少女期からのこだわり・・

6年前に庭に植えた柿の木、2年後から実を付け始めたのだ。
「桃栗3年・柿8年」の言葉はみごと覆された嬉しい結果となった。
初成りの年は5-6個だったが、嬉しさの余りガブッ「し・渋～」
購入した造園屋さんに尋ねたら
「おかしいなぁ、根元に油カス蒔いたらどうかな」
案の定、翌年は大きな大きな甘い実を十数個つけた。

「百匁」（ひゃくめ）という種類の柿だからか由来は重さなのか？百匁柿
柿の実は平べったくもなく、長細くもなく、まん丸でずっしりしている。
脱サラで2代目の造園屋のご主人に由来を尋ねても？今いち把握できてない。
私なりに実の重さが百匁（375グラム）あるのか一度計った事がある。
百匁までとは言わないが300グラムちかくあった。きっと由来はこれだわ。

昨年は50個以上も実を付けたので店の従業員に食べさせたら大好評だ。

今年初夏、びっしり実を付け始めたので収穫が楽しみだった。
・・が、7月頃だったか？葉っぱが変色してハラハラと全部落ちてしまい
枯木に実だけが残った変な柿の木に。
そのうち実までも朽ちて跡形もなくなってしまった。ショック！
きっと何かの病気なのだろう。主人は「切ってしまえ」と言うが、私は反対だ。
今は青々とした新緑が出て来ているしこのまま来年まで様子を見る事にしよう。

少女期からたったひとつの小さな夢、庭に柿の実がなる家に住みたい。
それはこんな訳だ。おやつがまだまだ思うように与えて貰えない時代、
隣家の柿の実が、毎年塀を超えて手の届く所に成っていた。
もうもうノドから手が出る状態とはこのことだ。でも・・
クソ真面目な私は「神様が見てる」と、とうとう一度も手を出せなかった。

お隣から収穫したモノを何度もお裾分け頂いた事はあったが、
思ったほど嬉しくはないのだ。

『自分のこの手で、木からもいだのを服で磨いて食べたい～！』
うふふ何故だか変なこだわりがあったの。

ウン十年経ってやっと夢が叶ったのに今年はチト寂しいナ。。
因に一緒に植えたミカンの木は今年もたわわに実を付けています。


PS・・
　HP「ゆり子の部屋」ですが、ただ今サーバーが止まってます。
　今日中に復帰する予定だそうなので、暫くお待ち下さいネ。

ニュープリント上映会in'75年

9月23日（土）
ひし美ゆり子唯一の主演作品「好色元禄マル秘物語」（'75年東映）
ニュープリントにして上映会が読売ランドのミニシアターで行われた。
2回上映で1回目は私ひとりで、2回目は関本郁夫監督と私のトークあり、
終了後打ち上げ飲み会ありと、歳も忘れて一日フルに楽しんできました。

ここでのゲストは4回目ですが、
このトークは毎回アルコールOKなモンでいつも暴走ぎみ、
もうもう私の口角はフルスロットル全開・立て板に水状態。
ウ～ン言わなくてイイことまでも喋っちゃったみたいだわ。
きっとお客さまのほうが引いてたんじゃないかしら？
素面でのトークショーはいつも”借りてきた猫状態”なのに、
こうも落差が出ちゃうもんですかねぇ。
虎の威を借りる狐・・ならぬ、酒の力を借りるゆり子でした～。

我ながら映画は大好評で、さすがのニュープリント。
映像がきれいっ、31年前の劇場公開当時にタイムスリップです。
うふふ私だってまだまだイケてた時代。
後半ではありますが２０代ですものね。
こうして未だに若かりし頃の映像が見られるなんて、
やはり端くれでも・ポンコツでも・女優をやってて良かったナ。

同日、あの吉田卓郎・かぐや姫の「嬬恋コンサート」でした。
31年前の8月以来のコンサートですってね。
偶然にも今回上映されたあの撮影は'75年8月なのです。

50代60代のお父さんお母さんが満面の笑みを浮かべ楽しそう、
観客の平均年齢が高いあれだけ大掛かりなコンサートって凄い。
みんなイイ顔してたよね。あの時代は青春だったものね。

ところで話は変りますが、私も東映で2度3度共演させて頂いた、
丹波哲朗さんが、昨日「大霊界」に行きなされたそう。
一昨日もトークで話題にあがったばかりでした。
男・丹波と言われた「忘八武士道」とてもカッコヨカッタです。
ホント武士のような堂々とした方でした。　　
　ー合掌ー

ウルトラマン40周年記念映画ただ今上映中・・

４０周年記念映画『ウルトラマンメビウス＆ウルトラ兄弟』
を見に行った方の感想がネット上のあちこちで目にします。
子供さんと一緒に行った方、大人のお友達同士で行った方、
大人お一人で行った方とまちまちですが、
少なからず皆さん感動なさった様ですね。

お祭り映画なので内容ウンヌンより
子供の頃憧れた戦士が一堂に揃う映像が涙もんだったとか。
少年の心は幾つになっても変らない夢を持ち続けて可愛い～。
過日ここに書いた「ノスタルジーブームとは・・」で
男は『夢』女は『現実』が見事に証明されたようですね。

私はおつき合いで、
最後のエンディングバックにちょいとだけ出演ですが、
それぞれ渋くなったヒーロー達を見られるのも格別ですよ。
まだ見てない方は是非！！

団塊の世代をすり抜け・・

いやいや～自民党の総裁が決まりましたね。
戦後生まれの初の総裁、・・ウ～～ン考えてみれば、
我等、団塊の世代も戦後生まれ。

でも小泉さんよりちょうど一回り下の安倍総裁。
もちろん歳は関係ないですが、
団塊の世代をみごとにすり抜けてる〜。

「安倍総裁バンザーイ！」っていまニュースでやってます。
私らを通り越してる若い総裁に期待しましょう。

それにしても、我等の年代は何だったんだろう。。

団塊世代のひとりごと・・

先日ゴジラ松井の１０割復帰！
山本昌投手の41歳でノーヒットノーラン！
昨日はイチローの6年連続200安打！
日米ともに偉業達成のニュースが連日です。
凄い凄い、日本の野球界も世界に誇れる選手が沢山でてきました。
量り知れない努力や孤独な戦いがあった末でしょうが、
結果が出てナンボの世界、何はともあれおめでとう～！

これからは私ら団塊の世代が大幅にリタイアして
ゆっくりとした時間が持てる時代になりつつあります。
是非、日本の若者に頑張って頂いて夢を与えて貰いましょう。

２００７年問題。
来年は私ら1947年生まれのベビーブーマーが大量に退職。
・・ともない背広やネクタイが売れなくなるとか？
逆に潤おうシルバ－市場もあり日本の経済も大幅に変るでしょう。

企業によってはIT等の基本的な技術やノウハウを持つ世代が消失すると
今後の運営に支障をきたすといった問題も抱えているようですね。
いやぁ団塊の世代は日本の経済をも揺るがして来たんだ。

思えばモノ心ついてからズ～～っと競争だった。
ゆりかごから墓場まで・・・（なんて言われたもんだったわ）
小学校・中学校は何クラスもあって、セイノ～で競わさせられて、
お金持ちの子は塾通いまでして内申取りの争奪戦。
パーセンテージだもの、中学三年の2学期はホント壮絶な戦いだった。
気のイイ私が2学期にあれだけ内申を落したのは...
誰々クンに回してあげたのよ。な～んて内心・内申を諦めてたw

受験難に就職難はたまた女性は結婚難だとも言われ
『女トラック一台（数十人）に男ひとり』
ぼやぼやしていると行きそびれるとおどかされ。

気が付きゃ世の中のお払い箱かぁ～～～？

いやいや、女の私にゃ何にも関係ないかな。
別に企業に君臨した訳じゃなし、一応結婚も出来たし、
あとは老後をどうやって暮らすかだ。
・・えっ？そんな事いうのはまだまだ早い？？
そうですよね。

でもあの時代の戦友たちは今どうしているのかな？
来年あたり暇もできるだろうし同窓会でもやって貰いたいナ。

縁は異なもの味なもの・・

難しい～。ブログを自力で立ち上げてはや８ヶ月経った。
何とかの一つ覚えじゃないけど、
書く・投稿・書く・投稿・の繰り返しで、
写真を載せることリンクを貼ることTB等の術を知らない私。
ぜんぜん進歩がないんです。

で、昨日はトラックバックの練習にと9・11に関する記事を探した。
一昨日の私の記事タイトル「トラウマ・・」でTBしようと。

たまたま昨日の私gooランキングで200番台だったので
私の前後にランクされているブログから探した。
2番上にランクされていた『やじゅんのページ』に、
「9・11から５年」という恰好のタイトルを見つけた。
http://blog.goo.ne.jp/junyastone/
（リンク出来なくゴメ～ン。）

プロフィールによると'75年生のアメリカ帰りの青年のようだ。
カテゴリーを見ると
「米国政治・外交」「日米関係」「イラク・中東」等々
私には難しすぎる、堅いHPの印象だった。
柔らかい記事は「宇多田ヒカル」なんかもあったな。若い！

で、トラックバックかなり四苦八苦したが上手くいかない。
いとも簡単に出来るはずだが・・
ウ～～～ン頭が固くなったせいか難しい～！
結局諦めてしまった。

でも、これも何かのご縁かとコメントに足跡を残して来た。
どうせどこかのおばさんだろう？？
と、簡単にあしらわれるに違いないけど。。


ところがビックリ～！今朝覗いてみたらレスが付いていた。
↓↓↓
>>anneさん
>えー、これは、本物のanneさんでしょうか？
>（って、こんないたずらする人もいないと思いますが。）
・・・中略・・・
>それにしても、どうしてこんなＨＰを見つけられたのでしょうか。
>『高校生無頼控』について書いたからかなあ・・・。
>あるいは、石井輝男監督の本をページ右側で紹介しているからだろうか。

彼は映画好きで、スカパ－等で観た映画の感想も書いていた様です。
過去ログに「ひし美ゆり子」の文字も書いてあったのですよっ。

ちっとも知らなかった、偶然とはいえ笑ってしまいました。
おまけに逆に彼からトラックバック頂いてしまいましたっ。
皆さま是非「トラウマ・・」のTBをクリックして彼のHP覗いて下さい～。

トラウマ・・

昨日9/11あの同時多発テロから5年経った。

まるで映画のワンシーンを見るような、
飛行機がビルに突っ込む、、、
ビルがだるま落としの様に崩れて行く。
昨夜はテレビに幾度かあの光景が映し出された。

と、ふだん無口な17歳の息子の口からポツリと
「あれから５年も経ったのか。速ぇ～ナ。」
一瞬耳を疑った。まるで私らの歳のセリフだ。

5年前は彼が12歳・小学6年生だ。
私が彼の年齢の5年間はものすごく長かった。
ひと昔もふた昔も経った様な。

この違いは何なのだ？？
あまりにも鮮烈な印象だったのか？？

あっそういや私が小学6年生の頃・・
裏のおばさんから新聞記事を読み聞かせて貰った。
「ミサイルを日本に4つ落とすと全滅」だって。
トラウマになるほどショックだった。
何て人間はバカなんだろう？・・と。

それを読み聞かせて貰ってもう47年も経ったのか。
速ぇ～ナ。
息子はこんな気持ちなのだろうか？

『ひし美ゆり子写真集 YURIKO 1967-73』復活！

ゆり子からのお願い！
『ひし美ゆり子写真集　YURIKO 1967-73』
2002年にジェネオン（旧社名・パイオニアＬＤＣ）より刊行されて
初版より立続けに4回も重版されましたが、その後、
版元が社名変更のため3年間も枯れ状態が続いておりました。

いよいよ第５版・新装版（初版）として9/25日発売で復活いたします。
私のプライベート写真の集大成、ぜひぜひ宜しくお願いいたします。
新装版は2カット新ショットに差し替えもあり、
また新たに発掘されたカラーグラビアが別冊付録になります。

只今版元のe-shopが何かの？関係で繋がらなくなっておりますが、
電話注文はできます。03-5721-1380（土日祝は休業）
￥4095（本体3900＋税）またどこの書店でも注文出来ますので、
皆様どうかどうか宜しくお願いいたしま～～～す。

重ね重ねズーズーしいお願い！以前お買い上げ頂いたお客さまにも
新装版も新たにお手元において頂けたらこの上ない幸せです。（ペコリ）

ひし美ゆり子写真集 YURIKO 1967-73 <新装版> ジェネオン エンタテインメント このアイテムの詳細を見る

取材をうけたんだけど・・Pー2

昨日『毎日新聞』の取材を受けた。
ここのところ立続けに二社の新聞社から取材を受けたが
ウ～ン記者さんによってこんなにも取材の仕方が違うものか。
双方とも女性記者さんで取材場所も同じ私の店にご足労頂いたが、
前回はここのブログ8/6「取材をうけたんだけど・・」に記載。

今回の記者さんは3分前に走って息せき切って飛び込んで来た。
「スミマセ～ン。一本道を間違えちゃってぇ・お待たせしましたぁ」

オファーの段階で取材時間は一時間。取材が始まった。
下調べに私のエッセイを読んで下さったそうだが、
私の子供の頃から現在まで「虎の巻」を手元に置くじゃなし
次から次へと湯水のごとく質問の連打だ。
（あんな事から・こんな事まで・私の事が全部頭に入っているぅ。
　これはエッセイ2册とも読んだんだわ・・あら骨折した事まで知ってる）

彼女のさわやかな聞き出しの魔術にすっかりはまってしまった私。
サ－ビス精神に関しちゃ人一倍だが、案の定熱く熱く語ってしまった。
もうもう興奮状態・ハイテンション。
あれだけ間髪を入れずに問答した取材は初めてだろう。
あれだけしゃべって、ピン～ポン！ちょうど一時間。
「お疲れさま～。」

すっかり有頂天にさせられた私は、もう頭がボウ～と目眩がするくらいだ。
帰りに晩のお惣菜を買って帰ろうと駅前のデパ地下にはいったら、
調子がチトおかしい？アレレ・・たまに興奮状態の時に陥る
脳が酸欠状態？というのか、過呼吸をおこす寸前だった。
（そこまで興奮しなくてもイイのに～ドウ・ドウ・ドウ）
自分自身に言い聞かせ、騙し騙し運転して帰ったのだった。w

さて、その取材は・・
「夕刊とっておき」の欄の『しあわせ食堂』というコーナーだ。
子供の頃にであった印象的な食べ物、懐かしの味を語る。
・・てなコーナーだ。
掲載予定は9/19（火）の夕刊です。お楽しみに～。

フォトフェイシャル繋がりで・・

フォトフェイシャル繋がりで美容整形のはなし。
タレントや俳優はよく整形手術をしていると小耳に挟むが、
ホントなのだろうか？
元女優で「自称・人間ウォッチャー」を自負している後輩がいる。
たまに電話が掛かって来て。

「ひしみちゃ～ん。暫く～！元気～？」
を皮切りに、立て板に水で喋る喋る。
「ネエネエ女優の○○○子やったわね。あれは失敗じゃない」
「ほら歌手の○○○子頭皮を縫い過ぎてもう縫うスペースがないって」
「男優のあの人急に目がつり上がっちゃって不自然」
彼女はやはり同世代の元女優、美への探究心は旺盛である。

散々喋ったあとは必ず〆の言葉はいつもこうである。
「でもひしみちゃん、私たち年相応でイイよね。自然がイイヨネ」
「そうね。年相応を保つのを頑張るわ。痛いのヤダもん、注射も嫌いなのに」
「そうよね。高いお金払って、失敗したらヤダモンネ、じゃ～ね」

正直、女優なんて職業をやると劣化のギャップに思い悩む事はある。
私は垂れ下がった目尻が一番気になる。
若い頃からどちらかと云うと垂れ目だったが年々下がって来る。
そのうち目が縦になってしまうんじゃないかしらw
父の晩年はやはり目が三角になっていたほどの垂れ目だったので、
血はあらそえないわね。

で、特に左目が気になる。疲れると尚更にタレタレだ。
まだ右目は怪我の功名か・・・・・・・・？
実は離婚の原因ともなった前夫の暴力、殴られて瞼が陥没したお陰で
右目はかすかに二重瞼は保たれている。
どうせなら両目ともやってもらえばよかったかナ。

そうこう云ってたら
テレビでは紀子さま男のお子さまご出産のニュースでどこの局も持ち切りだ。

フォトフェイシャルとバッドタイミング・・

皆様「フォトフェイシャル」ってご存知ですか？
ある光（何の光かは把握してないが）を顔に照射して、
沈着したメラニンにダメージを与えコラーゲンの活性化を促す。
つまり光でお肌を美しくするといった
「医療機関でしか受けられない最先端のスキンケア」が謳い文句です。

ここ5年程前にある女優さんから教わったのですが、
結構シミがうすくなり肌艶もよくなり気に入りました。
が、照射したあと2-3日は肌の火照りと照射部位のブツブツで
顔中ジンマシンがでたようで・・チョイト人前に出られない。
でも一週間もすると色も白くなり艶も出て来ます。

そんな訳で人と会わない頃合を見計らってやらないとチト大変！
「あの人、肌が異様に荒れてる、酒飲みだし肝臓でも悪いのかナ？」
なんてぇ思われちゃうもの。

昨日は、久し振りにそれをやりに行くかっ！と決めていました。
今日は誰とも会わないし、顔が随分とくすんできたし日焼け後だしナ。
思い切って新宿某プラザホテル内のクリニックに予約を入れました。
「今日の午後○時頃空いていますか？」
当日予約はなかなか取れないがムリクリに入れたので
もう後には引けません。

ところがバッドタイミング。
予約を入れて一時間もしないうちに、携帯に電話がっ。
先日ウルフェスでご一緒したTBSの向井アナウンサーからでした。

『ひし美さん、昨日ウルフェス総て終わりました。』
「あらそうですか。お疲れさま～！」
『ところで今日お店の方に伺いたいのですが・・』
「えっ！？今日ですか？あら有り難うございます！」

ウルフェスが終ったらお店に伺います。と、電話番号交換したんだった。
ウ～～ンなんて律儀な方なんだろう。彼の実直さに打たれて
「今日は一寸都合が悪い・・」とは、とてもとても言えなかったのです。
・・かと云ってクリニックのキャンセルも失礼だし。

結局フォトフェイシャルを済ませ、
顔中真っ赤かなジンマシン顔でお会いするはめになりました。
正直にその旨を話し、都合5名意気投合して最終電車のコトも忘れ
閉店まで呑み続けてしまいました。

ご一緒にみえたバンダイの川ちゃん、写真を撮りたそうでしたが、
あの顔を見たらとても遠慮したいと思ったのじゃないのかしらね。
また出直していらしてね～。