「ろくでなしの先祖と祟り返しの話し」
私の同級生Mさんの話しをします。
Mさんの家は大変なお金持ちで、家族親戚ぐるみ事業をしていました。
東北では知らない人がいない程の繁盛振りでした。
しかし
ある時を境に家業はどんどん傾き、ついには倒産寸前にまで追い込まれ自社ビルも手放し、負債を負いました。
Mさん。
彼女は真面目で純粋なハートを持つ人。
動物を愛し神棚やお仏壇、お墓のお掃除を毎月まめにご奉仕なさっていました。
ビルを手放す時、かたずけはMさん一人でやっていました。
他の兄弟は?と聞くと「最初だけ来てあとはあまり、、、」
との返事。
どうやら金目の物を持ち出してあとは彼女任せの様子でした。
Mさんは心臓にペースメーカーをしていましたし、糖尿病のせいで目も足も不自由でした。
そんな彼女一人での後片付け作業。
愛犬も亡くなり住む場所も定かではない彼女。
最近では追い討ちをかけるように筋肉が硬くなり動けなくなる難病も発症しました。
「なぜ、こんな良い人が酷い目に合うのか⁈」
私は考えました。
現実的原因はいくつかわかりましたが、、、。
これは隠された因縁があるのか?と思っていると、Mさん本人から
「なんか祟りとか、、、家がらみの事があるのかも。調べてくれないかな」
と依頼がありました。
祟りとか因縁などは、そうそう有るものではない、と思われがちですし、私自身もあまり考えの中に入れていなかったのですが。
でもMさんの場合は「ろくでなしの先祖の祟り返し」が原因の中核であったのです。
「祟り返し」とは⁉︎
Mさんの先祖は盛岡城を作るために移民してきた京都、関西勢の一人。
酒造りの技術を持つ人だったようです。
地元で酒造りをしていた男性から麹菌を奪うために誘拐、拷問をし、それでも応じないため、男性の目の前でその人の娘を犯させました。
男性はショック死。
娘も舌を噛んで亡くなりました。
Mさんの先祖は2人からの恨みや祟りが怖くなり呪術師を呼び、2人の魂の封じ込めを依頼したのです。
呪術師は「封じ込めをしても良いが、術には効力期間がある。
その期間が過ぎると怨念は依頼主に帰って来る。」
(これを祟り返しと言います。)
と説明したところ、先祖は「効力が切れるのはいつ頃か?」と聞きました。
呪術師をは「長くて3代。あとは知らん。」と答えました。
先祖は考えました。
「3代目までか、、、自分と孫子の代まで、封じ込めが続けば、まず、良し。」と。
Mさんが生まれた時は、封じ込め期間が溶け始めた頃のようでした。
自分と孫までなんとかなれば良い!というろくでなしの先祖のせいで、Mさんは今、病と孤独の中にいます。
封じ込めをした呪術師と
依頼したMさんの先祖への戒告。
殺された酒造り家の親子の弔い。
そしてMさんにかけられている怨念を解く。
これが私の仕事内容です。
こんな話しをしたくないのですが、
実は怨念や封じ込めは意外にたくさんあるのです。
21世紀は統合の時代。
分裂分派したものが一つに融合されていきます。
恨んだり恨まれたり。
この敵対する感情も「統合」を目指す時期が来たのです。
古戦場の跡地
子供を殺して捨てた池
陰陽師たちが埋められて火をかけられた野原
隠れキリシタンの無念が残った地区
妖怪に殺された妖精の森
そして
龍神様のご供養
などなど。
文字にするとイヤーな感じのする事ばかりですが。
この浄化をして大勢の魂を救う時が来たのだな!と感じています。