どうしてだ!!!
勝機はたくさんあった。しかしことごとく無残に散っていった。
クロアチアのシュートミスにもたくさん助けられた。何度も言うが、チャンスはたくさんあった。勝てたはずだ。残念でしようがない。ほんとうに残念だ。前半22分、宮本の与えたPK。いやな流れが来つつあった。しかし、ここで
GK川口が鬼神のごとく、立ちふさがった。奇跡のセービングを見せてくれた。この気迫に皆が答えるべきであった。
小笠原が、中田が放つミドルシュートはGKの正面。最大のチャンスは後半6分、FW高原とのワンツーで抜け出したDF加地がパスを送る。ゴール前でフリーのFW柳沢は押し込むだけのシュートを右足アウトサイドで蹴って外した。落ち着いて流すだけで入ったゴールだった。
予選最後の対戦は王者ブラジル。ジーコ監督の母国。最強のチーム。日本との対戦では、主力温存と思われるが、控え選手も超一流選手ばかり。アピールするチャンスとみて、ものすごい気迫でくると思う。日本はマイアミの奇跡の再現を見せることができるか。
まだ日本は死んでいない。予選突破の、わずかだけどチャンスはある。
川口のコメント、
望みはある。次の試合はなんとか勝ちたい。すべてを発揮したい。足がつっても、グラウンドに倒れてもいい。ドルトムントの奇跡を信じたい。いや、信じよう。