今の私たちの国は「内憂外患」に見舞われています。
今すぐに何とかしないと手遅れになることばかり。
いってみれば、緊急手術を有する箇所が内臓にたくさんあり、また重傷のけがもあり…
このままではさらに身の危険がある場所に、体が横たえられているというような状態。
すぐに救急搬送と治療しないと。
ところが国民の多くは強力な麻酔を打たれているので、そういう状態であるという自覚症状がないんです。
エンタメ、スポーツ、個人的趣味、などなど。
ただ、麻酔が効いている状態というのは、すごく気持ちがいいので…
別にこのままでもいいかな……楽に逝けるなら、と思う人もいるかもしれません。
とくに、もう人生も終わりに近くなったと思っている人は。
でも、そういう人にも、愛しい我が子やお孫さんがいたりしませんか?
子や孫が塗炭の苦しみに陥るのがわかっていても、自分さえ楽に余生を過ごして、楽に逝ければいいですか?
子や孫が無事であるよう「祈る」だけで大丈夫だと思っているとしたら、神様仏様も、呆れて見放しますよ。
そもそも「祈る」って、何に祈るんですか?
祈ればすべて叶えられるとか、このお守りや「印鑑」や「壺」を買えば大丈夫です、なんてことを…
吹き込む神社やお寺や教会やらがあるとしたら、それは間違いなく、まやかし、カルトのたぐいですよ。
いや、ただ座れば、あるいはお題目や念仏を唱えれば解脱に至る、往生を遂ぐ、という宗派もありますが…
それはあくまでも「個人的」なレベルの宗教体験や救いの話をしているのであって…
ただ祈るとか、特定の宗教行為をすれば「世界が変えられる」などというのは、もう間違いなくカルトです。
という状況ですが…
いまの政権は、救急搬送も悪い箇所の診断も、緊急手術も、なにもする気がないみたいです。
10日だかに、内閣改造をすると言っていますが、それだけ。
新しい内閣のもと、国会を召集して喫緊の問題を審議して、政治の責任を果たす気はないみたいです。
内閣改造をしますよというのは「医師団のメンバーを替えますね」というのと同じ。
「わかりました、誰でもいいから……早く診てください!」と国民が訴えても…
「医者を替えましたからもう大丈夫ですよー。はい、麻酔打ちますから寝ててくださいねー」ですよ。
診察する気もない。
そんなはずない、と思いますか?
昨日、旧統一教会に関する被害の実態を調査する、国会の委員会の設置を求める書面を、野党が出しました。
この、宗教と言うより、反社カルト詐欺集団とも言うべきものと「政治との関係」の調査、ではないです。
あの団体が何をやっていたか、その「行為と被害の実態を調査する」という趣旨の委員会ですよ。
その設置を求める書面を、自民党の茂木幹事長はどうしたか。
また「前向きに検討します」という、政治の世界での「何もしません」という意味の対応かと思ったら…
なんと、受け取りを拒否したんです。
受け取り拒否、ですよ。
国民の被害実態を調査する、表向きのそぶりさえ見せない。
何のために、誰のために、そんな無責任な態度を取るんですか?理解できない。
しかも元総理で、自分の党の超大物、国葬にするというほどの重要人物の、命が取られている案件なのに。
そんな事件の、真相究明の入り口に立つことさえ、拒否するなんて。なんでですか?
これはもう、政権与党としての責任放棄どころか、公党として存立する資格を疑われますよ。
山上容疑者の精神鑑定を今しているようですが…
「あいつは頭がおかしかった、それだけだ。背景に意味はない」で済ますつもりですかね。
そして国葬をやって、安倍さんはえらかった凄い人だったで、すべて水に流して、臭いものに蓋をして…
国民が忘れるのを待つと?
やくざだって、親分のタマを取られたら、そんないい加減なことで「手打ち」になんかしませんよ。
いったいどうなってるんだ?
そういうなんともおかしな政党に、先の参院選で投票してしまった人は、もう悔やんでも遅いですけど…
もういい加減に、だまされるのも、我慢するのも、諦めるのも、やめにしませんか?
それぞれの「きもちいい麻酔」に酔っているだけの生活も、やめにしましょうよ。
このままだと、ほんとに「ラクに逝く」だけの人生になっちゃいますよ。子や孫まで巻き込んで。
きもちいいことに耽溺するとしても、後の世代の人たちまで巻き込む権利はないんですからね!
最後に下の記事をぜひ、読んでみてください。
長いですけれど、作家が書いた文章なこともあって、わかりやすくて読み始めたら止まらないですよ。
お時間があるときでいいですから、じっくり最後まで読んでいただきたいと思います。