こんなのを作ってみました。
どうでしょ?
似てます?(笑
あたしこんなに丸くない!!
・・・と一部クレームもありましたが、
アネックスファンが一生懸命書いてくれました。
私はなかなかの出来かと・・思いますけどね。
皆さんいらっしゃた時にでも、評価をしてくださいな(^^
さて、、前回の続きから、、、
まず、混合ジスルフィド。
これは、還元剤によって切られたシスチン結合が、
そのままシスティン2分子となっている状態で、、、
本来、パーマであればロッドの形にずれて酸化されて
シスチン結合に戻らないといけないものが、還元を終
えた還元剤の分子と結合してしまってできるものです。
難しいですか?
髪が本来のしっかりとしたタンパク質で構成されてれば
良いのですが、、パーマ時に余計な成分が新たにできてしまう
、、、わかりやすく言うと癌化したたんぱく質がどうしてもできてしまうんですね。
結局、、髪のシスチンを減らさなければ、髪は元の状態に近くキレイにウェーブが
でやすいわけですから、、、
シスチンが減って、混合ジスルフィドが増えてしまっては弾力のあるウェーブは望め
ません。
正常なたんぱく質より癌化されたたんぱく質が増えては綺麗なウェーブは望めない
ってことです。
んじゃ、、何を気をつけたらいいか、、
混合ジスルフィドは1剤の放置時間だと思います。
通常パーマの1剤は15分~20分を過ぎたあたりで
ガクっとシスチン結合を切る力が弱くなります。
還元力が弱まれば・・・不安定なシスティンは近くにある
何かと手をつなぎたくなってきますね。
隣にシスティンがいれば良いでしょうけど・・・
還元剤であればそれと手をつないでしまいます。
パーマ液が、つきっぱなしって事は毛髪内部には還元剤分子も
たくさんあるわけですから、、
混合ジスルフィドができやすい状態にあるわけです。
美容師さんのよくやる失敗に、、、
大き目のロッドを使い、、、無駄に長いタイムを放置することで
混合ジスルフィドを増やしてしまい、
俗に言う「かかりすぎ」ではないのだけれど・・
「オーバータイム」(美容師さん専語)ということやってしまうことが
ことってあるんですよね。
決してオーバータイムというのは「かかりすぎ」てしまったことを
さすわけではないわけですね。
よくケミカル本なんかに、「かかりが悪くて時間がたってしまった場合、
再度薬を塗布する前に一回水洗しましょう!」
・・って書いてあったりすると思うんですが、
これは無駄な還元剤を流したほうが混合ジスルフィドを増やさなくて
良いってことなわけですね。
ですから、15分で確実に次の工程にうつれるように薬やロッドの
選定(コレ大事・・髪にもよりますが全般的に太すぎる)を考えることで
混合ジスルフィドの生成は少なくできるわけです。
中間水洗の理由もここにあるわけなんですね。
(標準毛であれば一液タイムを短かくすれば中間リンスでいけます)
また、一剤が残っている状態で酸化剤がついてしまうことで、混合ジス
ルフィドができやすくなってしまうの防ぐ目的でもあるわけです。
パーマをうまくかけるってかかり具合だけじゃなくって適正な時間でかける
って事も一つあると思います。
もちろん、
アネックスでは、混合ジスルフィドを作らないよう1剤を流すことは当たり前
に行っています(実際行っている美容室少ないですよ)
では、また次回(^^
美容室アネックス
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