KANON廃園

スタジオカノン21年間の記録

1997年(平成9年)の仕事

2019年08月16日 | カノンの記録
★「ドレミファ・どーなっつ!」
NHK子供向け番組「おかあさんといっしょ」の人形劇で有名ですが、この年アニメ版も作られました。
ドーナツの形をした島に住む みど、ふぁど、れっしー、空男 の擬人化動物キャラが活躍するお話。
制作協力 ノーサイド
美術監督 河野次郎

 返却してなかった河野さんのボードがありましたので掲載します。







★OVA「HEN」
原作:奥浩哉 『HEN』(集英社刊「週刊ヤングジャンプ」連載
監督:鈴木大司
キャラクターデザイン:梅津泰臣
作画監督:なかじまちゅうじ
美術監督:柴田千佳子
音楽:つのごうじ
アニメーション制作:グループ・タック
制作協力:プロジェクトチーム・サラ

#1は巨乳をふりかざす女子高生に振り回される軟弱教師の話
#2は巨乳女子高生が発育未熟タイプの同級生に恋する百合っぽい話

登場人物も作画も背景も普通のようで実は普通じゃない学園ものエロティックアニメ!?。

久々に#1を見たら、あるドラマを思い出しました。
それはフランスで制作されたヒッチコック劇場で、変態教師が女子高生を付け回して殺したり、刑事が美人の人妻に欲情して、旦那を無実の罪で逮捕して、人妻に迫るものの、逆に殺されてしまうというなんとも酷い話が多いのですが
ブラックユーモアというのか、フランス風エスプリというのか、「女の前で男はみんな愚かな奴隷である」という感じで、どこか笑いを誘ってしまう、ああ人間・・という感じのドラマ。
これがイギリスや日本のドラマだと、殺人や、姦淫など、その「罪」の重さをどっぷりとつきつけて裁きを下すのですが、フランスはどちらかというとその罪の要因となった人間のもつエゴイスティックな愛や感情というものの表現に重きをおくのでは・・と勝手に解釈してみました。
 
そんなわけで「変」は様々な変な関係を描きながら、道徳的には間違った方向に行くエロスをさらりと解放してくれているのかもしれません。

本番ボードが残っていました。 

教師のアパート


女子高生と一緒に乗る電車


893風男に追いかけられる教師の妄想シーンの公衆トイレ

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1 コメント

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Unknown (手稲鉱山通)
2022-11-06 10:10:05
にこにこぷんとドレミファどーなっつは今はもう終わってしまったけど、ドレミノテレビ(UAさん、山口ともさんと木南晴夏さんらの出ていた音楽番組)とわたしのきもち(阿部サダヲさん、高橋克実さん、的場浩司さん、ベッキーさん、中川翔子さん、池田鉄洋さんらの出ていた教育番組)は現在はBS-TBSで放送されています。(ただしドレミノテレビはドレミノコドモはNHK時代とは大きく変わっており、わたしのきもちはピエール瀧さんは野々村真さんに変更されています)
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