな練習をしているのでしょうか?
1・2年生ばかりで甲子園に臨んだ遊学館は?
九州学院の1年生3・4番はどうなっていくのかなあ。

な~んて、
高校野球フリークに、
休みはありません。

今年もいい1年だったなあ。
思い出に残る2010年の甲子園でした。


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