平日にも関わらず超満員で30分も待たされた。
美味しくて、ダイエット中なのにチト食べ過ぎだかな。
苦・苦しい~!腹ごなしに少し歩こうと、
仲間達と連れ立って井の頭公園へとウォーキングだ。
井の頭公園は私にとっちゃ色々なドラマがあった場所だ。
昭和29年7才の時から30才手前まで20年余り公園傍に住んでいた。
幼少期から青春期をズ~~と我が庭のように馴れ親んだ井の頭公園だが、
けっこう様変わりした所とそうでない所とまちまちだった。
夜の井の頭公園は相変わらずアベックが多く
池の周りのベンチにはアベックで花盛り、チト刺激的だった。
あのカップルもこのカップルもみ~んな別れちゃうのかしら??
だって、井の頭公園をデートしたカップルは必ず別れると、
いつの日かそんなジンクスが出来てしまっていたんだもの。
ベンチの後ろを内心ほくそ笑んで歩く意地悪バァさん気分だ。
そう言や~私も、若い頃はかなり井の頭公園でデートしたけど・・
み~んな別れちゃったよナァw
公園の弁天様前の急勾配の階段を上がると右側に大盛寺という寺があり、
寺の前から左側に黒鳥居に通じる道が子供の頃よく遊んだ黒門通りだ。
昭和30年代はその通りには「曙」「山水」2軒の古旅館があった。
今思うと連れ込み旅館なのだろう、山水旅館の娘と同年令でよく遊んだが、
当時旅館にはお風呂は岩風呂の様な大風呂ひとつだけだった。
遊びに行くとよくお風呂に入れてもらった。気のイイおばちゃんで
「ちや子ちゃんお風呂に入っていきなさい」
私ン家にはお風呂がなかったから、お風呂屋に行く煩わしさと風呂銭が助かった。
で、今思うと迷惑な話だが、お客さまのカップルと4人でよくお風呂に入ったもんだ。
昼下がりから・・
その後カップルに何がおこるとは皆目分からない未熟な私だったから、
お風呂の中で一緒に歌を唄ったりお話したり、
「どこから来たの?いつ帰るの?」
『こんな可愛い子が欲しいわ』
なんて女性客に背中を流して貰った事もあった。
ウフフ・・牧歌的な時代だったんですねぇ。
また時代の変遷時のギャップか?その旅館の隣に何時しか不調和な建物が建った。
「プリンス会館」と言って車会社の保養地だか?文化施設だか?
玄関前には広く鋪装されたスペースでお洒落な空間があった。
近所の子供等にとっちゃ遊ぶのに恰好の場所だ。
そこでゴム段・缶蹴り・丸書き鬼・・あっそうそう、思い出した~。
そこで放し飼いの犬二匹が「ハマった~!」と、
旅館のおばちゃんが「ホレ~」バケツに水を汲んで犬にぶっ掛けていた。
二匹の犬は離ればなれになった。何の事だか分からない、目を白黒させてた私だった。
アレ~~スミマセン。話がまたまたあの30年代へと脱線してしまいました~。
兎にも角にも、先日散歩した懐かしの黒門通りは二つの旅館もプリンス会館も、
何の跡形も残っておりませんでした。 ーおそまつー m(_ _)m