西橋本の美容室ANNEXです。

美容室での日常を中心に、プロとしてのアドバイスも伝えていきたいです。どうぞよろしくお願いします。

薄毛・育毛対策③

2020-02-12 16:43:42 | 髪について

ドライヤーは?

ドライヤーは使った方が良いのでしょうか??

美容師さんでも見解の相違があります。

 

使った方が良い? 使わない方が良い?

実際は、どちらが正しいのでしょうか?

頭皮が濡れたままだと?
不潔になり、薄毛を招きやすいといいます。

かといってドライヤーを使うと頭皮の乾燥が気になります。

 

 

私は間を取ってなるべく使わない方が良いとアドバイスしています。


と言いますのも、人間の体温だけでも髪はかなり乾きます。

タオルドライを優しくしていただくだけで、男性のショートなら15分程度、

女性のロングヘヤーでも1時間程度で乾くはずです。

 

とても量が多い方やすぐにでも寝たい方の場合、

ドライヤーを使えばいいと思います。

できれば、頭皮に直接風が当たらないように髪の毛だけに当たるように、

してみてください。

気にして欲しい・・ダイエットでの薄毛!
極度の食事制限も、髪には負担です。

当たり前の話ですが、髪も血液の中の栄養から作られます。

その栄養が不足すれば、薄毛になるのは当たり前です。

 

また生命を維持している栄養は、生命活動に直接影響しない部分が当然

後回しとなりますから、髪や爪は最後になります。

ですので、食事制限の影響を真っ先に受けるのは髪です。

私のお客様で炭水化物制限を実施された女性の方がいます。

確かに体重は減ってウエストが引き締まってスタイルが良くなりましたが、

髪が細くなって抜けてきてしまいました。

 

 

 

結局、正しい栄養バランスのとれた食事が大切ということになります。

 

また、髪に直接影響されるのが朝食です。

昼食と夕食での栄養は筋肉やホルモンによく使われるため、三食で育毛に一番

直結するのは朝食となります。

朝食は、しっかりとってくださいね(^^

 

忙しい方には難しいことなんでしょうけど、

サプリメントでカバーすることも方法として有りかと私は思います。

では、また、、(続くかな?笑)

 

 

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育毛・薄毛対策②

2020-02-10 18:33:02 | 髪について

もうずいぶん前から、シャンプーは要注意ですよと

皆さんにお伝えしてきてます。

髪や頭皮に悪影響を及ぼす成分は、皆さんチェックしてくださいね。

 


先ず、

クレンジング系の合成の界面活性剤でしたら、避けるべきですね。
合成の界面活性剤は安くて泡立ちがいいので人気がありますが、
皮脂を根こそぎ洗い落してしまいます。

一週間に1~2度使うのは有効だと思いますが、毎日使うには

頭皮や髪への負担は大きくなります。

 

仕事によっては、埃まみれになったり、汚れることがある方を除いては、

日本人はそんなに不衛生な生活はしていませんので、毎日洗いたい方は

天然素材のアミノ酸使用のものを選んだ方が良いと思います。

簡単に洗浄成分を見分ける方法は、上位成分(2番目、3番目)に「硫酸」と

いう漢字が使われているかどうか?

化粧品は、多く使われているものから順に表記されていますので、、

シャンプーの場合、一番は「水」になります。

2番目、3番目が洗浄成分になりますので、そこを良くチェックしてみてください。


アミノ酸使用のシャンプーには、上位成分に硫酸という漢字を使った成分は

表記されていません。
クレンジング系の界面活性剤使用のシャンプーは「○○硫酸●●」というように

上位洗浄成分んに「硫酸」の文字が表記されています。

 


良かれと思っている、育毛剤にも注意が必要です。

実は市販の育毛剤には、髪や頭皮をかえって傷めてしまうものもあります。
皆さんご存知のアルコール・・・・エタノールなどのアルコールが多いものは

クレンジングのシャンプー同様に刺激が強すぎるので、使わないほうが良いで

と思いますよ。



一般的に化粧品などにアルコールが良く使われるのは、殺菌作用によって

品質保持をすることとか、水と混ざりにくい成分を溶かしやすくするためです。
どうしてもそのような商品を使いたい場合は、前記しましたが、アルコール成分の

表示がなるべく後の方に表記されたものを選んだ方が良いですね。
(成分量が少ないですから・・・)

私が良く勧めるのが、
男性は、あえて女性用を使うということ。
というのは、男性はスーッとする清涼感が好きなので、男性用育毛剤にはアルコール

が多めに配合されがちだからです。

おっと!?

忘れてましたが、シャンプーは1度洗いで十分です。

でも、シャンプーの前に、しっかりとお湯で流すことが大事です。

こうすることでシャンプーの泡立ちがよくなるので、泡が行き渡りやすくなります。

頭皮全体を優しくなでて、泡を頭皮におしつけるくらいの洗い方でOKです。

爪で強くこする方は、頭皮を傷めていますのでやめましょうね(^^

それと、シャンプーの洗い流し方も要注意です。

多くの男性は、うつむいて後頭部から洗い流します。

逆に女性は上を向いて、額からシャワーのお湯を浴びることが多いはずです。

ですので、男性は生え際、女性は首の付け根部分にシャンプーが残りやすい

ので、そこはしっかりとすすぐように心がけてください。

 

では、続きはまた明日・・・。

 

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育毛・薄毛対策①

2020-02-08 10:56:37 | 髪について

育毛・薄毛予防に関して、
大切なことをお伝えいたしますね。

 



よくあることなんですけど、
髪に良かれと思ってやられているんだけど・・・。
良いトリートメントを使ってるんだけど・・・!
育毛剤も毎日使ってるわ!

でも、結果が出ない!
・・・・という方、、何故なんでしょうね?

髪や頭皮に対して良いことを行うのは、大切です。
ただ、私たちが奨励しているのは、まず、髪や頭皮に対して負担のかかる
事を見直すこと・・・。そこから入りましょう(^^



一生懸命育毛剤を使用するのも良いのですが、
負担が軽減されなければ結果も出ませんし解決には至りませんよ。
逆に負担を減らしただけで髪が生えてきたり、太くなったりする事もあったりしますから・・。

ざっと上げてみても、髪や頭皮にとって負担になるのは、
・紫外線や塩素
・頭皮の乾燥、
・血行不良、
・洗浄力の強いクレンジングシャンプー
・洗いすぎ
・栄養不足、
・眼精疲労
・ストレス
などが出てきます。

育毛・薄毛対策は、これらを軽減するところから始めましょうってことです。

「両親や祖父もハゲているから・・・」と言う方も多いのですが、
遺伝は薄毛の原因のごく一部だと私は思います。

実は、負担の軽減は習慣化すれば、誰でもすぐに簡単にできることばかりです。

たとえば、髪を洗う際にシャワーの水温を気にするだけで薄毛対策に大きくつながります。

シャワーを浴びる時、40℃以上に設定する方が目立ちます。
「しっかりと洗い流すために、熱めのお湯を使っているし、すっきりするから」と・・・。
しかし、髪のことを考えると37~39℃がベストです。
熱すぎると過剰に皮脂を奪って頭皮が乾燥します。
これはウール(純毛)のセーターを熱いお湯で洗わない
ということと同じです。

塩素も髪にとっては負担となりますが、
塩素をブロックするフィルターをシャワーヘッドに設置するだけでも十分に
薄毛対策になります。

薄毛対策で皮脂の除去にいそしむ人が多いのですが、
必要な皮脂は残した方が良いですね。
薄毛の原因となる頭皮の乾燥を、皮脂が守ってくれるからです。
また、皮脂を除去しすぎると、脳が余分な皮脂を作り続けるため、肝心の育毛に使う
栄養が不足してしまうということもあります。

 

次回へ続く(シャンプーは要注意)

 

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髪は何故傷むのか? 第三話

2020-01-11 00:12:45 | 髪について

遅ればせながら、

皆様、「あけましておめでとうございます」!!!

 

新年早々から

名古屋→相模原→群馬→相模原→大阪→相模原

・・・と移動していたものですから、ご挨拶が遅れてしまいました。

 

 

さて、

新年が始まりましたが、皆さんはどのように過ごされたのでしょう?

ゆっくりできたのでしょうか?

また、仕事の方もいたのでしょうね。ご苦労様でした。

 

では、年末の投稿の続きを致しますね。

 

髪はなぜ傷むのか?

今回は・・・美容師さんなら、、良く知っている「システィン酸」について。

カラーやブリーチ・・パーマの2剤などには、、つきものの酸化反応。

過剰な酸化がおこなわれることで、システィンがシスティン酸へと変化してしまう

反応について書いてみます。

 

元のシスチン結合に戻れば問題ないのですが、、システィン酸のまま髪に残ってしまう

のでシスティン結合の量が減ります、、システィン結合がしっかりあれば髪の弾力はなくな

りませが、、減ってしまうとバサバサの艶無しの傷んだ髪になってしまいます。

 

皆さんに一番伝えたいのは、

髪の内部のシスチン酸は、元のシスティン結合にに戻らない

ということです。


シスチン酸が増えることでシスティンは、減少しますから毛髪強度が落ちる、パーマが

かからなくなる・退色しやすいなどの現象がおきてくるわけです。

 

ここ大事ですよ(^^

 

 

これらをまったくゼロで施術が出来れば、、髪の傷みは少なくなるのですが、それは

パーマやカラーの施術上、、ちょっと難しい話。


ただ、基本を知っていれば、、これらの生成物を出来るだけ少なく施術することは出来ます。

 

 

んでは、、システィン酸への変化をなるべく少なくするには?

まず、酸化にかかわるわけですから、、カラーでの施術で防ぐのは至難の業だと

思います・・・(汗

しかし、パーマであれば、、何とかなります。

 

傷みの原因でもあるシスティン酸が増えると、、感触はゴワつき、濡れていると水分

で重く乾くと水分が無くなってパサパサになります。
このシスティン酸の吸収を、、抑えられるトリートメントが、、アネックスで使用している

「アミノコンク」です。

 

なぜ?という確実な理論は無いみたいなのですが、、、
化粧品オタクの変人美容師が、、アミノコンクを使用した場合としなかった場合を比

べると、、使用した後には、、システィン酸が増えてないという結果がでたそうです。

 

どうしてって?・・聞かれても・・

データ上はそうなっているけど、、、

なぜかは推測でしかないと言ってますので、、
正直答えはわかってないんじゃないかと思いますけどね。(大汗

 

で、この増えてないというのは、髪の内部が見えるわけではないですから、、、

無くなっているのか、一時的に内部のシスティン酸が成分と結合したりして無くなって

いるように数値が出てしまうってだけなのかはわからないのようです。

 

ただ出してみると、、増えてないといった結果が出るといった感じで、どうにも説明は出来

ないと言ってました。

 

ただ、、これだけは言えるのが、シリコンが付着して質感があがっているってだけじゃない

トリートメントが「アミノコンク」なんですね

 

パーマやカラーの変性してゴワついた髪もシスティン酸が多く生成されていることも原因

の一つですから、アミノコンクの使用はは大事です。

 

同じパーマ液を使っても、キレイに仕上げる店と傷ませるだけの店には、、

こんな差があるのです。

 

では、また。

 

OGPイメージ

美容室アネックス

042-775-3938 神奈川県相模原市緑区西橋本5-1-1

 

 

 


髪は何故傷むのか?(パーマ編)

2019-12-25 23:10:37 | 髪について

こんなのを作ってみました。

 

 

どうでしょ?

似てます?(笑

 

あたしこんなに丸くない!!

・・・と一部クレームもありましたが、

アネックスファンが一生懸命書いてくれました。

 

私はなかなかの出来かと・・思いますけどね。

 

皆さんいらっしゃた時にでも、評価をしてくださいな(^^

 

 

さて、、前回の続きから、、、

まず、混合ジスルフィド。

これは、還元剤によって切られたシスチン結合が、

そのままシスティン2分子となっている状態で、、、
本来、パーマであればロッドの形にずれて酸化されて

シスチン結合に戻らないといけないものが、還元を終
えた還元剤の分子と結合してしまってできるものです。

 

難しいですか?

 

髪が本来のしっかりとしたタンパク質で構成されてれば

良いのですが、、パーマ時に余計な成分が新たにできてしまう

、、、わかりやすく言うと癌化したたんぱく質がどうしてもできてしまうんですね。

 

結局、、髪のシスチンを減らさなければ、髪は元の状態に近くキレイにウェーブが

でやすいわけですから、、、
シスチンが減って、混合ジスルフィドが増えてしまっては弾力のあるウェーブは望め

ません。

 

正常なたんぱく質より癌化されたたんぱく質が増えては綺麗なウェーブは望めない

ってことです。

 

んじゃ、、何を気をつけたらいいか、、

 

混合ジスルフィドは1剤の放置時間だと思います。
通常パーマの1剤は15分~20分を過ぎたあたりで

ガクっとシスチン結合を切る力が弱くなります。

 

還元力が弱まれば・・・不安定なシスティンは近くにある

何かと手をつなぎたくなってきますね。


隣にシスティンがいれば良いでしょうけど・・・

還元剤であればそれと手をつないでしまいます。

パーマ液が、つきっぱなしって事は毛髪内部には還元剤分子も

たくさんあるわけですから、、
混合ジスルフィドができやすい状態にあるわけです。

 

美容師さんのよくやる失敗に、、、

大き目のロッドを使い、、、無駄に長いタイムを放置することで

混合ジスルフィドを増やしてしまい、
俗に言う「かかりすぎ」ではないのだけれど・・

「オーバータイム」(美容師さん専語)ということやってしまうことが

ことってあるんですよね。

 

決してオーバータイムというのは「かかりすぎ」てしまったことを

さすわけではないわけですね。

 

よくケミカル本なんかに、「かかりが悪くて時間がたってしまった場合、

再度薬を塗布する前に一回水洗しましょう!」


・・って書いてあったりすると思うんですが、

これは無駄な還元剤を流したほうが混合ジスルフィドを増やさなくて

良いってことなわけですね。

 

ですから、15分で確実に次の工程にうつれるように薬やロッドの

選定(コレ大事・・髪にもよりますが全般的に太すぎる)を考えることで
混合ジスルフィドの生成は少なくできるわけです。

 

中間水洗の理由もここにあるわけなんですね。

(標準毛であれば一液タイムを短かくすれば中間リンスでいけます)

また、一剤が残っている状態で酸化剤がついてしまうことで、混合ジス

ルフィドができやすくなってしまうの防ぐ目的でもあるわけです。

 

パーマをうまくかけるってかかり具合だけじゃなくって適正な時間でかける

って事も一つあると思います。

 

もちろん、

アネックスでは、混合ジスルフィドを作らないよう1剤を流すことは当たり前

に行っています(実際行っている美容室少ないですよ)

 

では、また次回(^^

 

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