さて、今回は、、、
パーマ技術に関してになります。
美容師さんならご存知でしょうけど、、
パーマは、化学的変化と物理的変化《俗に言う一剤(還元剤)二剤(酸化剤)と
ロッドによる形状変化》を利用しながらウェーブを出します。
つまり、パーマの薬剤の化学変化と髪をロッドに巻く物理的変化のよって髪を曲げます。
一般的に最初の薬(一剤)を放置後にテストカールを行います。
この時に、、、つまり還元終了後に分子再配列が全体として起きるのですが、、、
そのまま次の工程にうつりますと、通常の結合以外にどうしても2次的結合が起きます。
ん~~n、、一般の方にはわかりにくいかな(^^
実は、、酸化後(二剤塗布後)ウェーブの持ちを良くするには、、
1剤の還元剤を速やかに除去して、チオール基の活性を酸性リンスや金属塩などで
封鎖し放置しなければ、この2次的な分子再配列ズレをコントロールできないのです。
これもまたわかりにくいですか(^^
わかりやすく言うと、本来の求める曲りかたで再結合するのがベストなのですが、
関わって欲しくない他の結合も再結合してしまいます。
まだわかりにくいかな(汗
なにを言いたいかといいますと、、、
つまり、テストカール後軟化した髪に酸化剤(二剤)を塗布し、15分ほど放置しロッド
アウトという一般的な美容室の流れでは、ウェーブの形成が思ったよりもダウンしてしまいます。
つまりウェーブがダレます。
このことが、パーマの得意な美容室と苦手な美容室との差になります。
私共は、テストカール後、
パーマの一剤をシャンプーブースにて、きれいに流します。
このことは、、昔から「基本的な理想的パーマ理論」に記載されていたものなのですが、
パーマが流行り日常業務が忙しくなるにつれ、美容室の業務上時間的に手を抜かな
ければお客さんが回らなくなり、実際の営業でこの理論を省くサロンが多くなり、
その後ほとんど無視される状況になってしまい現在に至ります。
私共は、この理想的パーマ諭を大事にし、
理論上では非常に理想に近いパーマを提供しています。
加温パーマのような単なる熱によるブースター効果を狙ったのではなく、
また補修性トリートメントの硬化付着の毛髪強化の併用だけの効果だけではなく、
この2次的な分子再配列ズレをコントロールしながらしっかり実践する事が、ウェー
ブを最大限引き出す要因になっているのです。
書きながら、皆さんに伝わったかどうか?
不安ではありますが、パーマに関して手を抜かないお店だと思っていただけたら
幸いです(^^
では、また・・。
ご予約℡ 042-775-3938